革の話、続き。
たまに、まじめな話もします(笑)
前回はタンニンなめしをご紹介しました。
今回は、クロム鞣し(なめし)について。
クロムなめしは、「塩基性硫酸クロム塩」という鉱物のクロムから作った溶液を使用して、なめしたものを言います。
タンニンなめしと比べると、世界の皮革のほぼ9割がこのなめし方法で革をなめしています。
特に衣料はほぼ全てと言っていいくらいに、使用されています。
タンニンと比べて、こんなに出回るのは、軽く、柔らかく、伸縮性に富んでいるし、何より手間もかからず、ローコストで大量生産できるのです。
ただ、燃やすと有害物質を発生させるので、処分には注意が必要。。。
最近では使用液を何回も利用して、環境に配慮しているようです。
クロムなんて、普段の生活でなかなか出てくるものではありませんが、あの「ニクロム線」は、ニッケルとクロムが結合したものです。
ステンレスは、鉄とクロムの合金。
鉄だけでは水にぬれると錆びますが、クロムを入れることで、ステンレスになり、水にぬれても錆びにくくなりますね。
クロムにもいいことはたくさんあります。
クロムなめしと、タンニンなめしの「いいとこどり」が、混合なめしです。
色々使用してみて、自分に合った革を選んでみてください。
次回は、「鞣す(なめす)前」についてお話します。
たまに、まじめな話もします(笑)
前回はタンニンなめしをご紹介しました。
今回は、クロム鞣し(なめし)について。
クロムなめしは、「塩基性硫酸クロム塩」という鉱物のクロムから作った溶液を使用して、なめしたものを言います。
タンニンなめしと比べると、世界の皮革のほぼ9割がこのなめし方法で革をなめしています。
特に衣料はほぼ全てと言っていいくらいに、使用されています。
タンニンと比べて、こんなに出回るのは、軽く、柔らかく、伸縮性に富んでいるし、何より手間もかからず、ローコストで大量生産できるのです。
ただ、燃やすと有害物質を発生させるので、処分には注意が必要。。。
最近では使用液を何回も利用して、環境に配慮しているようです。
クロムなんて、普段の生活でなかなか出てくるものではありませんが、あの「ニクロム線」は、ニッケルとクロムが結合したものです。
ステンレスは、鉄とクロムの合金。
鉄だけでは水にぬれると錆びますが、クロムを入れることで、ステンレスになり、水にぬれても錆びにくくなりますね。
クロムにもいいことはたくさんあります。
クロムなめしと、タンニンなめしの「いいとこどり」が、混合なめしです。
色々使用してみて、自分に合った革を選んでみてください。
次回は、「鞣す(なめす)前」についてお話します。