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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録⑦ 民主党、姑息から抜けよ!

2008年04月07日 | 浜矩子語録
●報道2001、新装開店
4月6日のフジTV報道2001は、先週をもって竹村健一氏と般若面が共に卒業し、新たな装いとなり、民主党・小沢一郎氏がメインゲストとなった。

軽快な、アコーディオンの音楽に乗って、オレンジとピンク系のファンタジックな水彩動画で番組が始まる。

浜矩子(はまのりこ)は、ジョンブリアンの大きめな襟のジャケット姿。インナーは、同色地のニットで五線譜がプリントされていて、その色柄は番組のオープニングを充分意識したものであった。
銀のネックレスの飾りは、エンポリオ・アルマーニの鷲にも、グリコの一粒300Mにも、或いは十字架に架かったイエス様のようにも覗える、キラリとしたもの。

以下、番組の浜矩子語録
●番組冒頭、社会情勢について
――Q、値上げラッシュは仕方ないか?
――A、まあ、現状では仕方ないでしょう。
 現状の厳しさ、いよいよ格差感が強まるということが展望される雰囲気です。

●ガソリン税
――Q,小沢代表のガソリン税に対する説明は? 
――A、それなりに説得力あるご説明だった思う。
 しかし、この議論に関して私が不思議に思うのは、税金を下げるのが、良いか悪いかという(小さい)話に、どんどんテーマが収斂してしまっていることです。

そもそも民主党は、特定財源というものを一般財源化するかしないかという、かなり大きなところの話で、しっかり論戦を仕掛けるというスタンスだったはず。

(民主党は)これから政権交代を目指して戦闘モードで行くんだという割には、議論が、どんどん姑息なところに、この問題だけではなく色々なテーマについて、あまりにもミクロなところに話が陥っていると思う。
(小沢代表、狼狽して新しいフリップを取り出す)

●日銀人事で、浜矩子満面の笑み!
――Q、日銀人事の民間人起用という中で、浜さんという声もありますが、小沢さんどうですか?
――小沢氏:「そりゃあ、我々の内閣ができれば、賛成しますよ」

(この発言を聞いた浜矩子の笑顔は、初めて見るものだった。照れ隠しで次の言葉が出る)
――A、私は、アラン・グリーンスパン氏に頼んだらいいんじゃないかと思いますけど。

(しかし、すぐに真顔になった浜矩子は)
――A、この問題についても、民主党は原理原則論できちんと押していただきたい。この場合の原理原則は財金分離という問題だと思います。

これは、単なる天下りの話しではなくて、(財政と金融政策が)きちんと責任分担をしていかなければいけない。
財政の都合に金融政策が振り回されてはいけない。

これを担保するためには、いつまでだって(財務省出身者への同意は)断り続けるということを、民主党はきちんと言っていただきたい。
(小沢代表は、このエールを3度も5度も首を縦に頷いた)

●問責決議・解散総選挙
――Q、年金、問責、総選挙に対する民主党の考え方は?
――A、「早く選挙を」と言うのもそのとおりで、そういうふうになって欲しいと私も思います。

そこで、前から言っていることですが、姑息なレベルの議論で政局に追い込むという格好ではない展開で、年金の問題についても正攻法でやるべきです。

私は、民主党が何を考えているのかを示さなくても、野党というのは、与党をいじめるためにあるわけですから、問責決議でもどんどんやって(与党を)困らせていく、そのためには国会が空転したって私はいいと思う。

民主党はどういう格好で何を求めていくのか、一貫性のある、ある意味では美しい政策体系(と聞こえた)をもって与党に迫っていく姿を示してほしい。
あらゆる問題についてそうだと思います。

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