中国情報操作 福田首相大慌て！

中国は、福田康夫首相の五輪開会式出席を胡錦濤主席訪日の条件としたと思われる。
しかし、福田首相が早々と北京五輪開会式出席を決めれば、『内にも外にも弱い人』と認識され、内閣支持率は１０％台前半に急落する可能性がある。

●１日、共同と時事の報道
・共同通信は『福田首相が、中国からの北京五輪開会式招待を受け、すでに４月「出席できると思う」との見通しを中国側に伝えており、胡錦濤国家主席の訪日時に首相が正式表明する方向だ』と報道。

首相、五輪開会式出席へ 中国に見通し伝達(共同通信) - goo ニュース

・時事通信は、『中国は北京五輪開会式に、森元首相と安倍前首相を招待していて、福田首相にも今後、出席を要請する方針。一方、靖国参拝を続けた小泉純一郎元首相は招かれていない。
首相経験者２人を招待するのは、欧州を中心に首脳の開会式出席を見送る動きが広がっていることから、五輪成功を内外にアピールする狙いがありそうだ。』と伝えた。　

森、安倍両氏に出席要請＝五輪開会式、小泉氏は招かれず－中国(時事通信) - goo ニュース

●中国、また“踏み絵”
前２社の報道はいずれも、中国当局のリリースによることから、胡主席訪日前の情報操作であることに疑いはないが、共同と時事の記事に大きな隔たりがあることから、今後２社の報道の受け止め方には要注意だ。

さて、中国は昨年１２月、民主党の訪中団を迎えるにあたり、鳩山幹事長が前月にダライ・ラマ１４世と会談した事の謝罪を踏み絵にした。
又、昨年１１月２８日予定の、民主党とウイグル人の人権活動家ラビア・カーディル氏との勉強会を土壇場でキャンセルすることも踏み絵とした。

同様に、胡主席が数日後に訪日することの条件として、福田首相に対して『五輪開会式出席の事前確約をした』というのが、今回報道の中国当局の根回しの本音だと推測する。

ところで、昭恵夫人をダライ氏と会見させた安倍前首相の招待に踏み絵はないのだろうか？