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黛信彦の時事ブログ

自衛隊機派遣見送り 関係者は反省

2008年05月30日 | 外交
四川大地震の緊急支援物資輸送について、自衛隊機の派遣を見送ることになった。誠に残念なことで、日本側関係者は反省会を開くべきだ。

そもそも中国側から「自衛隊機で輸送をしてくれ、という話だった」というのが問題だ。
原因は、宮本雄二・中国大使と斎木昭隆・アジア大洋州局長の勇み足と、外務省及び高村正彦外相との連絡に疎漏にあったようだ。

更に、28日の町村信孝官房長官の記者会見に慎重さが欠けていたことが最大の要因である。
町村官房は、「中国からの要請は27日、北京の日本大使館にあった。自衛隊のテント、毛布などを自衛隊機で中国の空港まで運んでほしいという趣旨。ただし、自衛隊機による中国国内での輸送活動は想定していない」と、“自衛隊機輸送は中国側が希望した”との趣旨の説明をした。

しかし実態は「テントが欲しい」との中国側の要望に対して、在中大使が「自衛隊機での輸送でもいいか」というやりとりがあったとのことだが、これに対する中国側の返事は明瞭でなかったわけだ。

この勇み足について、29日販売の日刊ゲンダイは”福田内閣、延命策!”などと揶揄している。みっともない話である。
今後、このような不始末があってはならない。関係者は反省会をすべきだ。

自衛隊機派遣を見送り、世論配慮の中国側が受け入れ難色(読売新聞) - goo ニュース

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