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黛信彦の時事ブログ

山岡国対悪言録(4)カネが落ちてりゃ誰でも拾う

2009年01月20日 | 山岡国対悪言録
18日のNHK日曜討論は自民・公明・民主・共産・社民・国新の国会対策委員長が出演し、「どうなる給付金・雇用対策 予算攻防の行方は」が討論された。
以下は、久々の国対委員長の揃い踏みの場で「山岡国対悪言録」の主演である民主党・山岡賢次国会対策委員長が放った悪言録である。

●定額給付金に関するNHKの1月の世論調査で、評価するが22%、評価しないが73%だったが、「支給されれば受け取る」と回答した人が80%を超えたことについて、
「お金が落ちてりゃ誰でも拾いますよ」

●自民党・大島理森国対委員長が「明日(19日)にも、来年度予算案の本体を国会提出すると言ったことについて、 
「そういうご希望を受けたということは聞いていますが、私が国対委員長です。
いいですか?いいですか?
下で話すことは自由ですけど、最終的に国会のことで決定するのは私ですから、ですからですねえ、そんなことは聞いてもいない」

「(民主)党は大きいんですが、いろんな部門があって、いろんな折衝して、いろんな議論があるのは事実です。政調もあります。「こんなことを決めました」と言って記者発表したりしてます。しかし、それがわが党の決定ではないんです。わが党は最終的な手続きを経て決定するんですから、現場の一部でできたことを(与党に)鬼の首を獲ったように言われても困るんです」

※)国民は皆、泥棒なのだろうか?
定額給付金を評価しないけれども支給されれば受け取る人は、道端に落ちているカネを拾ってポケットにしまい込む「泥棒」だと言う。

※)民主党は、開かれた政党なのだろうか?
「国会のことを決定するのは私しかいない」と言うなら、参院国対委員長までもお飾りなのだろうか?
民主党各部門会の決定が「最終的な党の手続きを経て決定する」という民主党のルールは理解できる。それが現場の一部の決定であったことも理解できる。
しかし、部門会の彼らが記者発表したことに責任持てないなら、記者発表すること自体を規制すべきなのではないか?
又、国会議員が国民の代表だとすれば、一部幹部議員が牛耳る民主党の運営方針は山岡氏が「下で」とか「現場」と形容する一般議員と、彼らを選出した支持者を馬鹿にしていないだろうか? 党運営を、一個の民間法人の経営と同じようだと勘違いしていないだろうか?

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