山岡国対悪言禄（5）秘書引き揚げはカネ次第

ときの権力者達は、鳴かないホトトギス（不如帰）をどうしたか？
織田信長は「殺してしまえ」、豊臣秀吉は「鳴かせてみよう」、徳川家康は「鳴くまで待とう」と言うタイプだったと言われている。

１８日のＮＨＫ日曜討論に出演した民主党・山岡賢次国会対策委員長（ヤマケン）は、「（日本国民は皆）お金が落ちてりゃ誰でも拾いますよ」と言い放った。
この発言は、閣僚であれば大問題となるのだが、一党の国対委員長程度だから許容されてしまったけれども、麻生太郎首相の言葉を借りれば「国民は皆さもしい」となる。

朝日新聞は２３日付で
～・～・～　真岡市の福田武隼市長は「支払うことに抵抗はあったが、山岡氏は（秘書を）引き揚げられると困るだろう、ということをにおわせていた。互いに後ろめたい関係だった」と、ヤマケンに４０５万円を渡していたことを認めた。～・～・～と報じた。

ヤマケンが福田市長に対して脅しに使った「秘書を引き揚げるかどうかは、カネ次第」という様な意味の言葉は、山岡国対悪言録に記録される。
ところで、さもしいヤマケンの集金方法は、マルチ業界との癒着など様々だが、この事件は豊臣秀吉型に走ったというところだろうか。

山岡氏へ資金、認める　栃木・真岡市長「要求予想外」(朝日新聞) - goo ニュース