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黛信彦の時事ブログ

小沢氏訪韓 首相と同日は存在感なし

2008年02月22日 | 政治・政局
  民主党・小沢一郎代表は21日、韓国次期大統領・李明博(イ・ミョンバク)氏と会談した。
今回の小沢代表訪韓が、昨年12月の訪中と同じようなパターンで福田康夫首相(25日の大統領就任式に出席し首脳会談に臨む予定)に数日先んじたことについて、毎日新聞は「首相と同日では存在感が薄れるから」と、辛口論評をしている。
小沢代表はダボス会議を三転して欠席し鳩山幹事長に代役を命じたが、李氏の大統領就任式にも鳩山幹事長を送り出す予定だ。

  ところで、李氏との会談で小沢代表は北の核問題について「中国の存在が大きい。まず日韓が連携して北の問題について中国に発言し、解決に向けて努力しよう」と呼び掛けた。
  弊ブログは、小沢代表をはじめとする民主党の外交音痴を批判してきたが、「北の核問題は中国問題」との小沢代表の発言には光明を感ずる。
理由は米朝の接近に反比例して中朝関係は“ぎくしゃく”して来ているとの見方がある昨今、又、1961年に締結された「中朝友好協力相互援助条約」は、03年頃に「中国側は改正を視野に入れた検討作業を開始した」とも言われたが、『どちらか一方の国が武力攻撃を受け、戦争状態に陥った際には、もう一方が「全力をあげて軍事上、その他の援助を与える」と規定』していることの契約は固く守られていて、「中朝友好協力相互援助条約」は「日米安保条約」よりも強い紐帯で結ばれている。小沢代表が言うように中国問題の解決なくして北の核問題が解決されるはずが無い。
  しかし、幸いなことに、太陽政策を隠れ蓑にしてあわよくば統一後「北の核」の取り込みも伺えた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に代わって李氏が大統領に就任することになった韓国、小沢代表の発言の実現に可能性が見えてきたことは事実だ。
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