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黛信彦の時事ブログ

浜矩子語録(125)オバマの不本意男度急上昇

2011年09月26日 | 浜矩子語録

妖艶なエコノミスト・浜矩子は22日、新宿明治安田生命ホールで『責任ある消費行動』について講演した。

その主録は前々編に記録し、本編はその余録(2)である。

 

~・~ オバマ大統領が、2009年の就任演説で「今や、子供じみた振る舞いと決別するべき時が来た」と語りました。

自分のことしか考えない一国主義と決別して、世界に開かれ、世界と共に生きるアメリカになろう、と言ったわけです。

 

私は、「オバマさん、なかなか良いことを言うな!」と思っておりましたが、最近のオバマさんの振る舞いを見ていると「幼稚化してきたな?」と思います。

私は、オバマさんが大統領になったその時から、彼の不本意男化を心配しておりました。

「不本意ながら、不本意ながら」と言いながら、最初言ったこととは別の方向に、ずるずる引っ張られて行ってしまうのではないかと思っておりましたが、最近のオバマ大統領にはそれが出てきております。

 

年頭の一般教書演説ではっきりと感じました。

「本日以降、世界中で新たに生まれる全ての雇用機会はアメリカの中で生まれるものでなければならない」

「これから世界で新たに行われるイノベーションは、全部、アメリカの中で行われるべきものである」

「いずれアメリカを出て行ってしまう外国人の子供たちに高い教育費をかける事はけしからん」

と、非常にびっくり致しました。

非常に不本意男度が上がっている、と背筋が寒くなりました。 ~・~

 

 

※その他の余録

 

●謬

合成の誤謬。誤謬の謬をどう書くか、偏(へん)は言偏、旁(つくり)のほうは一番上に羽田の羽を書いてその下にヘの字を書いて、その下に斜め三本棒を書きます。

 

こんなことを皆さまに縷々ご説明をする必要はないのでございますが、謬の字の事を思うと、私は必ず思い出すある人物がございます。

その人は誰かと言えば、その人の名は、かの、懐かしの○○太郎さんでございます。

○○太郎さんが仮にこのホールの中にいるとすれば、もっともっと細かく説明しないと彼はその文字が分からないのではないかと思いますし、書き方は分かったとしても中身を理解してもらうのが大変のような気が致します。

 

●竹中平蔵

私は、私に掛ける言葉の中で竹中平蔵という言葉はできれば使ってほしくない。

 

●ドル安要因

事実上破綻しているような政府部門を抱えているけれども、日本の国民経済全体としては貯蓄の規模が世界で一番大きい。

アメリカの財政赤字も相当大きいのですが日本に比べれば可愛いものでありますけれども、アメリカは官民合わせて赤字国家、世界最大の借金大国、最大のキリギリス国家。

それに対して日本は、最大のアリさん国家。

この違いがあるから、ドルが安くなって円が高くなるという話になるわけでございます。

(了)


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