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黛信彦の時事ブログ

政府責めて中国擁護は術中

2008年08月08日 | 中国
中国側から、毒ギョーザの原因が中国国内であったとの報告を受けながら、日本政府が一ヶ月近く公表しなかったことについて、産経新聞は“福田内閣の隠蔽体質”だと断じた。

又、野党は政府の「失政」として閉会中審査を求める方針らしい。
民主党の鳩山幹事長は7日の記者会見で、「隠蔽してくれといわれても、事実は事実として公表する、と堂々と主張すべきではなかったか。あまりにも日本政府は弱腰で、福田首相が言うような『消費者に目を向けた政府』とはいえない」と批判した。

小欄は、高村外相の説明、「縛り付きの情報提供というものは、よほどの事情がない限り公表しない。日本に有利な情報を伝えてくれたことを評価し、公表しなかった。(毒物の混入場所について)日本側が言っていた(通りである)可能性が大きくなったと判断されるようなことを通報してきたので一定の評価をした」、で充分だと思っている。

ということは、攻撃の矛先が違っていないか?
特に民主党は、ある意味では自民党よりも“中国との付き合い方”を熟知しているはずだ。
昨年12月、衆参両院議員45名を大訪中団として編成し、ひとり一人が胡錦濤主席に手を握ってもらい、感激の涙を流していたではないか?
しかも、懸案の人権問題・東シナ海ガス田問題については一言も触れることが許されなかった。
更に、みっともないことに、握手会の条件として、昨年10月来日したダライ・ラマ14世と会ってしまった鳩山幹事長が在京中国大使館員から怒られる始末、又11月末に予定していたウィグル活動家との勉強会を土壇場でキャンセルさせられたのではなかったか?
そのような民主党に、この問題で政府を非難する資格は微塵もない。
政府を責めて中国を擁護する民主党の姿勢は、正に中国の術中にはまったと言える。

政府・内閣批判はマスコミに任せて、真相解明を急ぐことのほうが重要だ。
民主党議員、先ず君らは、中国大使館前に集合して、抗議するくらいのことはすべきであろう。

この問題を、またまた政局に持ち込もうとする姑息なやり方は許されない。

中国の要請で非公表 ギョーザ事件、首相も了承(共同通信) - goo ニュース
ギョーザ中毒 揺らぐ安心実現内閣 隠蔽体質露呈 野党追及へ(産経新聞) - goo ニュース

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