シンガー『ナターシャ』のブログ

関西・東京・名古屋・広島、そして台湾もグローバルに歌うシンガーソングライター、jazzシンガーナターシャのブログです

スナック

2008-03-13 | 近況・イベント
私は家でパーティーをするのが大好きだから、今まで数え切れないほど宴会をしてきました。いろんな会に発展するのが面白くて、飲みまくるグループ、踊りまくるグループ・・色々です。しかし、我が家がスナックになってしまったのは初めてでした。

土曜日は「英語でシークレットを読む会」から始まりました。といってもいつもの通りいろんな話をぺちゃくちゃしながらも、しっかりシークレットを読んで「いいこと書いてるね~」とばっちり勉強もし、その後、買出しに行ったり準備をしてパーティー開始。お誕生日と英語の会の一周年のダブル記念パーティー。

総勢11名で最初からお腹が痛くなるほど笑い転げ、美味しいものいっぱい食べて飲んで盛り上がっていたのですが、約1名「カラオケマシンもってんねん」とふざけたことを言う人が・・「うそやん」と相手にしてなかったのですが、マイクらしきものを出してくるではありませんか。「なにこれ?持ち歩いてんの?」「今日だけ」といってる間に、テレビにつながりセッティング完了。

そして次の瞬間、私はテレサテンの「つぐない」を歌っていました。気がつけば灯りが消え、プレゼントにもらった7色に光る電気卵がゆらゆらと誰かが揺らしてコンサート状態。次々とマイクが渡され懐メロ大行進。スナックに我が家が大変身していました。でもカラオケというより、みんなが歌っていたから「歌声喫茶」?

ご近所から苦情が来るかしらん・・という不安もよぎりながら・・というのは、嘘やな。私が一番うるさかったと思います。何が私の琴線に触れたのでしょうか、スナックの空気なのでしょうか、ヤク打たれたみたいにハイになってしまい、椅子の上にのってオーストラリアで買ったアボリジニの棒をカンカン叩いてました。だって立たないと歌詞みえなかったんだもん。

そうなると「酒たりへん」。ということで、ダッシュでセラーから一本ワインを出してきたら「佐々木様から一本はいりました~」というアナウンスが。どこやねん、ここ。

じゃ、最後に一曲みんなで~ということで、選ばれたのが「青い山脈」。え?私と同じ世代と思っていた彼女たちは、実は50才くらい歳ごまかしている気がします。ま、私も勿論歌えますけど。残念ながら「青い山脈」も「りんごの気持ちがよくわかる~♪」の曲もなかったけれど、何かの曲を最後に泣く泣くカラオケタイムが終わり、その盛り上がりの中お誕生日ケーキ入刀しおいしくいただきました。

頭がおかしくなるほど笑いました。「楽しい」なんていう言葉では表せないくらいの一日でした。しかし、あんだけおもろい人たちがよく集まってくるもんです。ほんまに。

あ~でも私はなんであんなに盛り上がったのでしょう。何の血が騒いだのかしらん。あの薄暗いスナックの雰囲気? あれはアルコールの力ではなく、なんだか自分の本質がでてきたような気がしたのですが、じゃあ、それって私はスナックでおっちゃんらの揉み手手拍子でカラオケしているのが一番幸せってこと?

そういえば、大学生の頃、クラブの合宿は旅館を貸しきりで使わせてもらうのですが、誰がつけたのか知らないけれど一室「スナックとしえ」という名前がつけられた部屋がありました。別に私、常駐していたわけではないんですけれど・・。

なんかこの1週間笑ってばっかりであまりにも楽しくって人間変わった気がします。そういう楽しい場が欲しくて、家ではちょっと小さいからカフェやろうって思ったのだけど、でも私はまだまだ常識にコントロールされている気がします。

カフェっていうのはお洒落すぎる、でもスナックがしっくりくるわけでもなく、その間くらいなのかしらん。きっと既存の店にないから自分が創りたいのだとしたら、モデルなんてなくっていいんだしな・・・などなど、もっとブレインストーミングしたほうがいいな。