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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

センセイの書斎(内澤旬子)

2009年04月13日 | 本のこと
センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場
内澤 旬子

幻戯書房 2006-05
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イラストレーターの著者が「センセイ」と呼ばれる方々の書斎に押しかけ
細密なイラストでその書斎の全貌を公開。

間取りや本棚のレイアウト、所蔵する本の種類や本以外のコレクションなどなど
細々と手書きで描かれていて「カッパが覗いた」シリーズを彷彿とさせる。

どのイラストにも必ず書斎の持ち主がおそらく普段独りでいるとき
そのままの空気をまとって登場している。なぜかみんなかわいらしい。

センセイ方それぞれ自分の書斎に思い入れがある中で
わたしの「理想の書斎像」に一番近い形だったのが
津野海太郎氏(編集者)の書斎。

広々した空間の壁面全部が本棚になっているんだけど
ちゃんと窓があって採光もバッチリ。

それにデスク以外のところに椅子がいくつか置いてあって
その場で本をめくってゆったり座って読むことができる。

初めてアメリカで本屋さんに行ったときの感動がよみがえるなあ。
生まれて初めて入ったアメリカの本屋さんはBarnes&Noble
重厚な本棚、落ち着いた色のカーペット、あちこちに置かれたベンチや椅子、
併設されたカフェから漂うコーヒーの香り。

それこそ誰かの書斎に足を踏み入れたようなあの感覚。
あれがわたしの「理想の書斎像」の原点なのです。

わたしの未来の書斎でも、あちこちに椅子が置かれているの。
一人掛けは少なくとも2脚。寝っ転がって読書できるように
デ~ンと巨大なソファが1個。

素材は柔らかく手触り良く、色はグリーン系・レッド系・ベージュ系。

お気に入りのキリムをいっぱい敷き詰めて、暖かな雰囲気にまとめたいな。
書斎さえあれば他の部屋なんていらないかも。

久しぶりに見取り図を描いて遊んじゃお。ぶぶぶ。