MCQs in Travel and Tropical Medicine 3rd edition Section7 (Special Activities)
S7-Diving1
水深とかかる気圧
↓
大気圧(1気圧)+水深1 mごとに0.1気圧増加
S7-2
潜水していられる時間
↓
1-2分
1996年に潜水で133.8m(439feet)潜る記録あり
http://www.youtube.com/watch?v=YTnjNKmXZsg
息止め最長記録は15分02秒
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27320920070810
S7-3
free dive時に過換気によって起こる減少
↓
体内のCO2の濃度を減らす→呼吸中枢に対する刺激を低下→長時間の潜水が可能
低酸素血症に注意する
過換気によって酸素濃度は上昇しない
脳に流入する血液量は高CO2血症、低酸素血症で増加、低CO2血症、高酸素血症で低下
S7-4SCUBA diving ☆
↓
1943年にJacques Costeau and Emile Gagnanによって始まる
一般に40mまでの水深であれば安全? (Deep diverのライセンスが必要ではある)
タンクの中の酸素濃度は一般には通常の酸素濃度なので分圧は155mmHg (0.2気圧)となる
一部0.4気圧程度のものもあり
S7-5
barotrauma (気圧障害)の説明
↓
気圧差により生じる障害
S7-6
barotrauma が起こりやすい場所
↓
水面近くが最も圧格差が起こりやすい
http://scuba.about.com/od/divemedicinesafety/p/Pulmonary-Barotrauma-And-Scuba-Diving.htm
S7-7
てんかんの既往がある人のダイビングの適応
↓
英国では抗てんかん薬の服薬を中止して5年間は痙攣がおきないことを確認する必要があるとしている
http://www.epilepsy.org.uk/research/scuba
S7-8
ダイバーが死亡する原因で最多のもの
↓
溺死
S7-9
barotrauma が最も起こりやすい場所
↓
中耳(59.9%)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=12825881
S7-10
水中を上昇する時に起こりやすいbarotrauma
↓
肺の損傷(水圧の低下に伴い肺胞内の空気が膨張するため)
S7-Moutain Climbing1, 2
AMS急性高山病の定義
↓
頭痛は必ず伴う
急性高山病の定義:(1991 カナダ レークルイーズ会議)
新しい高度に到達した際に起きる(二日酔いに似た)症状。頭痛、及び以下の症状のうち少なくとも1つ以上(全て軽度であれば2つ以上)を伴う。消化器症状(食欲不振・嘔気・嘔吐)・倦怠感または虚脱感・眩暈・意識障害・睡眠障害
身体所見ではなくて症状で診断(必ず頭痛を伴う)
高地に入ってから6-12時間後に出現する
S7-MC2
AMSの頭痛の特徴
↓
初期の症状で横になったり、屈むことで増悪する前頭部の痛み
S7-MC3
急性高山病のリスク因子
↓
アルコールの飲酒や睡眠薬などの鎮静薬の内服
→脱水状態や激しい運動等
性別、年齢、過去の既往、喫煙、体力等には依存しない
High Altitude Pulmonary Edemaは感冒、小児、運動、過去の既往等と関連
S7-MC4
高山病が起こりやすい標高とタイミング
↓
2500mまでは妊婦でも安全
高地に入ってから6-12時間後(36時間まで)に出現する
S7-MC5
高山病の初期治療
↓
対応方法として、留まって休むのが原則
1-2日休んで、症状があるうちは上らない、症状が軽快しても1日に上昇する高度を300mまで
症状が増悪すれば下がる
S7-MC6☆ MC9
高山病で最も効果的な予防薬/治療薬と予防効果
↓
Acetazolamide ダイアモックス
偽薬と比較して発症が14% vs 45%[High Alt Med Biol. 2008 Winter;9(4):289-93.]
125mgを1日2回内服は375mgを1日2回内服と比較してAMS症状の出現率はほぼ同等(24% vs 21%, 偽薬では51%)[High Alt Med Biol. 2006 Spring;7(1):17-27.]
S7-MC7
Acetazolamideの使用方法
↓
同じ標高に留まる場合は上がる1日前から開始して、2日間治療を継続、標高が上がっていく場合には上がりきるまで内服を継続
ただしダイアモックスの予防投与はISMM/UIAAでは推奨されていない
S7-MC8
Acetazolamideの副反応
↓
最も特異的な副反応は四肢抹消の知覚異常
他には多尿や炭酸飲料の味覚鈍麻があり、稀ではあるが嘔気、意識混濁、勃起不全、近視を認める
スルホンアミド製剤であり、ST合剤に交差反応があるとされるため、ST合剤にアレルギーがある場合には注意が必要
S7-MC10, 11
AMS増悪の徴候
↓
高地脳浮腫:
重症急性高山病の最終段階と考えられ、急性高山疾患者に精神状態の変化か運動失調を認める場合。急性高山病症状がない時は両者とも認める場合。
S7-MC12
急激に標高4500mまで上昇すると10%に発生
エベレスト登山者の1.6%に発生
成人よりも小児で6倍生じやすい
寒さ、運動、HAPEの既往、NOシステムの異常もリスク因子
S7-MC13
高地肺水腫(HAPE)の定義
↓
以下のうち少なくとも2つの症状がある。安静時呼吸困難・咳嗽・虚脱感または運動能力低下・胸部圧迫館または充満感。また以下のうち少なくとも2つの徴候がある。肺野でのラ音・中心性チアノーゼ・頻呼吸(>110bpm)・頻脈(>20/min)
S7-MC14
HAPEの治療
↓
・肺高血圧症の改善にはニフェジピン・ジルデナフィル・NO
S7-MC15
HAPEとHACEの頻度
↓
HAPE>HACE
S7-MC16
HAPEの血液循環動態
↓
血中酸素濃度が低下して血管拡張が起こるが、肺では血管収縮が起こる
S7-Diving1
水深とかかる気圧
↓
大気圧(1気圧)+水深1 mごとに0.1気圧増加
S7-2
潜水していられる時間
↓
1-2分
1996年に潜水で133.8m(439feet)潜る記録あり
http://www.youtube.com/watch?v=YTnjNKmXZsg
息止め最長記録は15分02秒
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-27320920070810
S7-3
free dive時に過換気によって起こる減少
↓
体内のCO2の濃度を減らす→呼吸中枢に対する刺激を低下→長時間の潜水が可能
低酸素血症に注意する
過換気によって酸素濃度は上昇しない
脳に流入する血液量は高CO2血症、低酸素血症で増加、低CO2血症、高酸素血症で低下
S7-4SCUBA diving ☆
↓
1943年にJacques Costeau and Emile Gagnanによって始まる
一般に40mまでの水深であれば安全? (Deep diverのライセンスが必要ではある)
タンクの中の酸素濃度は一般には通常の酸素濃度なので分圧は155mmHg (0.2気圧)となる
一部0.4気圧程度のものもあり
S7-5
barotrauma (気圧障害)の説明
↓
気圧差により生じる障害
S7-6
barotrauma が起こりやすい場所
↓
水面近くが最も圧格差が起こりやすい
http://scuba.about.com/od/divemedicinesafety/p/Pulmonary-Barotrauma-And-Scuba-Diving.htm
S7-7
てんかんの既往がある人のダイビングの適応
↓
英国では抗てんかん薬の服薬を中止して5年間は痙攣がおきないことを確認する必要があるとしている
http://www.epilepsy.org.uk/research/scuba
S7-8
ダイバーが死亡する原因で最多のもの
↓
溺死
S7-9
barotrauma が最も起こりやすい場所
↓
中耳(59.9%)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=12825881
S7-10
水中を上昇する時に起こりやすいbarotrauma
↓
肺の損傷(水圧の低下に伴い肺胞内の空気が膨張するため)
S7-Moutain Climbing1, 2
AMS急性高山病の定義
↓
頭痛は必ず伴う
急性高山病の定義:(1991 カナダ レークルイーズ会議)
新しい高度に到達した際に起きる(二日酔いに似た)症状。頭痛、及び以下の症状のうち少なくとも1つ以上(全て軽度であれば2つ以上)を伴う。消化器症状(食欲不振・嘔気・嘔吐)・倦怠感または虚脱感・眩暈・意識障害・睡眠障害
身体所見ではなくて症状で診断(必ず頭痛を伴う)
高地に入ってから6-12時間後に出現する
S7-MC2
AMSの頭痛の特徴
↓
初期の症状で横になったり、屈むことで増悪する前頭部の痛み
S7-MC3
急性高山病のリスク因子
↓
アルコールの飲酒や睡眠薬などの鎮静薬の内服
→脱水状態や激しい運動等
性別、年齢、過去の既往、喫煙、体力等には依存しない
High Altitude Pulmonary Edemaは感冒、小児、運動、過去の既往等と関連
S7-MC4
高山病が起こりやすい標高とタイミング
↓
2500mまでは妊婦でも安全
高地に入ってから6-12時間後(36時間まで)に出現する
S7-MC5
高山病の初期治療
↓
対応方法として、留まって休むのが原則
1-2日休んで、症状があるうちは上らない、症状が軽快しても1日に上昇する高度を300mまで
症状が増悪すれば下がる
S7-MC6☆ MC9
高山病で最も効果的な予防薬/治療薬と予防効果
↓
Acetazolamide ダイアモックス
偽薬と比較して発症が14% vs 45%[High Alt Med Biol. 2008 Winter;9(4):289-93.]
125mgを1日2回内服は375mgを1日2回内服と比較してAMS症状の出現率はほぼ同等(24% vs 21%, 偽薬では51%)[High Alt Med Biol. 2006 Spring;7(1):17-27.]
S7-MC7
Acetazolamideの使用方法
↓
同じ標高に留まる場合は上がる1日前から開始して、2日間治療を継続、標高が上がっていく場合には上がりきるまで内服を継続
ただしダイアモックスの予防投与はISMM/UIAAでは推奨されていない
S7-MC8
Acetazolamideの副反応
↓
最も特異的な副反応は四肢抹消の知覚異常
他には多尿や炭酸飲料の味覚鈍麻があり、稀ではあるが嘔気、意識混濁、勃起不全、近視を認める
スルホンアミド製剤であり、ST合剤に交差反応があるとされるため、ST合剤にアレルギーがある場合には注意が必要
S7-MC10, 11
AMS増悪の徴候
↓
高地脳浮腫:
重症急性高山病の最終段階と考えられ、急性高山疾患者に精神状態の変化か運動失調を認める場合。急性高山病症状がない時は両者とも認める場合。
S7-MC12
急激に標高4500mまで上昇すると10%に発生
エベレスト登山者の1.6%に発生
成人よりも小児で6倍生じやすい
寒さ、運動、HAPEの既往、NOシステムの異常もリスク因子
S7-MC13
高地肺水腫(HAPE)の定義
↓
以下のうち少なくとも2つの症状がある。安静時呼吸困難・咳嗽・虚脱感または運動能力低下・胸部圧迫館または充満感。また以下のうち少なくとも2つの徴候がある。肺野でのラ音・中心性チアノーゼ・頻呼吸(>110bpm)・頻脈(>20/min)
S7-MC14
HAPEの治療
↓
・肺高血圧症の改善にはニフェジピン・ジルデナフィル・NO
S7-MC15
HAPEとHACEの頻度
↓
HAPE>HACE
S7-MC16
HAPEの血液循環動態
↓
血中酸素濃度が低下して血管拡張が起こるが、肺では血管収縮が起こる