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WHOアメリカ地域事務局における風疹の廃除宣言

2015-05-03 | Vaccine トピックス

Americas region is declared the world’s first to eliminate rubella (PAHO)

世界保健機関のアメリカ地域事務局本部(PAHO)があるワシントンD.C.で2015年4月19日、アメリカ地域は風疹廃除を目標とした15年間の対策の結果、世界で最初に風疹を廃除した地域になったと発表した。

国際専門家委員会は排除宣言のための精査を行い、廃除を宣言の要件である3年間以上にわたって、5年連続で風疹や先天性風疹症候群(CRS)の地域流行や伝播の兆候がないことを確認し、PAHOは風疹廃除をプレスリリースで発表した。

英語圏カリブ諸国は、1990年代後半に青年および成人に対して大規模な風疹予防接種キャンペーンを実施し、PAHOからのワクチン調達支援は、ワクチンのコストを下げることにつながった。 その方針は、1998年から2008年にかけて、32の国と地域で2.5億人の青年および成人に対して麻疹風疹の予防接種をすることを可能にした。

風疹と麻疹排除に取り組んでいる他のグループとして、米国およびカナダの保健当局、麻疹·風疹イニシアチブ、いくつかのNGOが含まれる。
 

1994年、PAHOの加盟国は2000年までに麻疹を排除する目標を設定し、2003年、2010年までに風疹を廃除するを目標を立てた。

Carissa Etienne PAHO事務局長は、「風疹との戦いは、15年以上を要したが、21世紀となって最も重要なアメリカ全地域での公衆衛生上の成果の一つを達成することで報われた」と述べた。 PAHOが風疹の集団予防接種を開始する前には、地域で毎年約16,000〜20,000人の子供が、CRS関連の先天性欠損症を持って生まれたと推定されている。

風疹とCRSはアメリカから排除された第三及び第四のワクチンで予防可能な疾患である。公衆衛生対策により、1971年に天然痘が、1994年に麻疹が廃除された。

Margaret Chan WHO事務局長は、「3年前にWHO総会で、Global Vaccine Action Planとして、風疹を2015年までに2つのWHO地域事務局から廃除する目標を立てた。この目標を最初に達成したアメリカ地域を祝福する」と述べた。

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