As Saudi MERS total grows, study hints at increased transmissibility (CIDRAP News / Sep 09, 2015)
サウジアラビアの農業省がラクダ検体の検査結果について2015年9月7日に公表した。
コウモリやラクダが、ウイルスの宿主であると考えられているが、動物の保有宿主や中間宿主については完全に同定されていない。
農業省畜産課長によると、200人の獣医を含む40のチームが8000頭のラクダから32,000検体を調査したところ、81.5%のラクダにMERSウイルスの抗体が認められ、3.3%からMERSウイルスが検出された。サウジアラビアにいる23万3千頭のラクダのうち、推計7,700頭がMERS-CoVを感染させる可能性がある。
課長によると、この調査結果によってラクダとウイルスの関係を確認できたが、ラクダからヒトにウイルスが伝播するかどうかの論争の結論とはならない。どのようにラクダがウイルスに感染しているのか、他の動物から感染しているのかについて調査を進める方針。