蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

「時の風は疾風のごとく」ダイナミックなステージを目指して♪

2021年07月18日 23時56分22秒 | 日記

10:30からキッズの抜き稽古♪

基礎練習→ダンスフォーメーション→ダンス練習→シーン稽古

今日は、キッズと絡みのあるベンさんが来てくれた。

ベンさんは安曇野からの参加なので
できるだけ稽古時間を取りたかったけど
芝居の稽古は僅か20分しかできず💦

不平を言わず対応して下さることに感謝!

辰野町のキッズも元気だけど
長野のキッズも元気いっぱい❣

子どもたちからエネルギーをもらってます♪

私は稽古開始と終了の時の挨拶を大切にしている。

爽やかな大きな声で、良き姿勢、良き笑顔で挨拶をする―

けど、未だきちんと挨拶できないキッズが・・・

きっと身体ではなく内面の問題。
いったい何が邪魔してるんだろうか・・・

暫く様子を見つつ対応していこう。

午後からは中学生以上のメンバーの全体稽古。

基礎練習→ダンスフォーメーション→シーン稽古2つ

今回の出演者は総勢61名‼

ダンスシーンに出演しないメンバーが数人いるけど
ほぼ全員が踊るオープニング&エンディングダンスは
ステージが狭いため、チームごとに踊るパートを決めて
順番に踊ってもらうことにした。

全部踊りたい、もっと踊りたいと思う人もいることでしょう。

けど、狭いステージで大勢で踊るのは非常に危険。

広い舞台なら何の問題もないのだけど・・・

ダンスが上手な人や選別メンバーには長めに踊ってもらうため
そのメンバーから漏れたことに対して
悲しい思いをしている人がいるかもしれない。

エンディングのフォーメーションは
8月に入ってから決めるので
その時に明らかに上達していれば
位置を変える可能性もあるため
頑張って稽古に励んでほしい。

セリフ量が少ないことを残念に思っている人もいるようで・・・

けど、よく台本を読んでください。

一般参加の皆さんは、個人のセリフは少ないけど
出番は多く、発言する場も多いんだよねー

やる気が強ければ強いほど
悔しさや悲しさを感じるものだ。

私もかつて何度もそんな思いをしたっけ。

ただ・・・

素直な心で取り組む人は、どんどん成長するが
不平不満を増幅させると
心を腐らせ、成長を鈍らせてしまう。

これ、どんな世界でも同じ。

だから・・・

今の悔しさをバネにして
稽古に励んでくれることを切に願う。

そして、選ばれた人たちは
悔しい思いをしたメンバーのためにも
真摯に稽古に励んでもらいたい。

キャスト全員が輝くダイナミックな舞台
それが、夢幻工房がつくる市民劇💛

そのための創意工夫を凝らしていきます‼

あーお客様がもっともっと大勢観に来てくださって
大きなステージで上演できるようになれば
みんなに思う存分踊らせてあげられるのになー

いつの日かそんな日が到来することを祈ろう‼

17:00過ぎに稽古を終えてMA会場へ。

市民劇の稽古が始まると
MA参加者が減りがちだけど
今日は市民劇メンバーがかけつけて
ジャズダンス、殺陣、表現を楽しんだ。

みんな体力あるなー

殺陣シーンに出演するメンバーにも
MA殺陣を受講してほしいなーと思っているが
MAはあくまでも自由参加なので・・・

上達したい人はMA殺陣もぜひ‼


「天翔ける蛍」キャスト発表 in 辰野町

2021年07月17日 23時04分06秒 | 日記

まゆりんが朝、印刷台本を届けてくれた。

ありがとうm(__)m

助かった~

8:20、出発。

辰野町までは高速道路を使っても90分ぐらいかかる。

今日から午前中はキッズ、午後は一般の稽古が始まるのだ。

土曜が辰野、日曜が小布施・・・

こりゃ体力がつきますねー

行楽客が多いせいか、高速道路の車数が多い。

が、渋滞はなくて、遅刻せずに会場入りできてホッ。

最初、キッズは3人しかいなくて

 うーん・・・どうしよう・・・

と悩んでいただけど、実行委員の皆さんの頑張りで
8人に増えました~

 

今日は都合がつかずお休みの子も。

みんなとっても元気‼

演劇未経験の子ばっかりだけど
臆せず楽しんで取り組める子たちばかりで
これからがすっごく楽しみ~~♪

教えている私も楽しいし
ケンジも同じこと思ったらしい。

あ、そうそう。

今回参加することになった“はじめちゃん”が
キッズ稽古を見学に来てくれて💛

彼も、キッズたちに演劇を通して表現を教えているので
うちの活動に興味を持ってくれたのかも♪

帰り際「どうでした?」と聞いたら
「面白かったです。また参加します」と。

いいねいいねー

こうやって輪が広がっていくといいなー

12:00、キッズ稽古終了。

今日は実行委員のてる子さんがお弁当を作ってくださった。

それが凄いお弁当でマジびっくり‼

あ、お弁当の写真を撮りそびれた😢

まるで、料亭の仕出し弁当みたいで・・・

しかも、デザートはスイカ♪♪

超甘かった~

本当にご馳走さまでした。

けど、美味しすぎて、食べ過ぎてしまった💦

食べ過ぎると眠くなってしまい
稽古に集中できなくなる可能性あり。

実際、今日の稽古時、ケンジはかなり睡魔に襲われたそうで。

次回からは🍙で大丈夫です、とお伝えした。

私はなぜか全然眠くならなかったけど。

昨夜の睡眠時間は2時間・・・

さすがに最近は完全徹夜が厳しく
以前のように頑張れなくなってきて
昨日も2時間は寝ることにした。

 年だなぁ・・・

と、感じる時もあるが

 まだまだ頑張れる

とも思う。

徹夜をせずに、仕事を回すことが出来れば良いのだ。

 

午後の一般の稽古は、基礎練習後
台本を配布して、キャスト発表!

まずは本読みをして、その後、演出方法などの説明。

 

演劇初参加の方が圧倒的多数で
長いセリフを覚えていただけるか心配だと伝えると

 やります!
 頑張ります!

と言ってくださって、思わず感激‼

もし覚えるのが困難な場合は
人形浄瑠璃的な手法でいこうかと考えていたが
その必要はなさそうだ。

連日の台本執筆と睡眠不足で疲れてはいたが
皆さんの元気とエネルギーに触れて
稽古中は全く疲れを感じなかった。

ありがたや~~

16:00、稽古終了!

次回の稽古には、完成台本を渡さねば・・・

長野に急いで帰って、18:00からはキッズの稽古。

うちのキッズも、いつもながら元気♪

19:00からは研修生の稽古。

稽古はケンジとまゆりんに頼み
私は一人のキッズと面談。

たまにやってます、面談。

思春期っていろんなことがあるんだよね。

対話して子どもたちに寄り添いつつ
言うべきことは伝える・・・それが私の主義。

親以外の、学校の先生でもない
大人の存在って子どもにとって大事なんじゃないかと。

昔は「雷おやじ」とか、口うるさいおばさんとか
ご近所にいたよねー

今はご近所付き合いが減って
世代間交流をする機会も減少。

劇団(演劇の稽古場)は世代間交流するのに
打って付けの現場だ。

稽古場は必死な大人を見ることもできる。

必死な大人の姿を見せることも
教育の一つなんじゃないかと・・・

一生懸命とか必死とかが
どういうことか記憶にないと
いざ自分が必死になろうとしたときに
必死のなり方がわからない、なんてことも。

記憶にないことは出来ないのが人間なんだよねー

 

面談が終わって、稽古に合流。

研修生たちは、先日の若手公演の時に
やりきれなかったシーンを繰り返し稽古して
もっと高みを目指そうとしている。

いいことだねー

私からも少しだけアドバイス。

そうしたら、演技が変わった‼

アドバイスだけで演技が変わるというのは
階段を一段上がった証拠だ。

今まではやって見せないと変わらなかった・・・

これからが楽しみな研修生たちです‼


小布施北斎ホールシアター2021 タイトル決定❣

2021年07月16日 23時46分57秒 | 日記

ようやく小布施北斎ホールシアター2021のタイトルが決定❣

 福島正則三部作 第2章
 時の風は疾風(はやて)のごとく ~福島忠勝伝~

この企画は、小布施町文化事業活性化実行委員会の主催事業。

脚本は私が書くが、毎年タイトルは
実行員会と制作担当のドリーム・コンシェルさんが決めている。

台本は7月初めに脱稿していたが
タイトルの命名が難航💦

私自身も今一つしっくり来るタイトルが思い浮かばず
今週月曜に先方からタイトルが届いたが
どうもピンと来なくて
もう一度考えていただけるようお願いした。

そして、ようやく皆が納得するタイトルが降りてきて・・・

いかがですか?このタイトル。

私は気に入ってます。

あ、辰野市民劇のタイトルも気に入ってますよー

タイトルって大事。

お客様との初の出会いはチラシ。

そのチラシに掲載されているタイトルを見て
お客様は劇場に出向くかどうか判断するんですよね。

もちろんチラシの画像も大事♪

今回のチラシ画像もShiNya君が描いてくれているらしい。

チラシ製作はMさん。

出来上がりが楽しみ~~

日曜の稽古時に、台本の表紙を再配布♪

みんなの反応が楽しみだなー

明日は辰野町市民劇の稽古。

台本は一幕終わりまで、何とか執筆。

最後まで書きあがっていないけど
明日はキャスト発表を行い
本格的な稽古に入っていく予定。

難しい時代の台本だけど
楽しくわかりやすく賭けたんじゃないかと・・・

あ、悩んだ末、タイムスリップを使うことにした。

劇団本公演「維新の彗星」もタイムスリップ物だったが
今回は、それとは異なる脳内タイムスリップにしてみた。

本番は11月6、7日(土、日)

会場は高徳寺(辰野町)本堂

お寺の本堂で上演させていただくのは
旗揚げ公演以来20年ぶり♪

境内では何度か行ったことがあるけどねー

野外や大ホールのように広くないので
演出プランに制約があるけど
きっと面白くなりますよ~~

明日の稽古が楽しみだ(*'▽')

あ、ぎりぎりまで台本執筆をしている私のために
まゆりんが明朝印刷してくれることになりました。

ありがとう、まゆりん💛


テーブル稽古~殺陣稽古

2021年07月15日 22時26分01秒 | 日記

ふぅ・・・

このBlog、一度書いたのに、なぜか消えた😢

なので、二度目の投稿。。

なぜ消えたのか理由がわからないけど
何かの操作を誤ったんだろうねー

今週中に何としても辰野町の台本を書き上げようと
必死に取り組んでいるが、進みが悪く絶望的な状況💦

せめて区切りの良いところまで書き上げねば・・・

そんなわけで、今日の稽古は
20:30で早退させてもらうという約束で
稽古場に向かった。

本格的な平日稽古初日ー

まずはテーブル稽古。

木曜の早い時間帯は主要メンバー中心の稽古。

今日はマナブンさんのご都合がつかず
岩ちゃんとマンツーマンの稽古になった。

あ、岩ちゃんは、初の福島正則役でして。

4年ぶりの舞台復帰ということもあり
本人は少し不安があるようで・・・

けど、時代背景や正則公の人物像、性格
他の登場人物との人間関係、前提条件などを
ディスカッションしていったところ
理解が深まったようでホッ💛

これからの稽古が楽しみだ。

私が岩ちゃんとテーブル稽古をしている間
後半の時間帯に稽古をする忍びメンバーが
ケンジの指導で基礎訓練。

この写真を見ると、遊んでるようにも見えるけど・・・

参加者の間で
ケンジの指導が丁寧でわかりやすいと
評判になっているらしい。

良かった!

彼は主演でありながら、殺陣の振付の他
ダンス・演技指導、制作担当としての務め
大道具・小道具・映像製作
パンフレット製作など多種多様な仕事があり
大変だとは思うけど、そのおかげで成長は速い。

演劇中心の生活が可能な環境だから出来る技だよね。

これまで私がやって来た仕事を
少しずつケンジに手伝ってもらいながら
ようやく昨年あたりから
パンフレット製作の殆どを
ケンジがつくれるようになって
私は本当に大助かり。

公演パンフレットは、本番時に
お客様に配布する冊子のため
公演の一週間ぐらい前までには
絶対に仕上げねばならないんだけど
本番直前はマジ多忙で
睡眠を削りながら頑張って来たが
今年還暦になる年齢と考えると
この生活は寿命を縮めるだけだよな・・・と。

そんなことを思い始めた時
ケンジがやってくれるようになって
これで、少しは寿命が延びたかな?

 

岩ちゃんとのテーブル稽古が終わって
次は忍びメンバーのテーブル稽古。

今回の忍びはちょっと特殊で
これまでの忍びとは異なる。

時代背景、忍びの役割や関係性
前提条件の大切さを伝えていく。

半数が初舞台のメンバー。

どこまでわかってくれたか不明・・・

質問もあまり出なかったし。。

本当は闊達なディスカッションが出来るといいんだけど
先輩たちもあまり発言しないので
私が一人でしゃべる感じになってしまったのが残念。

みんなともっと対話ができるようになるといいなー

岩ちゃんは一人で黙々と稽古していた模様。

20:30に稽古場を出る予定だったけど
出たのは21:00💦

残りの時間は、ケンジに稽古を託して
私は自宅に戻って台本執筆!

どこまで書き上げられるかな・・・
ギリギリまで頑張ろう‼


辰野町「寺子屋シアター」プロジェクト タイトル決定‼

2021年07月14日 18時06分37秒 | 日記

辰野町「寺子屋シアター」プロジェクト市民劇の
タイトルがついに決定‼

 天翔ける蛍 ~樋口次郎兼光物語 其の壱~

辰野町は「ほたるの里」として有名なのです~

ほたる童謡公園と言う名の公園があり
毎年「ほたる祭り」が開催されています。

辰野へ行っているのに、稽古だけの往復で
お祭りに行くことが出来なかったのが残念😢

 

この作品はタイトルの通り
平安時代末期、辰野町の領主だった
樋口次郎次郎兼光公の物語。

「其の壱」としたのは
実は、三部作になる予定でして・・・

この企画は3年間継続していくため
三部作として提出することになった。

毎年、会場が変わり、来年は野外?という話も!

夢幻工房は18年間、野外劇(市民参加)を継続してきたが
今は予算的な問題があり、ホール公演になってしまった。

野外の解放感とダイナミックさは
ホールでは体験できない。

野外劇は様々な面で本当に大変で・・・

雨、風、日照り、暑さ、熱中症・虫よけ対策
何もないところにステージをくみ上げ
イントレを組んで照明を吊るし
音響と照明の音源は電源車からとって
テントをいくつも立てて、控室や受付をつくり
テント用の重しとして土嚢を山ほど運んで
客席の椅子は近くの学校からお借りして
みんなでトラックで運搬して・・・

思い出しただけでも汗が出てくるけど
あの壮大なステージは癖になるんだよね。
またいつかやってみたい・・・

来年、もし辰野で野外劇を行うとしても
夢幻がつくった野外劇とは異なり
規模は小さめになるかと・・・

何しろ予算がないので・・・

それでも野外劇の面白さは
きっと体感していただけるだろう。

まずは今年の舞台を成功させねば・・・