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蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

アーティスト♡越ちひろさん「お絵描きWS」in 長野市芸術館

2018年12月15日 23時30分45秒 | 日記

今日は朝から長野市芸術館へ♪

私が所属している長野市芸術館サポーターズ倶楽部が主催する
「お絵描きワークショップ」のお手伝い。

講師は千曲市在住の越ちひろさん♪

 

内在するエネルギーを感じる素敵なアーティスト♪♪

一昨年から倶楽部の一員として
司会担当で携わっているイベントだ♪

対象は小学生(保護者同伴)
参加者は60名

ちひろさんにご指導いただき
発泡スチロールの球体にペイントして
クリスマスツリーに飾るクーゲルを作っていく。


一昨年から意気投合しているちひろさんと
今年もお会いするのを楽しみにしていたけど
須坂☆キッズシアタープロジェクトの稽古とモロ被り(><)

イベント担当O君に相談して
司会を劇団員サリアにスイッチ。
私も、ちひろさんや倶楽部メンバーに
サリアを紹介がてら、午前中だけお手伝いをして
須坂に向かった。

サリアから無事盛況のうちに終えたと聞き、ホッ。

これ、サリアに送ってもらったツリーの完成写真♪

天井にもペイントされたクーゲルがいっぱい♪♪

長野市芸術館の交流スペースに展示されています!!
皆さん、お近くに行かれた際には是非お立ち寄りください。

ご参加いただいた皆さん、誠にありがとうございましたm(__)m

このイベントのために準備を重ねてくださった
サポーターズ倶楽部の皆さん
ご協力をいただいた長野西高校の皆さん
清泉短期大学(大学?)の皆さん
司会を引き受けてくれたサリア
本当にお疲れ様でした!

そして、ちひろさん
今年もありがとうございました!(^^)!

ちひろさんは、絵はもちろんのこと
人としても素敵なアーティスト♪

いつかちひろさんのアートと演劇のコラボできたら…と
密かに目論んでいる(*^^*)

このサポーターズ倶楽部の目的は
芸術館を盛り上げること。

ご興味のある方は是非お声がけくださいm(_ _)m

 

須坂☆キッズシアタープロジェクトは
稽古日数が残り4日間。

今日はボーカリストのmiyu*さんが
子どもたちの歌唱指導にいらしてくれた。

miyu*さん、ありがとうございましたm(__)m

覚えている歌は、とても元気でパワーがあるけど
自信がない歌は、頼りな気な歌い方になってしまう。

当然だよねー

まずは覚えよう。

歌詞とメロディを覚えて、歌詞をイメージできるようになると
楽しんで歌えるようになる。

科白も同じ。

覚えたてのセリフを言うだけじゃつまらない。

楽しくなるのはその先なんだよねー

科白は、自分とお友だちとの、言葉と感情のキャッチボール。

会話が成立するようになると
演技するのが俄然楽しくなる♪

まあね。。
そこまでいかなくても、みんな楽しそうだから
これはこれでもいいか(^-^;

初めて演じる子たちが、この短期間で
どこまで山を登ることができるか・・・
楽しみ楽しみ~

終了後、長野市に戻り、キッズクラスと青年クラスの稽古。

夢幻のキッズたちは、いつも元気。
全部で6人いるが、うち4人は須坂キッズにも参加している。

この子たち、須坂で3時間稽古した上に
キッズの稽古に参加しているんだけど
全く疲れた様子がない。

夏の野外劇の時もこのパターンを乗り切った子どもたちだもんね。
野外の稽古に比べれば、楽かもしれない。

元気があり過ぎて暴走することもあるが
少しずつTPOも理解しつつある。

これからが楽しみなキッズたちだ。

青年クラスは通常通りの基礎訓練を行い
その後、劇団本公演台本の本読みを行った。

研修生は劇団本公演に出演しないが
ちょっとした企画を検討中。

そのための本読みでした~♪

詳細が決定したらお知らせしますので
どうぞお楽しみに(^^♪


戦争~終戦~黙とう

2018年12月14日 15時51分26秒 | 日記

3週間前ぐらいだったかな。

須坂☆キッズシアターに参加している子どもたちと
時代背景についてのディスカッションをした時の話。

須坂藩第13代藩主のお殿様「堀直虎」公のお誕生日は
1836年8月16日

8月16日と言えば・・・

終戦の日(8月15日)の翌日

残念ながら終戦の日を知っている小学生はほんの僅かだった。

で、黙とうを知っているか聞いてみたところ
流石に5,6年生は知っていたけど中学年以下は殆ど知らない。

江戸時代末期は、他国との戦争は行わなかったが
内乱は続いていた。

江戸時代以降、日清・日露戦争、第一次世界大戦
第二次世界大戦を行い、多くの国民の命を失った。

終戦の日から73年と4か月・・・

これは虚構でも絵空事ではない。
今の小学生たちのおじいちゃん、おばあちゃんが
実際に体験した歴史なのだ。

戦争の恐ろしさを知らない子どもたちが
平和が大切であることを字面で刷り込まれていく

 なぜ戦争反対なのか

 なぜ平和を求めるのか

 本当の幸せとは何か

小学生は知識が足らないだけで
興味を持てば思考することはできる。

大人のように予定調和を考えたり
言葉を選んだり、空気を読んだりしないから
シンプルに素直に考えることができるかもしれない・・・

 

子どもたちには、上記のディスカッションをしながら
日本が戦争を行っていたこと
終戦の日が8/15であること
直虎公の誕生日がその翌日であること
亡くなった人の冥福を祈って黙とうすることなどを
伝えたが、半数が理解したかどうか・・・

73年前の戦争で多くの命を失い
その戦争の傷跡が今も深く根を下ろしていて
それが原因による国内・外交摩擦が続いている。

今の小学生にとっても他人事じゃないんだよね。

機会を見つけて、親や近くにいる大人たちが
戦争を含むこれまでの日本の歴史を伝えることが
日本の未来を背負う子どもたちを育てることに
通じるのではないかと、私は思っている。

知らないほうが幸せ、という考え方もある。

が、知らないのは恐ろしいと感じる事もしばしば。

子育てに正解はない。
子どもによって興味を持つこと
楽しいと思うことが違うしね。

生活の中で、色々な価値観に触れる機会があり
思考・判断する習慣が自然と身に着くといいなぁ~と。

直虎公の人生を考える上でも外交(戦争)は一つのキーワード。

第15代将軍徳川慶喜公が大政奉還をして
政権を天皇にお返しした後
直虎公は外国総奉行という大任を拝した。

幕府の未来に暗雲が立ち込めているときに
直虎公は今でいう外務大臣になった。

どんな思いで引き受けたのか。

世界と日本と須坂の民と・・・

想像でいいの。
想像することが大事なの。

本当の気持ちなんて、直虎公にしかわからないんだから。

ただ想像しろって言ったって、材料が揃わなければ
リアルに想像することはできないんだよね。

想像しながら創り上げていく演劇というソフトは
想像力が失われてしまった現代に生きる人たちの
想像力向上プログラムになり得る。

須坂☆キッズシアタープロジェクトの本番まで
残すところ3週間・・・
想像する面白さを体感する場にしていきたい。

 


異なる4会場の演出は・・・#山月記 #TORA #中島敦 #松本 #上田 #飯山 #長野 #演劇

2018年12月13日 23時45分40秒 | 日記

「奇想 山月記 TORA」の演出プランを作成中。

大まかなセット移動と、音楽関係は終わったが
肝になる「ここぞ」の演出プランが難航中(^-^;

イメージはある。

が、それを具現化していくための手法と
身体表現と声と音楽と材料と・・・

いつもネックになるのが予算(^-^;

限られた予算内でベストを尽くす!

お陰で脳みそは随分柔らかくなったかな(笑)

今回は更にキャパや機構が異なる4会場で上演するため
どの空間にもフィットする演出が必要。

ある程度方向性が定まったところで
昨日、稽古場でキャスト陣にイメージを伝え
彼らからもアイディアを出してもらうことにした。

メンターさんに作曲していただいた
舞台音楽を聴きながら
あれやこれや動いてみてもらう。

徐々にぼんやりとしていた輪郭が姿を現し始めた。

うん・・・これなら行けそうだ!

私はTVでも見ることができる
リアルなストレートプレイがメインの芝居よりも
生の舞台でしか見ることが出来ないユニークな舞台が好き。

これは好みです☚キッパリ

私が言うユニークは、非常に幅が広い。
◎身体表現
◎声
◎歌、ダンス
◎音楽
◎舞台美術
◎小道具
◎衣装
◎ヘアメイク

要するに欲張りってことだわ(汗)

演劇、特に創作する過程においてかなり強欲。

その分、他の事柄に関する欲が少ないのかもねー

 

さて、これで必要な資材を購入することが出来る。

 

ってなわけで、今日は早速資材探し。

と言ってもネットだが。。

長野市内には私が欲しい布を販売している生地屋さんがない。

今や大抵のものがネットで購入できるが
問題は手触りでと色合い。

写真だけで購入すると手痛いしっぺ返しを食らう。

なので、生地に織り込まれている糸を調べ
出来るだけリアルに想像するのだ。

糸も種類が多く、一朝一夕に覚えられるものではないが
この20年間、少しずつ蓄積した記憶のおかげで
原材料を聞いただけで、イメージすることが出来るようになった。

ネットで材料や生地、色、デザインを見て
ある程度目星をつけた上で
在庫確認の電話をしてみた。

店員さん(もしかしたら店長さん?)が電話口で
「ネットに上がっているもの以外の商品も倉庫に行けばある」
と。

そういわれたら、倉庫にある商品を見たくなっちゃうよねー

生地の厚さやデザインをお伝えして

 ぜひ見せてください

とお願いしたら、その業者さん
早速倉庫に行って生地写真を送ってくださった。

有難いなぁ~

こういう業者さんとのご縁は大事にしたい。

ネットでのやり取りは、顔が見えないことが多いけど
こういう出会いもあるというのが本日の収穫=^_^=

電話から始まるご縁・・・だね♡

 

 


須坂☆キッズシアタープロジェクト発表会に向けて

2018年12月12日 13時47分02秒 | 日記

10月末から始まっている『須坂☆キッズシアタープロジェクト』

主催はドリーム・コンシェルさんで
理事長の杉本さんからご依頼をいただいた企画。

江戸末期に生きた須坂が誇るお殿様
須坂藩第13代藩主「堀直虎」公のお芝居を
小学生だけで演じちゃうという
とってもチャレンジャーなステージ♡

この企画は昨年、須坂市の三木市長との対話から浮上。

昨年4月に須坂市メセナホールで上演した
堀直虎没後150年記念公演「Straigt Tiger 直虎」を大成功に終え
この舞台を継続上演してほしいという声が上がったが
毎年上演するというのは様々な点で難しい・・・

では、小学生に須坂の歴史や直虎公を知ってもらう意味で
子どもたちだけで、このお芝居を作ってみては?
という提案をさせていただいた。

その時、杉本さんも同席していて

 それ、いいですね!

三木市長も

 いいですね!可能ならぜひ!

と意見が一致。

杉本さんがこの企画の実現に向けてかけずり回ってくださり
ついに企画が実現する運びとなった。

実はこのキッズ企画、数年前は小布施町長に
一昨年にも須坂市長のお話させていただいたことがある。

私は、子どもたちが地元の歴史を知り、地元愛を育むのに
演劇は有効なのではないかと、ずっと考えていた。

子どもたちが演じながら、歴史を理解したり覚えたり
お殿様の偉業に感動したりする、そんな舞台・・・

けど、多忙を理由に、実際に脚本に起こすところまでは至らず・・・

それが、今回杉本さん始め市長、須坂市教育長、田中本家博物館の元館長さん他
たくさんの須坂市の皆様のご支援を賜り、始動する運びとなった。

コンセプトはとても良い。

が、いざ子どもたちが理解して楽しんで演じることができる時代劇・・・
と考え始めると、これがなかなか手ごわくて・・・

特に江戸末期~明治維新は、大人でも理解するのが難しい用語が多い。

参勤交代、尊王攘夷、勤皇、倒幕、鎖国、開国、直訴、藩政改革、軍制改革
大政奉還、王政復古の大号令、切腹、江戸開城etc・・・

何よりも江戸時代の生活を子どもたちにイメージさせたい・・・

で、ようやく方向性が定まり、基本になる台本を執筆。
小学生が等身大で演じるために選んだ手法は“劇中劇”方式♪

11月から本格的な稽古が始動して
小学生たちの意見を取り入れながら
ワイワイガヤガヤ進行中。

等身大のキッズたちが
直虎公の生き方を知り、時代を知り
感じたこと、覚えたことを
歌やダンス表現をまじえながら
明るく元気よく発表する・・・そんな発表会になりそうだ。

期間と稽古日数が少ないが
子どもの潜在能力は計り知れない。

参加キッズたちは、どの子も前向きでやる気満々!

稽古場はとっても明るい雰囲気♪

子どもたちから元気をもらって、私の元気も倍増(笑)

きっと楽しいステージに仕上がる、はず!(^^)!

演技サポートは、劇団員3人が入ってくれている。

4人で精いっぱい子どもたちのサポートをして
1月6日の発表会に臨もう!(^^)!

 


音楽打ち合わせ~バイオリニスト♡牧 美花さんと~

2018年12月11日 11時32分54秒 | 日記

昨夜は、劇団本公演「奇想山月記 TORA」の音楽打ち合わせ。

今回もバイオリニスト♡牧 美花さんとコラボしつつ
空間イメージを創作していく。

『中島敦の会』さんとの出会いから
同会が開催された「中島敦歿後75年記念 SPレコードコンサート」情報を入手。
副題は「中島敦の愛した音楽たち」

中島敦さんが愛した音楽を何曲か知ることができた。

この情報を知る以前に台本を執筆した私は
時代背景や中島氏の経歴から
何曲か音楽をセレクトし
劇中音楽に取り入れることに決めていた。

中島先生が愛した曲リストの中に
私がセレクトした曲もあってビックリ!

と同時に飛び上がりそうになるくらい嬉しくて(*^^*)

方向性は間違っていない・・・そんな確信の裏付けにもなった。

その曲は、2012年の初演時にも牧さんに生演奏をしていただいた曲
「ツィゴイネルワイゼン」
スペインのバイオリニスト、サラサーテが作曲した音楽。

有名な曲だよねー
非常にドラマチックで力もある
下手に使えば、芝居が負けてしまう可能性も孕んでいる。

私が演劇に音楽を使用するのは
世界観やイメージ、空間をつくるため。

リアルな舞台美術がなくても
適切な音楽が流れれば
お客様がイメージを補完して観てくれる。

 

牧さんとの打ち合わせは5時間に及んだけど
全てのシーンの曲目を決めることができ、ホッ。

牧さん、長時間お疲れ様でした!

メインテーマ曲は、今回もメンターさんに作曲を依頼し、既に完成済み。
エネルギーのあるイメージ通りの曲♪

メンターさん、いつもありがとうございます!

 

さて、これで音楽プランはほぼ完了。
あとは芝居の流れを見ながらチェックしていくだけ。

次は照明Qとプラン製作だ・・・

松本公演は、上土劇場の支配人・永高さんが
オペレーターをしてくださることに。
どんな明かりを作ってくださるか、今から楽しみ~~♪

永高さんは、オープンエア2010にご夫婦で客演していただいたことがあり
それ以来、長いお付き合いが続いている。
まつもと市民演劇祭を牽引している方でもあり
今回は永高さんの胸をお借りしながら
松本公演の成功に向けて取り組んでいきたいと思っている。

永高さん、お世話になります!
どうぞよろしくお願いします!

まつもと演劇祭で知り合った方々の中に
周知へのご協力を快諾してくださった人が!!

ありがとうございますm(__)m

本当に有難いことです。

皆さんのご期待に応える舞台を提出できるよう
しっかり準備をして臨もう!!