蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

“マレビト”テーマ曲の打ち合わせ

2015年01月13日 13時48分31秒 | 日記
昨夜は、テーマ曲や舞台挿入曲に関する打ち合わせ。
我が家へ作曲家の森さんと
劇団員で音楽担当の牧さんに来ていただき
深夜1:00過ぎまで打ち合わせを行った。

今回のテーマ曲は、森さんの新境地を開く音楽になるかも?
これまで使ったことがないリズムであり
単純に想像しただけでは思い浮かばない曲のイメージ。

ご苦労をおかけします(汗)

この曲のイメージ、偶然にもラジオから
流れる音楽を耳にしたことがきっかけ。

それもつい先日、お正月のことである。

長男が帰省していたため、久しぶりに
次男と三人で温泉に行き、その帰りの車の中で
偶然に流れた曲だった。

すぐにメモをすれば良かったのにメモをしそびれ
断片的に耳に残ったアナウンサーさんの言葉を頼りに
ネット検索をしたが、それらしいグループはわかったけれど
曲名に辿りつけない。

うーむ…どうしよう…
けど、どうしても聞きたいなぁ…

と思って、次男に聞いてみたところ
ラジオの番組名を覚えていたらしく
その番組を頼りにネットで調べたところ
瞬時に曲名に辿りつき…(汗)

さっさと聞けば良かった。。。

ま、そんなもんですわ。

車でしかラジオを聞かない私だけど
ラジオは、情報源として良いかもしれない…と
改めて思った次第。

で、ネットで視聴できないか探したけど見当たらない。
で、即CDをアマゾンの中古にて300円代で購入!

ありがたや~♪

二日後、自宅に届き、早速聞いてみた。

 そうそう!これこれ!!

こういうイメージの曲がいいなぁ…

で、曲の成り立ちを調べたところ

 やっぱりそうか…

と納得。

今回の舞台に通じるテーマが
この曲にもあったのでした~

アンテナに引っかかる感度は
今のところ健在??(笑)

で、森さんは詩のイメージとあまりにも
かけ離れた音楽を提示されて
最初躊躇されたようだが
演出意図や方向性を話すうちに
徐々に納得してくださったようで…

こちらの要望に応えようとしてくださる森さんに感謝!

他の挿入曲に関しては、これから詰めて行く予定。

バイオリンの牧さん、パーカッションの波田野さん
何卒ご協力をよろしくお願いします。

音楽の話だけではなく、色々な話題に花が咲き
楽しいひと時でした(^^)

森さん、牧さん、長時間お疲れ様でした。
ありがとうございましたm(__)m

“マレビト” 稽古始動!

2015年01月12日 12時33分05秒 | 日記
昨日は、第12回劇団本公演『マレビト』の初稽古だった。

一昨日は、台本執筆の遅れで
新年初のキッズ&青年クラスの稽古を休むことになり
団員の皆さんには申し訳ないことをしたが
お陰様で例年より納得のいく台本に仕上がった。

初稽古は13:00集合。
まずは、台本を配布し、一時間ほど黙読してもらった。

14:00から若干の舞台概要を説明の後、早速本読み開始。

戸倉上山田の村上さんも駆けつけてくださり
終始笑いの絶えない本読みとなった。

伝説と史実を組み合わせ、新しい切り口と解釈で
創作していくこの舞台は、別世界の物語を借りながら
人間の本質に迫る作品に仕上げたいと思っている。

様々な年代の方にそれぞれの受け取り方で
楽しんでいただける舞台になるのではないかと(^^)

歴史とか史実物って、漢字の読み方が難しく
先入観で難しいと思う若者もいるが
昔も今も、人間の中身は殆ど進化していない。
いや、どちらかというと…
現代人は退化しているんじゃないかと
私は思ってたりする。

科学が発達し、衣食住が満たされるのと
反比例して何かを失って来たのではないかと。

スイッチ一つで、快適な気温の部屋になり
スイッチ一つで、洗濯機が回り
スイッチ一つで、ガスがつき
蛇口をひねるだけで水が出て
メールを打てば、他者と連絡が取れる。

この便利さを知ってしまったら
強制的に失うことがない限り
不便な生活に戻ることはできない。

人間の欲望に終わりはない…

欲しい!
手に入れたい!
絶対に必要だ!

と思い込んだら、どんな手段を使っても
手に入れたくなるのが人間なんだよね。

私は違う、と思う人もいるかもしれない。

けど、本当にそうだろうか。

十人十色だとは思うけど
それぞれ何かしらの欲求を持ち
何かを欲して、それを埋めながら
生きているのではないかな。

埋めたいけど埋められない…と思うと
苦しくなり、それが身体を蝕んでいく現象も
シバシバ見受けられる。

要するに、欲の向かう先が違うだけなのではないかと。

強い欲望対象を手にいれた人は、次に
それを死守しようと思うようになる。
それが、不安や恐れを導き
とんでもない事件を巻き起こす引き金となる。

自分は加害者にならないと誰が言いきれるのか。
自分を守るためであれば人は鬼でも蛇でもなる…
と自覚していれば、そうなることも防げるかもしれないが
自分は絶対に違う!と思っている人ほど
己を正当化し、他者に責任を転嫁して
被害者の振りをしながら加害者になるなんてことは
世間じゃ数多ころがっている…

ところが、自分のことってわかるようで
案外わからなかったりするんだよね。

「人の振り見て我が振り直せ」

とは、実に的を得た格言だと思う。

それらを含め、過去の事件や
歴史を「他山の石」として捉えてくれたら…

■他山の石
 他人の誤った言行やつまらない出来事でも
 それを参考にしてよく用いれば
 自分の修養の助けとなるという意味

また、日本の歴史を知ることは、自分の国の成り立ちや
私たちの祖先が生きた時代を知ることであり
ひいては自分のルーツを知る旅でもある。

若者や子供たちには、機会があれば
興味を持って取り組んで欲しいと切に願う。

そんな願いも込めて提出する『マレビト』
大勢の方々にご覧頂けるよう
広報活動にも取り組んでいこう♪

本公演台本脱稿

2015年01月11日 03時10分19秒 | 日記
ようやく劇団本公演の台本の修正を終えた。

校正・印刷を手伝ってくれた劇団員
準劇団員の皆さん、ありがとうm(__)m

実は、昨夜徹夜でした。。
明け方から、劇団員よりラインで次々と校正が届き
順次修正していくという荒業。。。ガハハ…
いつも苦労をかけてごめんなさいm(__)m


第一稿が上がったのが数日前。
次の日読み直して

 これは人前に出せないわ~

と思い、大幅修正を加えることに。

そして、またもや大作になりました~(汗)

予想では上演時間2時間弱?

2時間を超えるようなら、2幕物にしようかと思案中。
特に今回の作品は、2幕にしても良いかな?
という構成になっているので
皆さんの意見を聞いて検討してみたいと思う。

しかしながら…

脱稿が予定より一週間遅れてしまった。。

関係者の皆さん、申し訳ありません。

これから巻き返していきますので
何卒ご協力くださいm(__)m

今回の作品は、これまでとかなり違うテイストになった。

劇団員からは

 新しい

という感想が届いている。

新しく感じるのは、これまで使用したことがない
演劇的手法を使っているから。

この手法、いつかやってみたいと思っていた。

ただ下手すると陳腐になりかねないんだよね。

これまでも何回か使おうと思いつつ
途中でとりやめている。

それが何かはネタバレになるので言えません。
本番を楽しみにしていてください。

タイトル「マレビト」

資料は今回も膨大な数に及ぶー
途中で頭が混乱して、第一稿は整合性が??だらけ。

ただ良い経験だったのは
まずとにかく最後まで書いてしまい
もう一度修正加筆するということ。

自分が何を書きたかったのか
冷静に見直し、修正を加えることで
完成度が急激に上がることがわかった。

以前より客観的に自分の作品を
捉えることができるようになったのかもしれないな…

思い込みが強く、イメージ力が高いので
書かれている台本の文字以上のことを
脳でプラスアルファしてしまい
勝手に変換しているときもある。

これは危険!
日常だともっと危険!!

修正可能になっただけマシだけどね(^_^;)


これまで台本を執筆する過程で
色々な作家さんや演出家の視点をお借りして
取り組んできた。
今でも新しい記憶を都度、注入しているが
私が創る舞台は、下記の影響が強い。

①ブレヒト氏の異化効果
②鶴屋南北氏の綯い交ぜの世界
③近松門左衛門氏の虚実皮膜論
④野田秀樹氏のパラレルな世界
⑤蜷川幸雄氏の整理された美しい世界
⑥アングラ的な音楽と身体表現
⑦クラッシックバレエ・日本舞踊の身体の使い方
⑧アメリカン・シチュエーション・コメディ
⑨昭和のコント

まだまだあるけど…
っていうか、これだけあると、何が特にって言えないか。。
色々ごちゃませになって、ガラガラポン♪
ってことだね、やっぱり(笑)

今年で夢幻は15年目に突入した。
オープンエアシアターは15回目の記念公演を
盛大に開催したいと思っている。

これまで大小合わせて何本の台本を執筆したのか
余りにも多過ぎて数える気にもならない(汗)

脚本を一手に引き受けて書き続けているため
色合いはどうしても似てしまう傾向があり
毎回、頭を悩ますところでもある。

お客様に常に新鮮な気持ちで楽しんでいただきたい…

これが切なる私の願いなのだ。

ここ数年の作品は、完成度も上がって来ているので
再演も視野に入れていきたいと思うし
新作へのチャレンジも、取り組んでいきたい。

しかし…

精神力は体力に比例するとは良く言ったもの。

今回、特にそれを痛感した。。
あれ、前回も同じこと言ってた?

集中力が高まるまでに時間がかかる
無茶が効かない
寝ないで頑張れる時間が短くなっている

年齢的にしかたないかもしれないが
体力をつけつつ、せめて今の状況を
キープしていきたい。

しかしながらー
夢幻パラレルワールドは健在(^^)

伝説と史実とを混ぜ合わせ

 え?えーっ?

と思っていただけるように仕上げた。

さて、これから劇団本公演の初稽古!

台本と舞台図を配布して、まずは
身体表現の稽古から入る予定。

出演者&スタッフの皆さん
公演終了まで、よろしくお願いします!!

2015年の活動予定☆

2015年01月06日 13時05分16秒 | 日記
新年早々、Kさんから美味しい愛媛の蜜柑をいただいた。
すっごく甘くてジューシーで
こんな美味しい蜜柑は久しぶり!
元団員のKさんは、こうして時折、お土産を届けてくれる。
忘れずにいてくれるのが嬉しいね(^^)

Kさん、いつもありがとうm(__)m

今年も応援してくださっている皆様への
感謝の心で精一杯活動に取り組もう!!

2015年の主催事象及び関連事業は―

■第12回劇団本公演『マレビト』
 日時 3/28(土)14:00~ 19:00~
    昼夜2回公演
 会場 北野文芸座

■研修生発表会
 日時 5月中旬予定
 会場 未定

■15周年記念オープンエアシアター2015
 日時 8/22(土)・8/23(日) 19:00~
 会場 小布施ハイウェイオアシス
 一般参加者募集開始 2月
 一般参加者オーディション 4/19(日)
 説明会 4/26(日)
 稽古開始 5月9日(土)

■サンクス・ギビング・デー(劇団感謝祭)
 11月予定
 日時・会場検討中

■演劇グループ21&劇空間夢幻工房合同公演
 日程 2016年4月 戸倉公演
    2016年5月 長野公演(市内)
 出演者決定 2015年4月~8月
 稽古開始 2015年9月

この他、いくつかご依頼をいただいている仕事がある。
近いところでは―

■夢先案内人第3回研修会
 日時 1月24日(土)10:00~12:00
 会場 東部文化ホール

■2月 某コンサート演出&出演

■連続ドラマ『スイッチ・オン 桜!』の撮影

また先日、他県から児童劇公演の打診をいただいた。
これはまだ決定ではないものの
お声がけいただいただけでも
有難いことだと思っている。

そして、今年は善光寺さんのご開帳である。
新幹線も金沢まで開通するし
善光寺界隈はこれまで以上の賑わいが予想される。

ということで、ご開帳でも何か出来ないかな…と
昨年から考えていたところ
先日「一緒にコラボをしませんか」という
有難い打診をいただき、ビックリ!
まだどうなるかわからないけど
前向きに検討していきたいと思っている。

夢幻工房を知っていただく良い機会だものね(^^)

ご依頼いただいた皆様のニーズに応えつつ
より良い作品やWSをご提供できるよう
今年も最善を尽くしていきたいと思う。

そして、劇団主催事業に関しては
より芸術性と技術力が高い作品を目指す!

と言いつつ、劇団本公演台本の脱稿が
予定より遅れていて、ごめんなさい…(汗)

年末に提出した構成で書き出したのだが
今一つしっくりこない。
で、思いきってキャストを含め再構築。

と言っても、基本的な路線は変わらず
複雑な部分をシンプルにした感じ…かな。

前回のあらすじより面白くなっているはず。

ということで―
キャストの皆さん、今少しお待ちくださいm(__)m

毎回のことだが、台本執筆が一番骨が折れる。
成功するか否かは台本次第…

もちろん演出や役者の演技によって
お客様への伝わり方が大きく変わるので
役者陣には精一杯頑張ってもらうのは当然だが
台本は舞台の骨格なのだ。

提出する大まかな内容は同じでも
シーンやキャストの組み合わせなどが
パズルのピースのように上手くはまらないと
穴だらけの絵になってしまう。

膨大な資料の中から、ユニークなピースや
大切なピースを抽出して組み合わせていく作業は
私にとって至福の時間♪

ピースを発見できるまで非常に苦しいんだけど
発見できた瞬間、その苦痛を忘れ
数十倍の喜びに変わるんだよね~

これは体験した人にだけわかる喜び…かな?

抽出したピースを大切に組み合わせて…

あと一息だ!

劇団本公演作品は 『マレビト』に決定!

2015年01月03日 19時04分27秒 | 日記
Blogへの掲載が遅くなりましたが…

昨年暮れに、今年3月に予定している
劇団本公演メンバーの顔合わせを行いました(^^)

現在、作品と格闘中で、Blogの更新が遅れ気味(汗)
どうぞご容赦をm(__)m

というわけで、話を戻します―

12/30に行った劇団本公演の顔合わせは
キャスト・スタッフが一堂に会し、楽しく有意義なひと時でした。



関係者の皆様、公演終了までよろしくお願いします!

今回の初出演者は3人♪

戸倉上山田の“演劇グループ21”座長の村上さん
“空想≠カニバル”のさとけんさん
準劇団員になったばかりの真里ちゃん

村上さんはご都合でご参加いただけず残念(T_T)
年末ですからね、こんな時期に行うほうに問題ありだよね(汗)
それでも、他のキャスト全員と
スタッフさん何人かが集ってくれました。
ありがとうございましたm(__)m

みんな前向きで素敵なメンバーばかり♪
感動を呼ぶ舞台を提出できるよう、私も最善を尽くしてまいります。

タイトルは「マレビト」に決定!

ネタバレになるといけないので
今は情報をひかえておきますね。

下記が劇団本公演の詳細です。

NPO法人 劇空間夢幻工房 第12回 劇団本公演
(長野市芸術文化振興事業助成金対象事業)

■タイトル 『マレビト』
■日時 2015年3月28日(土)14:00~/19:00~
 (昼夜2回公演 開場30分前)
■場所 北野文芸座(〒380-0845 長野県長野市西後町1625)
■料金 前売 一般2500円 高校生以下1000円
    3歳以下入場不可(当日300円up)
■脚本・演出/青木 由里
■テーマ音楽作曲/森 雄太
■音響・照明 株式会社 長野舞台
■衣装/北村 幸子・坂西 佑香
■大道具・舞台美術/塚田 健太郎・酒井 孝司・佐藤真也
■小道具・広報./NPO法人劇空間夢幻工房
■制作/青木賢治
■出演
 青木賢治・坂本真由美・村松沙理亜・古畑美貴・宮本真里・青木由里
■特別出演
 松本恭子(劇団くるま座)・窪田裕子(劇団くるま座)
 村上雅人(演劇グループ21)・佐藤健一(空想≠カニバル)
■生演奏
 牧 美花(ヴァイオリン)
 波田野 岳彦(パーカッション)
■協力/北野文芸座事務局

≪概要≫
時は、祈祷と呪術による神の加護が信じられている時代。
中央政権は、呪力がある庶民(シャーマン)を恐れ、王権を脅かす『鬼』『鬼女』と呼んだ。折しも天変地夭・飢饉疫癘が相次ぎ疫病が蔓延。民は疲弊し、都には暗雲が立ち込めていた。天子と側近らは、怨霊悪鬼の仕業として、鬼探しと鬼退治に全力を注ぐ。

鬼って何だ?鬼女って誰だ?
これか?それか?あれか?―私か?
鬼女の子どもは鬼なのか?
鬼女の子どもは人なのか?
人になるのか?なれるのか?

悲しい宿命を背負いながらも
自らの未来を切り開こうとした男の物語―

身体・声・音楽・衣装・舞台美術―
どれをとっても見どころ満載!
笑いと感動の夢幻パラレルワールド!
どうぞお楽しみに♪

皆様、今からご予定をあけておいてくださいね(^^)