蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

集中力

2011年11月19日 23時26分04秒 | 日記
午後は、シアター・ワークショップの稽古。

先週台本を配布し、二日後に本読み。
本読みで、役のイメージや台詞の言い方を若干伝授。
初心者が多いけど、みんな前向きで
懸命に私の指導を受け取ろうとしてくれている。
全体的に集中力も高い。

集中力が散漫だと、記憶も出来ないし
観察眼も鈍る。

集中力って大切なんだよねぇ~

今日から立ち稽古開始。
風邪や発熱で欠席者が3人!
困ったなぁ…と思ったけど
出席しているメンバーが欠席のメンバーの分も
積極的にカバーしてくれて
オープニングから最初のシーンをクリア♪

台詞・動き・感情・ダンス・歌…
覚えることが多くて大変だけど
全てやりきった時の達成感は
何物にも代えがたいものである。
ぜひそれをみんなに体験してもらいたい!

夜のキッズの稽古は、サンクスで上演する短編芝居。
短期決戦のため、かなり詰め込んでる感じだが
みんなよくついて来てくれている。

  うちのキッズたち、覚えが早いなぁ~

と、感心するくらいだ。

きっと楽しんだろうね。
いやいややっていたら、覚えられっこないもんね。

  大変だぁ~

と思わず、一つ一つ出来るようになることが

  面白い!
  楽しい!

と思えると、全て上手くいっちゃうから不思議。

そんなもんです、ハイ♪

バス・ストップ

2011年11月18日 23時50分28秒 | 日記
今年のサンクス・ギビング・デーで上演する短編コメディは

  『バス・ストップ』(作/演出 青木由里)

コメディと謳っているからには
笑いの要素が重要でして…

笑いのジャンルは大きく分けると

  コント・喜劇・コメディ

の三種類。

もうひとつ「ネタ」もあるが
「ネタ」を独立したものと考えるかどうか…

改めて、これらの違いを考えつつ
ネットで他者の意見を検索したところ

  「コント」と「コメディ」と「笑いの多い舞台」の違い

というタイトルのページに出くわした。
これは、松尾スズキ氏と様々な「舞台人」たちとの対談本
「演技でいいから友達でいて~僕が学んだ舞台の達人」
 (松尾スズキ著・幻冬舎文庫)
の中から、ラサール石井さんとの対談(抜粋)が掲載されていた。

読んで思ったのは…
私の作るコメディは、喜劇に近いなぁと。

コントはネタものだと思っていたけど
お二人の話によると、ネタが全てではないようで
コントもリアリティのある演技力がないと成立しないそうだ。
共通して言えるのは、笑いには

  演技力が必要

ということ。

  上手い役者は、お笑いも上手
  お笑い芸人は、芝居も上手

何だか違いを考えるのがバカバカしくなって来た。
とにかくお客様に笑って頂けるのが一番!

今日の稽古は、役者陣のテンションがいくらか上がり気味で
その分、稽古をつけやすかった。
テンションが低いと、それを上げるだけで四苦八苦する。

テンションって重要だよね、やっぱり。

うちの団員は本番に強い!と思っているが
なぜ本番に強いか?というと
本番はテンションが上がるから、なんだよなぁ。

けど、それで出来た気になると
次の稽古でまた振り出しに戻ってしまう。

上手くなりたかったら、積み重ねろやぁ~っ!

悪い血?!

2011年11月16日 15時24分43秒 | 日記
弟嫁の四十九日の法要を終え、昨日帰宅。

帰路の途中、埼玉県谷塚の某治療院へ
肩の針治療のために立ち寄った。

私の父が鍼灸師だったので
針治療に関しての抵抗はないし
効果があることも知っていたが
腕の良い先生じゃないと
治療してもらうのが怖くて
今までは鍼灸院の門を叩かずにいた。

今回は、大勢のダンサーやアスリートが
太鼓判を押している先生なので
間違いはないだろうと思って
行ってみることにした。

長男から

  効くよぉ~
  けど、痛いよぉ~

と脅されていたが、私は針が効く痛みを知っていたので
殆ど痛いとは思わなかった。

驚いたのは、血を抜く治療!
悪い血を抜き、リンパの流れを良くするそうで。

私は、遠方のためなかなか治療に通えないので
一気に肩や背中、首の悪いを血を抜いてもらうことに。

貧血持ちのため若干心配だったが、先生は

  悪い血はいらいない血だから大丈夫!

と。

治療後、とても体が軽くなった。

肩に関しては、相当手強いらしくて
悪い血の出方もハンパじゃなかった。。
一度で治る状態ではないとのことで
先生から宿題をもらい、一ヶ月後に再来院する約束をした。

S先生は、若いけど人間としても魅力的で
以前、アスリートとして活躍していた経緯があり
メンタル面や身体構造に関しての話もしてくれて
演出家としても参考になった。

治療が長時間になったため、新幹線に乗り遅れ
長野に着いたのは18:30過ぎ。
そのまま稽古場に直行したけど
あれだけ血を抜いたにもかかわらず
特にだるくなることもなく
普通に稽古をすることができた。

来春までには、絶対に治すぞぉ~!

久しぶりの新幹線♪

2011年11月12日 23時12分20秒 | 日記
明日の早朝、新幹線に乗り神奈川へ向かう。
久しぶりの新幹線だ!
ここのところ、車か高速バスでしか
遠出をしていなかった。

高速バス、安いんですよねぇ~
新幹線の半額以下で東京まで行けちゃう!

しかし、今回はスケジュールが立て込んでいるため
お金よりも時間を優先させることにした。。

今週はねぇ…
明日から三日間、留守になるので
やたらめったら忙しい一週間だった。

シアター・ワークショップの台本脱稿と音源のセレクト
中野で上演する「カン太の涙」の宣伝協力
サンクスの稽古はずっと続いている。
その上、市民劇場の例会も重なって…
ヒィヒィ言いながらも、何とか
今週終えなければならない仕事は全てクリア。

今日のワークショップは完成した台本の本読み。
出演者が少しでも舞台イメージを掴めるように
挿入曲を流しながら進める。
稽古日数が少ないので、効率的に進行しなければならない。
みんなが楽しくやる気を持続できるように…
そうすれば、きっとお客様に感動していただける
舞台を創作することができるはず♪

「響つないで」市民会館フェスティバル実行委員会では
このシアター・ワークショップ以外にも
様々なジャンルのワークショップを開催中だが
演劇ワークショップの出席率がかなり高いとのこと。
今日は、怪我と発熱で二人が欠席。
一人でも欠けると舞台は成立しないんだよね。
何をするにも体が資本
ストレッチをすることで怪我をしにくい体になり
筋トレを重ねることで体力が増進
大きな声を出すことはストレス発散になる。
このワークショップは体のためにも良いことばかり。
うがいを励行し、風邪をひかいないように…
そして怪我をしたりしないように…
それが発表会の成否を分けることにもなる。

と言ってる私も、肩痛が全くなくなる気配がない。。
病院も何軒かかかり、長風呂をして
ストレッチやマッサージをしているにもかかわらず…
と、私がぼやいていたら
先日、長男が埼玉県の針の先生を紹介してくれた。
バレエ関係者の間で評判の先生とのこと。
その先生の治療を受けると

  一度で治る!

と皆さんが口を揃えて言う。
で、私も肩痛治療をしてもらうことにした。
長野に帰る日、途中でその先生の診療院に寄る予定。

どうか、一日も早く快方に向かいますように…

台本脱稿

2011年11月09日 23時12分20秒 | 日記
昨日、脱稿する予定だったシアター・ワークショップの
発表会用の台本を、一日遅れの今日、書き終えた。
スタッフさんに参加者への郵送をお願いし
実行委員長のM君に音楽CD製作を依頼。
これで、今週末の稽古準備はOK。

ふぅ…

昨日は市民劇場の例会で
今月は、私の所属するサークルが運営担当のため
何らかのお手伝いをする必要がある。
通常、仕込み・バラシをお手伝いさせてもらうんだけど
今は、肩痛がちっとも治らないため
運搬をして悪化すると目もあてられないので
今回は、役者さんへのインタビューを
担当させていただくことにした。

今月の例会作品は

 文学座 「殿様と私」
 作/マキノノゾミ  演出/西川信廣
 出演/加藤武・たかお鷹・寺田路恵 他

インタビューをしたのは
来年で役者歴60年になる加藤武さんと
文学座に入団して10年になる松山愛佳さん
お話しを伺う中で、加藤さんは

 役者として大切なことは
 初心忘れるべからず

と仰っていた。

祖父とお父さんが前進座の大スターだった松山さんは
小さい頃からずっと舞台を観て育ち
役者になるのが当然だと思っていたそうで。
姿が美しく、非常に特徴のある声
そして何よりも品があって
女優さん、という感じの人だった。

何の迷いもなくまっすぐに役者道を歩んでいる
そんな役者さんでした。

芝居の内容は

  維新後、急速に西洋化する日本になじめずにいた殿様が
  ひょんなことから鹿鳴館の舞踏会に参加することに……
  そして、ダンス修行が始まるのだが…
  新しい時代の波に戸惑いながら懸命に生きようとする人々を
  笑いと涙で描く傑作喜劇

コメディ的要素も多分にあり、笑える舞台だったが
考えさせられる部分も多い芝居だった。

今、巷で激論が戦わせている「TPP問題」とも
似通ったような時代背景があり
古き良き日本を思い浮かべながら
今後の米国との関係を再度考えるには
タイムリーな作品だったなぁ。

全体的には、久しぶりに芝居らしい芝居を観た、という感じ。
実は昨日は、毎度のことながら稽古と重なっていて
観劇をあきらめて、稽古に行こうかとも思ったけど
文学座の芝居はどうしても観ておきたかった。
うん!団員に迷惑をかけたけど、観て良かった!

文学座の杉村春子さんと太地喜和子さんは
若い頃、目標としていた女優さん。
特に杉村さんの所作の美しさは絶品だった。
今日の舞台も、所作の美しさが際立っていたし
ベテラン陣の存在感は流石だった。

好みはあるだろうけど、私はやはり
きっちりと稽古を積んで作り上げた芝居が好き。

夢幻の団員も、積み上げていく稽古が出来るようになると
進化が早くなるだろうなぁ―