蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

もういくつ寝ると…

2010年12月20日 18時33分39秒 | 日記
12月も中旬が過ぎ、あと指折り数える程度で
2010年が終わりを告げようとしている

なんて感傷に浸ってる余裕もなく
毎日があっという間に過ぎていくぅ~

先週は、Blogもアップできずに
『表現&コミュニケーションワークショップ』の
合同発表会用台本の製作にあたっていた。
全12回の稽古で、発表会をしちゃうわけだから
早めに台本や踊りの振り付けがあがってないと
とても発表できる状態には持っていけない。

長野班と上田班、二つの台本を同時に執筆するというのも
今回初めての経験で、これがチャチャッと書けたなら
大いに自信をつけることが出来そう

先週土曜日に、何とか構想までは出来あがり
オープニング部分を参加者に渡せて、ホッ!
今週中に台本を書きあげられるかどうか…
とにかく頑張らねば!

それ以外に、今週末の座内発表会の稽古や
依頼公演の手続き、その他雑事が山ほどで
まさに息もつけない忙しさ

今は、座内発表会のパンフを作成中
団員もそれぞれの状況下で精一杯頑張っている。
なので、私もそれに精一杯応えようと思ってます

あ、そうそう

来年3月に安曇野市で『カン太の涙』を上演することが決定しました

主催は、安曇野市教育委員会。
公演日は、3月5日(土)
上演会場は、昨年オープンした「みらい」というホール。
ナント、このホールでの演劇公演は“初”とのこと。
その“初”公演に、夢幻を選んで頂いたことを
心から嬉しく思っています
関係者の皆様、本当にありがとうございました

というわけで、来年はワークショップの合同公演
児童劇公演と続き、5月の本公演
そして8月の野外公演まで、またまた
ぶっ続けで大忙しの一年になりそう

体調管理をしっかりせねば

年末☆バトル・シアター会場について

2010年12月10日 13時58分27秒 | 日記
年末☆バトル・シアター会場に関して
駐車場のお問い合わせがありました。

会場の吉田公民館多目的ホールは
高層マンション「ノルテ長野」の2階に入っています。
マンションに隣接した立体駐車場をご利用できますが
駐車台数は30台~40台と少なく
満車の場合は、お近くの有料駐車場(東急ライフ立体駐車場等)に
ご駐車いただくことになりますので
出来るだけ公共交通機関をご利用くださるか
乗り合わせでのご来場をお願いいたします。

ノルテ長野の立体駐車場をご利用頂いた方は
パンチを押す関係上、会場まで駐車券をお持ち下さい。
(パンチを押すと駐車料金が無料になります)

尚、配布公演チラシには4チームが記載されていますが
諸事情により【塚田・牧・佛円】チームは
参加を見合わせることになりましたので、ご了承ください


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  NPO法人 劇空間夢幻工房 座内発表会 vol.2
 年末☆バトル・シアター『新婚さんは崖っぷち』
         脚本・企画・構成  青木由里

  日時/2010年12月25日(土)
     上演時間 18:30~19:50(開場15分前)
     交流会  20:00~21:00
  会場/吉田公民館2階 多目的ホール
     (長野電鉄「信濃吉田」駅 下車1分 )
  入場無料

  クリスマスの夜に繰り広げられる
  男女3人+オバアチャンの熱きバトル!
  勝利の栄冠を手にするのはどのチーム?!

  審査員はご来場下さったお客様
  勝敗を決めるのは、あなたの清き一票で~す

  終演後の交流会には、ぜひ皆様ふるってご参加を♪
  団員一同、皆様のご来場をお待ちしております!
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下記が会場周辺地図になります。
クリックしてご覧ください。
http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82%E3%80%80%E5%90%89%E7%94%B0%E5%85%AC%E6%B0%91%E9%A4%A8%E3%80%80%E5%9C%B0%E5%9B%B3&sll=36.667128,138.221912&sspn=0.011515,0.021179&gl=jp&brcurrent=3,0x601d86377b7de771:0xe4fb3f5316b2fa31,0&ie=UTF8&hq=%E5%90%89%E7%94%B0%E5%85%AC%E6%B0%91%E9%A4%A8&hnear=%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E9%95%B7%E9%87%8E%E5%B8%82&ll=36.667046,138.221548&spn=0.005757,0.010589&z=17

年末☆バトル・シアター!!

2010年12月09日 23時26分55秒 | 日記
今年のクリスマス、皆さんはどんなご予定ですか?

私は毎年脚本執筆真っ只中!
寝不足で目は血走り、フラフラになってる時期でして
買い物に出てようやく

  ああ、今日はクリスマスだった

なんて気付く始末。。

ところが…
ところがですっ!
今年はそんな超多忙な時期に
座内発表会を行うことになりました

無謀ですよねぇ~

けど、無謀もたまには面白いもんです

え?

いつも“無謀”

……………

うっ…
ひ、ひ、ひ…
否定できない……

けど、なんでんかんでん面白がっちゃうのが私の強み

ってことにしておこう

そんなわけで、下記の日程で座内発表会を行います。

  NPO法人 劇空間夢幻工房 座内発表会 vol.2
  年末☆バトル・シアター『新婚さんは崖っぷち』
  脚本・企画・構成  青木由里

  日時/2010年12月25日(土)18:30~(開場15分前)
  会場/吉田公民館2階 多目的ホール(長野電鉄「信濃吉田」駅 下車1分 )
  入場無料

ナント
『サンクス・ギビング・デー』の一次会で上演した作品を
キャストをバラバラグチャグチャにして
団員が3チームに分かれ上演するというこわ~い企画♪

しかも
私が演出するのではなく、チームごとに創作するという
世にも恐ろしい企画だったりします。

あ、そうは言っても、口は出してますよ。
だって、無料とは言えお客様に観て頂くわけですから…
なるべく最小限、ヒントを与える程度に。。。

クリスマスの夜に繰り広げられる
男女3人+オバアチャンの熱きバトル!
はてさて、勝利の栄冠を手にするのはどのチームでしょう?

審査員はご来場下さったお客様
勝敗を決めるのは、あなたの清き一票で~す

終演後、一時間程度ですが交流会を行う予定なので
皆様ふるってご参加を

団員一同、皆様のご来場をお待ちしております!


ってなわけで、このバトル・シアターの稽古も佳境に入って来た。

効果音や使用音楽もチームごとにセレクト

はちゃめちゃ結構
ぶっ飛び大歓迎

みんなが自由に発想できるように
楽しんで役作りができるように…

無料公演だからできる実験的試みですわ~

どんな化学反応が起こるか
楽しみでもあり、若干心配でもあり…

今、稽古場は笑いが絶えません。
いつもこんなふうに稽古に取り組んでくれたら…
と思うけど、なかなかそうはいかないんだよねぇ~

この実験が来年の公演にどう生きるか…

私はそこが楽しみです

下記がバトル・シアターの公演チラシ♪

表現&コミュニケーションワークショップ初日☆

2010年12月06日 15時07分31秒 | 日記
いよいよ表現&コミュニケーションワークショップが始動
アシスタントはケンタロウ君。

先週土曜日が長野市、そして日曜日が上田市での初日だった。
両チームとも良い雰囲気
しかも、みんなやる気のあるメンバーばかり
今から合同発表会が楽しみだ

参加者が増えず、どうなるか心配だった上田市も
最終的に9人集まってくれた。
ご協力頂いた皆様に心より御礼を申し上げます

長野市の参加人数は12名。
うち高校の演劇部員が数名いる。

私は、演劇のジャンルは色々あっても
役者としてのある程度のベースは
必要なことだと思っている。

今回参加したメンバーが
このワークショップを通して体験したことを
自分たちの舞台に生かしてくれれば
こんなに嬉しいことはない。

稽古時間はびっちり三時間。
内容が濃いなぁ~と自分でも思う

初日なので基礎に重点を置き
ストレッチ・筋トレ・発声を丁寧に行う。
心も体もほぐれたところで自己紹介。
そして名前リレーでお互いに名前を覚え合い
二種類ほどゲームをして
発表会で使用する音源を使い
リズムダンスをやってみた。

ダンスが初めてのメンバーもいて
若干戸惑いながらも前向きに取り組んでいる。
大切なのは諦めずにやり続けること。
そうすれば大抵のことはクリアできる。

みんなでディスカッションをしながら
面白い作品を造っていけるよう
精一杯サポートしていこうと思う。

合同発表会は2月27日(日)
会場は勤労者女性会館「しなの木」

作品は、宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」をベースに
長野班と上田班用に私が書き下ろす予定。

二作品続けてみると面白い!

そんな舞台にしたいと思っている。

皆さん、今からご予定をあけておいて下さいね

彩の国へ♪

2010年12月04日 01時18分47秒 | 日記
行って来ました
彩の国『さいたま芸術劇場』へ

維新派の『台湾の灰色の牛が背伸びしたとき』を観劇。
期待を裏切らない、いやそれ以上に衝撃的な舞台だった。

奥行き22間の舞台!
22間ってことは…180×22=382…凡そ40mだ
犬島での野外公演の時は、丸太を4000本使ったとか。
今回の劇場大ホールでの公演は
広さ等に制約があったため
丸太4000本で組み上げたわけではないようだが
場内に入ってまず、セットに釘付けになった。

同行したケンタロウ君が座席を確認するや否や

  ちょっとみて来ます。

と言い、舞台ツラに向かった。
私も後を追うように、舞台ツラまで行き
壮大なセットの細部を見ようと目を凝らす。
通常大ホールの舞台は、ある程度の高さがあるものだが
劇場の本舞台の姿は見えない。
このホールは舞台が昇降するらしく
一番下まで下げて、敢えて丸太で舞台を組んである。
舞台上に点在するのは、南太平洋の島に
見立てて作ったと言ういくつも島。
オーケストラピットも奈落として利用。
本番中に、おのオーケストラピットを
木で造ったと思われる原始的?な船がユラユラと移動。
驚いたのは舞台中盤でのセリ。
舞台奥に突如、丸太で造ったイントレのような
巨大な足場が出現
奥行きはどれくらあるんだろう?
平均台よりは太いだろうけど
一mもなさそうに見える。
命綱もなしに、あんな高所で演技するってことは
よほど肝が据わってる役者陣に違いない。

セットに度肝を抜かされたけど
同様に衝撃を受けたのは役者陣の身体性
複数人で発する声、音楽。

群衆だからこそ出来る次元の高いパフォーマンス。

これはアフタートークショーで松本氏が仰ってたこと。

  ダンサーではなくダンサーのような体型を持たない
  日本人体型の役者陣にダンスを踊らせるのは…と考え
  踊りのようで踊りではない身体表現を追求した結果
  現在の身体表現に行き着いた。
  振り付けのヒントは日常の動作。
  例えば、お豆腐を手のひらの上に置き
  包丁で切るなんてことは、日本人にしか出来ない技。

若干ニュアンスが違うところがあるかもしれないが
日本人のアイディンティ探しをしながら
生み出したパフォーマンスとも言えそう。

音楽の5拍子・7拍子に関しても

  日本語を無理やり4拍子に入れることのほうが難しい。
  5拍子とか7拍子のほうが、しっくり来る。

これはとても納得だった。
日本語のリズムって、例えば俳句や短歌もそうであるように
5・7・5とか5・7・5・7・7だと
とても心地よく聞こえるんだよね~
特に詩は、その傾向がある。
字余りだと、曲に詩が乗りづらかったりもする。

まだまだ修行不足だなぁと

内容的には、日露戦争から第二次世界大戦
朝鮮戦争、ベトナム戦争を経て2006年までを
台湾島~東南アジア~オセアニアあたりまでのアジアの島々を
黒潮の流れに沿って渡った日本人と
日本に渡って来たアジアの人々が体験した逸話を掘り起こし
並列的に見せていく作品だった。

そこに主人公は存在しない。

一つ突出してたのは「彼」と言う名の
巨人が登場したこと、かな。
巨大化した20世紀の象徴としての存在…

あ、一つ初めての体験をしました。
意味もなく…いえ、恐らく意味はあったんだろうけど
突如涙がこみ上げて来るという世にも不思議で
私としては、かなり衝撃的な体験

振り返ってみると、戦争のイメージを
かなり具体的に持っている私だから
上記のような状態になったように思うが
涙がこみ上げて来た瞬間に読み解けなかった。

それは、真珠湾攻撃から原爆が落とされるまえでのシーン。
役者陣の物凄いエネルギーと不協和音による不可思議な曲…
…今思い出しただけでもゾクゾクする…

ああ~
いくらここに書き連ねても
観てもらわなきゃ、あの衝撃は伝わらないよねぇ。。

是非皆さんにも一度は維新派の舞台を観て頂きたいなぁ。
特に夢幻の団員には…

今回は団員に案内をしそびれたので
次回は早めにみんなに舞台案内をしようと思います。

公演終了後、劇場の事業部長W氏とお会いした。
W氏は、まつもと芸術館の初代支配人さん。
それを知っていた演出家松本氏が
ケンジ君をW氏に紹介してくれて
その流れで、私とケンタロウも会えることになった次第。
W氏は、とても温厚そうで笑顔の優しい紳士といった風貌。
夢幻工房の名前をご存知で
うちの野外を観てみたいと仰ってくれて
来年度の舞台案内を送ることを約束。
その後、W氏が松本氏に私たちを紹介してくれて
野外劇や舞台についての話を短時間だったが話させて頂いた。

ありがとうございました

やはり維新派から学ぶことがまだまだある…
そう思えた維新派の舞台だった。

  観に行って良かった

ケンタロウ君もかなり刺激を受けたようだったしね。

さて、この衝撃を夢幻流にアレンジしてどう提出するか…