蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇団東俳へ♪ #初 #東京公演 #演劇 #地方劇団 #岸田國士

2018年01月17日 23時14分45秒 | 日記

今日は東京池袋に劇団員が集結!

更に現在東京で女優として活動している
押鐘楓ちゃんが打ち合わせに合流してくれた。

彼女は以前オープンエアシアターに2回出演したことがあり
夢幻が東京で公演するという情報を聞きつけて

 お手伝いさせてください!

と自分から名乗りを上げてくれた。

 カエデちゃん、ありがとーっ!

ファミレスでランチを食べながら
2時間ほど打ち合わせをして
チラシ・ポスターを大量に詰め込んだトランクを
みんなでゴロゴロひきながら
それぞれの担当地域に分かれて宣伝開始!

私は、結婚前に一人暮らしをしていた板橋区幸町へ。

当時大変お世話になったTおばさんの団地を訪問。

Tおばさんは、私が実家を出て一人暮らしを始めるとき
アパートをお世話してくれた方。

実はTおばさんの息子Sさんは劇団東俳時代の仲間。

今日はそのSさんの奥さんもTおばさんと一緒に
私の来訪を待ってくれている。
彼女は当時美容師さんで、私の結婚式の時に
ヘアメイクをしてくれたのでした。

何しろ・・・35年ぶりの訪問。
風景は覚えているものの、Tおばさんの団地までの道は
記憶のはるか彼方・・・バス停に降り立ったものの
右も左もわからず、Kさんに電話して迎えに来てもらった。

団地は新しくなっていて、Tおばさんのお部屋も
以前とは比べ物にならないくらい住み良くなっていた。

ずっと不義理をしていたにもかかわらず
満面の笑顔で私を迎えてくれて
突然の来訪を心から喜んでくれた。

東京公演には、ご家族総出で
観劇に来てくれると言ってくれた。

涙が出そうになるくらい嬉しかった(^^)

その上、当時私と縁があった人たちに
電話をしてくれたり、電話番号を教えてくれたり…

本当に有難いことです。

Tおばさんは

 泊っていけばいいのに・・・

と言ってくれたけど、夕方アポを取っていたため
また遊びに来ることを約束して
後ろ髪をひかれる思いで、団地をあとにした。

次に向かったのは、私が16歳~20歳まで所属していた劇団東俳

私の古巣の劇団である。

この劇団の社長ご夫妻には当時大変かわいがっていただいた。

中高演劇部員だった私が
本格的に演劇の道を志し始めたのが
この劇団東俳。

外郎売の基本を叩きこんでいただいたのもこの劇団である。

社長は数年前にご病気で他界され
現在の社長は奥様である藤野珠美先生。

藤野先生には日本舞踊を教えていただき
長野に引っ越してから日舞藤間流の門を叩いたのも
藤野先生が藤間流だったから。

役者として哲学の必要性を教えてくれたのも
ココのレッスンで知り合った先生の一人だし
人のご縁の大切さを教えていただいたのも
ココの先生方である。

東俳には、夢幻を立ち上げてから2回ほど
近況報告を兼ねて訪問したことがあるが
それ以外は、年賀状だけのお付き合いで
今回もお時間をいただけるどうかわからなかったが
まずは電話をしてみようと、先週連絡してみたところ
快くお時間を作ってくださると・・・

皆さん、なんと暖かい方たちなのだろう・・・
こんなに素敵なご縁に恵まれた私は
本当に果報者だ・・・

朝から雲行きが怪しかったが、雨がしとしと降り始め
東俳につく頃には土砂降りになってしまった。

事務所に到着した時、大きなトランクはびしょ濡れ(^-^;

先生がトランクを見て

 こんなに大きな荷物を持って来たの??

と驚きつつも

 さ、中へ入って!

と通されたのは、劇団の事務所だった。

事務所には数人の職員さんがいて
先生が私を紹介してくださった。

事務所の皆さんに紹介していただいたのは初めてで
私のほうがが驚いてしまったぐらいで・・・

藤野先生は相変わらずパワフルでアクティブで
背筋もシャンと伸びていて全く年齢を感じない。

現在、新しくビルを新築中で

 これが私の最後の仕事よ。

と仰る先生の姿を見て

 私も先生のように年を重ねたい・・・

と思った。

昔は人生80年と言われたが
今は100歳でも元気に生きている方も多く
人生100年だと考えれば
私の年齢はまだまだひよっこ。

そう考えれば、まだまだ出来ることはある!

藤野先生のお元気な姿に触れ
未来への希望が膨らんでいくのを感じた。

先生や事務所の皆さんに
東京公演のご案内をさせていただき
近況報告をさせていただいた上で
今後の劇団活動の展開についても
ご相談もさせていただいた。

またご報告できる段階になったら
皆さんにもお知らせしたいと思います。

その後、先生が

 ご飯でも行きましょうか。

と仰ってくださった。
そても有難いお誘いなので
すぐに劇団員に許可をもらって
彼らとの合流時間を夜9:00に変更。

先生に案内していただき駒込駅近くの居酒屋へ。

アンコウ鍋、とっても美味しかった♪

楽しい語らいのひと時は、時が過ぎるのが早くて・・・

私の都合でお時間をいただいたにもかかわらず
ご馳走にまでなってしまって恐縮至極(^-^;

藤野先生、誠にありがとうございました!

東俳出身者の「たけのこの会」というグループがあるそうで
私もそのグループに入れていただけることになった。

有難いことですね。

これからの交流が益々楽しみです。

先生と分かれて、池袋で劇団員と合流。

居酒屋で夜行バス出発の時間まで語り合う。

あ、世界漂流2030の稽古で東京にいるケンジも
今日はお稽古がお休みで周知活動に参加。

ケンジの頑張りを見て
さりあもまゆりんも刺激を受けている様子。

みんなが互いに刺激し合って高め合っていく・・・

いい空気だ。

さて・・・

「白とかげ」の演出プランをそろそろ確定しなければ・・・

応援してくださる皆様への感謝の思いで
精一杯取り組んでまいります♪


最後に・・・
劇団東俳の公式HPに掲載されている
藤野先生の教育理念をご紹介したいと思います。


どんなに時代が変わっても、人間として大切なものは変わりません。

「素直な心」「失敗を恐れない勇気」「あきらめずにやり抜く根気」。
これらは、芸能業界だけでなく、どんな分野においても必要なものではないでしょうか。

またレッスンや自主公演を通じ、本気、本音で人に伝えること
高い志と強い信念を持ち続けることを指導します。
そして業界の求める資質を身につけるだけでなく
社会人として必要不可欠な、 人に信頼される人間
人の役に立てる人間となるための指導を行い
理想的な人材の養成を目指しています。


 



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