蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

リアクション

2011年07月29日 23時10分25秒 | 日記
日常はみんな、いろんなリアクションをしてるんだよね。
ところが芝居になると、なぜか出来なくなる。

みんな日常は、とっても良い表情してるのに
もったいないなぁと、いつも思う。

頭で考え過ぎてるんだよね、きっと。
あ、もちろん、自分じゃない人を演じるわけだから
考えて、その役にぴったりな反射や反応を探す必要はある。

考えた結果、がんじがらめになっちゃうのかな?

覚えておいて欲しいことは
演技をしやすくするために考えてるってこと。

演技をしにくい、あるいは表現を発見しづらい方向の
想像や妄想に走らないで欲しんだけど
なぜか、みんなそちらへ走りたがるんだよなぁ。

なぜだろう?

邪魔しているのは

  ①思い込み
  ②恥ずかしさ
  ③失敗に対する恐れ

①に関して―
なかなか視点を変えられないんだよね。
一つの価値観に囚われると、変えたくて変えられない。
いろんな価値観・視点・柔軟な思考力を持っている人は
発見も早いし、閃く率も高くなる。

他者を演じるって、他の価値観を知るってことでもあるんだよね。
これって、日常でも役立つことなんじゃないかな?

②と③に関してー
稽古場で失敗を恐れるな!
どんどん失敗して、恥をかいて…
それをしてもいいのが、というか
それを見せるのが稽古場なのだ!
学校教育の弊害…と、よく言われるが
これも単なる思い込み。
稽古場は教室じゃないのは誰だってわかってる。
だよね?
バカバカしい思いこみを捨てると
稽古が数倍楽しくなる。
これ、本当だよ。
騙されたと思って、思い込みを捨てて
稽古場に入って来て欲しいな。


今日は古人の稽古だった。

みんなずっとトンネルを突っ走っていて

  いつ抜け出せるの?!

と思っていたが、ようやく光が見えてきた感じ。
恥ずかしさが大分抜けて来たね。
思い切りの良さと胆の座り方で
演技なんてものは、ガラッと変わる。

明日から2日間は、缶詰稽古。
この2日でどこまで詰められるかが勝負…
本番まで、土・日の稽古は、あと6回!

残念ながら都合で休みのメンバーもいるが
お互いに助け合ってフォローしながら
良いチームになるよう頑張ろうね♪


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