蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

夢幻工房大忘年会&送別会

2015年12月27日 17時30分26秒 | 日記
昨日は、2015年を締めくくる夢幻大忘年会♪
今回は、劇団員・塚田健太郎君の送別会を兼ねて開催。



健太郎君はオープンエアシアター2002『KAGUYA』の時
一般参加者として出演し、その年の秋に劇団員として入団。

それから13年と数カ月―

板に乗った回数は数知れず(^_^;)

夢幻を立ち上げてからの芝居製作本数は
数えたら何本になるんだろう?

程度は別として量産はしました(笑)

入団以降、様々な出来事がありました。
色々な障害を乗り越え、劇団活動を継続し
法人化してからは、中心メンバーの一人として
劇団を支えてくれました。

その彼がようやく自分のやりたいことを見つけ
独り立ちすべく活動会員を退くことになり―

これまでの尽力に心から感謝!

今後も法人理事として劇団活動を
外部からサポートしてくれるとのこと。

可能な範囲でこれからもよろしくお願いします。

13年以上、劇団に貢献してきた劇団員
笑顔で送り出したい…と思っていた。

当初は、来年3月に退団の予定だったので
3月に送別会を行おうと考えていたのだが
彼の都合があり、急遽12月末の退団が決まった。

まだ引き継ぎが残っているので
3月頃までは手伝ってもらうことになるが…

既に決まっていた忘年会を外部参加OKにして
共に健太郎君のこれまでの働きを労い
これからの門出を祝っていただく会にすることに。

今回は準劇団員&研修生が中心になって
企画からお料理まで、ほぼ全ての準備を担当。
劇団員はアドバイスやサポートに回った。

18:00開始予定だったが、師走で忙しい時期のせいか
集まりが遅めだったこともあり、若干遅れてスタート。

お酒やソフトドリンク、お料理やお菓子など
差し入れをいっぱいいただきました~

団員たちが仮装して集まってきた。
どうやら年忘れハッチャケ忘年会が目標のようだ。



サリアはかわいかったし、ケンジの女子高生は笑えたが
青い髭を消して欲しかったなぁ~(笑)



遅れて到着したつっきーの女装が
余りに板についていてビックリドッキリ(*^_^*)



おじさま方が

 だまされそう~

と叫んでたよ~(笑)

話がそれた(汗)

塚田國之理事の乾杯の音頭でイザ開宴♪

食べて飲んで喋って喋って♪

有る程度、お腹が満ちたところで、企画開始(^^ゞ

今回は、5W1Hならぬ“3W1Hサイレント・エチュード”

5W1Hは社会人に必要なホウレンソウ〈報告・連絡・相談〉を
実行する上で知っておくべきことでもある。

またエチュードを創作する場合にも
芝居を創作する上でも必要な項目。

What:何を→仕事の内容、種類
Why :なぜ→意義・目的、動機、理由、背景、必要性
Who :誰が→組織、グループ、役職、男女、キャラクター、人数、中心人物
Whom:誰と→相手、中心人物との関係、組織、グループ、人数
When:いつ→着手時期、時間軸、季節、職業の場合は納期や期限などを含む
Where:どこで→場所、位置、職場内外、屋内外など
How :どのようにして→手段、方法、段取り、技術など

ビジネスの場合は、これにHow muchを加え
5W2Hとするケースもある。

How much:どれだけ→数量、予算、単価、範囲など

研修生のシンヤ君が、大学時代に受講したWSで
上記を使ったサイレント・エチュードをやって
面白かった覚えがあるということで
今回、企画としてやってみることになった。

忘年会までの青年クラスの稽古時に実験し
もっと面白くなるように改良を重ねた。

なぜうまくいかないのか
どうすればうまくいくのか

なぜ?=Why
どうすれば?〈どのようにして〉=How

この2つは、創造者に欠かせない思考。

そうそう!

「トヨタ式5W1H」って知ってますか?

この5W1Hは

 なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

と繰り返し問題を深く問い続ける中で
物事の本質や真の原因が突き止められ
そこで始めて如何にして解決〈改善〉していくか
手法や方法論を生み出すことが出来るという。

芝居を創作する時に、私も「なぜ?」を繰り返す。
数えたことがないが、軽く十の単位は越えてるなぁ…
もしかしたら百の単位かも??

発見するのが面白いんだよね~
だから追究するのが楽しいし
面倒になることもない。

この面白さを知っていると人生退屈する暇がない〈笑〉

忘年会の企画を練りながら

 うん♪ いい傾向だ~♪

と、ほくそ笑む私〈笑〉

これは芝居の世界に限ったことではなく
どんな業界でも役に立つだと私は思う。

夢幻の劇団員は、プロ役者を目指しているが
準劇団員や研修生は、学校や仕事を優先しながら
演劇活動を行っているメンバーである。

なので、青年クラスやキッズクラスの稽古では
日常生活に還元できることを視野にいれながら
指導にあたっている。

役者は個性豊かなほうが好まれる傾向がある。
もしかしたら奇人変人と思われるような人のほうが
役者に向いているのかもしれないと思う時もある。

けど、ここは日本―

日常生活が破綻してしまったら
やりたいことが出来なくなる確率が高い。

①無知が故の型破り
②知恵のある型破り

①を好む人もいる。
私は若い頃、どちらかというと①だった〈汗〉

けど、役者は様々な価値観を知る必要に迫られ
やればやるほど深めれば深めるほど②に移行していく。

ここで勘違いすると型を破れなくなる可能性があるのが
知恵をつけるつもりで、知識だけを詰め込んでしまった場合。

知恵と知識は違うんだよね。

……ああ、長くなるぅ~

この件は、ひとまずここまで。

何が言いたいかというと、ですね~

芝居は何をやってもそれが生きる世界!

……ざっくり過ぎるか〈笑〉


さて、こうして作った企画はというと…

ご来場いただいた皆さんも
エチュードに参加してくれて
とって盛り上がりました~

  

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございましたm(__)m

企画した甲斐があったね~

これも成功体験の一つ♪

こういう体験が積み重なり
自信に繋がっていくんだよね~(^^)

その後、キッズクラス入団者のイブキちゃん(小1)を紹介。



会場から

 かわいい~

という声が飛び交う。

マジかわいい(^^)
これからが楽しみです♪

その後、風船おじさんのMさんが
サプライズでバルーンパフォーマンスを
披露してくれました♪

 

みんな大喜び♪

Mさん、ありがとうございましたm(__)m

再び暫し歓談後、合同公演の追加キャストの発表!

実は…

今回の合同公演に

オープンエア一般参加で継続出演している下記の
3人の男性メンバーが出演することになりました!

 月岡 俊さん
 塚田聡志さん
 小田切桂一さん



劇団本公演では考えにくいキャスティングだが
来春は合同公演ということもあり
村上さんに相談したところOKのお返事が!

先日3人のキャスト陣に稽古場に来てもらって
チラシの写真撮影も完了。

始めて稽古場に来た3人は、オープンエアの稽古場と
全く空気の異なる稽古場に若干臆したようだけど

 頑張ります!

と前向きにチャレンジしようとしている。

オープンエアは一人一人の演技を
細かく見ることが難しい環境だが
今回は少人数で、しかも台詞芝居。

この舞台に参加することで演技力が向上すれば
オープンエアでも、これまで以上に
生き生きと演技ができるようになるかも…

そんな期待を抱いてのキャスティングでもある。

お三方、大いに期待しています!
公演の成功に向けて共に頑張りましょう!!

最後に塚田健太郎君から退団挨拶―

ご支援いただいているTさんから届いた花束を
キッズのみゆちゃんが贈呈。
続いて劇団からも感謝の意を込めて花束を贈呈。



13年間、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございましたm(__)m

それを受けて、私も挨拶―

締めはハピスポの亀さんの一本締め♪

一次会にご参加いただきました皆様
差し入れをいただきました皆様
誠にありがとうございました!

二次会は我が家へ移動。

一次会に参加できなかったメンバーも合流し
いつものことながら、ハッチャケ忘年会は
朝まで続きましたとさ(笑)

皆さん、長時間お疲れ様でした。

今年も一年、大変お世話になりました。
心から御礼申し上げます。

明年もよろしくお願いいたします!


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