蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

演劇大学INにいがた 2013

2013年08月29日 22時20分27秒 | 日記
今日、劇団員・ケンジ君が新潟で開催される
演劇大学に向かった。
これは演出家・俳優養成セミナー。
下記が概要です。

■文化庁委託事業
 「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
 演出家・俳優養成セミナー
演劇大学INにいがた 2013
■期間=2013年8月29日[木] ~ 9月1日[日]
■会場=新潟大学(五十嵐キャンパス内、総合教育研究棟が主会場)

全四日間のコース。
ケンジ君は、このうちの実技/俳優育成講座を受講する。
講師は松本修さん。
下記は松本修さんの略歴です。

 俳優として文学座に10年間在籍の後、1989年に演劇集団MODEを設立。
 ワークショップを活用する独自の方法で
 チェーホフ、ベケット、カフカの作品を再読・再構成して上演。
 また、別役実、唐十郎、竹内銃一郎などの戯曲を新演出。
 読売演劇賞優秀演出家賞、湯浅芳子賞、千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。
 近畿大学芸術学科舞台芸術専攻教授。
 代表作『逃げ去る恋』『わたしが子どもだったころ』『失踪者』『城』『変身』など。
 
そして、最終日の日曜日には発表会が行われる。

≪実技講座 発表会≫
■日時 9月1日[日]13:00~14:30
■会場 スタジオ(B棟5階)

私は、MAをお休みさせていただいて
もっちゃんと、この発表会を見学に行く予定。

演劇大学の講師のお一人である和田喜夫先生は
演出者協会の理事長で
夢幻旗揚げ当初からずっと
オープンエアの監修をして下さった方。
2010年の「百々眼~スパイラル~」が
和田先生に監修していただいた最後の作品となったが。

旗揚げ当初3年間ぐらいは
劇団本公演の脚本も読んで頂き
アドバイスをいただいていた。

私が今、演出家として認めていただけるようになれたのは
和田先生のお力添えがあったからなのです。

その和田先生と初めて知り合ったのは
忘れもしない1997年に開催された「演劇大学 in 飯田」

そうなんです!
私にとっての大きな転機は、この演劇大学!
そこで和田先生と出会い、その翌年
劇団を立ち上げることになって
役者しか経験のない私が脚本・演出をやらざるを得なくなり
すがる思いで、和田先生に連絡を取ったところ

  君のことはよく覚えてるよ
  インパクトがあったからね~(笑)

と、仰ってくれて、それから何度か東京に通い
先生からご指導を受けて…

さんざんお世話になっておきながら
ここ三年はすっかりご無沙汰してしまっていた。

今月の始めに先生が演出される野外劇が
長野県内で上演されると知り
何とか駆けつけたかったが
オープエアの稽古が詰まっていて
断念せざるを得なかった。

ちょうどそんな頃、演出者協会から
新潟での演劇大学のチラシが届いた。

私にとって大きな転機となった演劇大学。
受講すれば、スキルのみならず人脈を広げる機会にもなる。
ケンジ君もきっと何らかの大きな刺激を受けるに違いない。

で、私も和田先生に久しぶりにお会いしたいと思い
日曜日の発表会を見学がてら新潟まで行くことにした次第。

ただ、直江津ならまだしも新潟市は遠い。
一人で運転していくには不安がありまして…
恐る恐る(?)もっちゃんに相談したところ
一つ返事でOKをくれて…

 ありがとう、もっちゃん!

久しぶりに和田先生と再会できそう♪
今からワクワクです。

積もる話はあるけれど、受講生じゃないので
取り敢えず元気な姿を見に、見せに、行って来ます。


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