蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

2021年 初稽古💫

2021年01月02日 21時18分00秒 | 日記
今日は初稽古💫

演目は『維新の彗星 〜赤松 小三郎〜〜』

幕末に生きた上田藩士 赤松小三郎さんが主人公♫

原作は江宮隆之先生の著書「龍馬の影」

本の内容は……

幕末、坂本龍馬より先に議会制政治を構想し
龍馬より少し前に暗殺された男がいた。
歴史に埋もれた赤松小三郎という男の
鮮烈にして壮絶な、夢と挫折の生涯を
はじめて描く傑作時代小説ーー

坂本龍馬氏の船中八策が
明治政府の政治に影響を与えたというのは
幕末〜明治維新に興味のある人であれば
誰でも知っていると言って良いくらい有名な話。

実は龍馬よりも前に、国内の内戦を阻止すべく
幕府、朝廷、薩摩、長州、会津を奔走し
国の政治な仕組みについて詳しい提言を
幕府や有力大名に建白書として提出した人がいた。

それが、赤松小三郎氏なのだ!

この小説を初めて読んだのは2015年の初夏。

その年の夏の野外劇で、江宮先生が書かれた
「将軍慶喜を叱った男 堀直虎」を原作に
幕末の須坂藩主 堀直虎公が主人公のステージを
劇団創立15周年記念公演として上演することになり
江宮先生にヒアリングのお時間をいただいた時
先生が私に「龍馬の影」をくださった。

帰宅後、早速読んでみたところ
とっても面白くて、議会制民主主義を
初めて文書として正式に建白した小三郎さんの名を
耳にしたことすらなかった私は衝撃を受けた。

直虎公の時も全く同じで、先生の本との出会いが
私を目覚めさせてくれた、といっても過言ではない。

2015年に上演した市民野外劇「Straight Tiger 直虎」は
大変ご好評をいただき、その2年後
須坂市の実行委員会からお声がけをいただき
メセナホールの大ホールで再演させていただいた。

この時、ホール職員さんが
 演劇でこれほど集客できたのは
 ホール始まって以来❗️
と驚いていらしたことを鮮明に覚えている。

あれから5年が過ぎ、今回ようやく舞台化することに✨

当初はじっくり時間をかけて準備して…
と思っていたが、昨年はコロナ禍で
スケジュールがハチャメチャになり
下半期がこれまで以上に多忙を極め
短期決戦になってしまった💦

けど、この舞台、マジ面白いです。

原作が面白いのだから当然なんだけど
赤松顕彰会の方から新情報を伺ったりして
中身の濃い内容に仕上がりそう。

現代と幕末をつなぐことで
歴史に興味がない人にも
楽しくご覧いただけるように、そして
小三郎さん始めより良い日本にすべく
命をかけて奔走した人々がいるから
今の日本があり、法に守られた生活と
平等な社会があるもいうことを
心で感じていただける作品に出来れば…と。

面白くなければわたし自身が飽きるので(^◇^;)
面白くなるはず❣️

その舞台の新年初稽古が今日でした💕

お正月2日目から稽古に付き合ってくれた
キャスト陣に感謝😭

下記は稽古写真だけど
動画を切り取ったのでちょっとピンぼけ💦

















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