蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

創ると言うこと・・・

2014年01月28日 12時12分48秒 | 日記
『創る』(つくる)と言う言葉の意味は…

 ◎方式や技術を新しく生み出すこと:発見する、発明する、編み出す、見出す、つくり出す
 ◎なにものかを生み出す:創る、創造する、創生、創立、創業

つまり、『創る』という言葉(漢字)には
「生み出す」という意味が含まれるということ。

この「創る」という漢字は、現在
常用漢字として用いられていないそうだが
私は敢えて「創る」と表記する時がある。

「作る」「造る」「創る」

例えば、仕込みの場合は「舞台を造る」と書く。

それぞれ意味が異なるんだよね。

漢字は奥が深い。

ところが、言葉として発するとどれも同じ発音で
その深い意味を聴き手へ届けるには
触感や情感や、前後の他者とのやり取りが大切になって来る。

創る作業をしながら、そんなことをふと思った。

先週末も稽古づくし。
役者陣、ハァハァしながらも頑張ってくれている。
高度な要求の連続…
みんな大変だと思います。

 ○○○○、出来るかな?

と言って、やってみてもらうが
上手くいく時といかない時がある。

で、上手くいかない時に

 …無理かな…

と私が言いかけると、役者陣の誰かしら一人がサッと遮り

 やってみよう!

と言って、知恵を出しながら
実現するために工夫をしてくれる。

ある時、劇団員の一人に

 出来そうにないって、すぐに諦めないでください。
 もっと要求してください。

と言われた。

私は、無理そうだ、と思えば変更するし修正もする。
が、その「無理そう」と思う基準が甘過ぎるのか…

 役者は、自分の体の心配は自分でするもの
 無理だと思えば、自分から進言しますから。

うむ…
そうか…
どうもねぇ…

「大丈夫?きつくない?」というのが口癖になっているようで。

役者やスタッフへの気遣いも大切である。

創作に集中していると、気遣うことを忘れがちな私は
そうならないように…と、自分を戒めている。
それでも、本番近くなると
周囲に目がいかなくなることもシバシバ。。

妥協せず、プラン実現に向けて突き進みたい。
妥協ではなく、実現が困難な場合でも
別の手法で最善を見い出す…

厳しさと気遣い…良いバランスを保てるようになりたい。

日曜日は、衣装の北村さんとユカちゃんが
13:00~21:00過ぎまで、稽古場に詰めて
衣装製作をしてくれた。

ご苦労さまでした!

公演パンフレット製作は、つっきーが
小道具製作は、なっちゃんが
それぞれ手伝ってくれることになった。

周知に関しては、N社のN常務さんのお声掛けで
長野市近郊の銀行関係の皆様がご関係の方々に
公演のご紹介下さっているとのこと。
有難いことですね。

皆さんのご協力に心から感謝です!

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