蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

土砂災害に注意

2021年07月06日 12時20分52秒 | 日記

土石流により災害に見舞われた静岡県熱海市・・・

亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます・・・

7/4は熊本の豪雨災害から一年
各地で追悼式が開かれている。

この災害による関連死を含むと74人の方が亡くなられ
未だ3700人もの方が仮設住宅での仮住まい状態。

人間は水がなければ生きていけない。

なので人間にとって雨は恵みだ。

けど、大雨による洪水や土砂災害による被害は甚大。

朝の連続テレビ小説「モネ」は
気象予報士を目指す主人公を描くドラマ。
天気予報は未来を予測でき
災害の危険性から大切な人たちを守れると・・・

梅雨、台風により毎年甚大な被害に見舞われる日本列島。

科学が発達し、物質文明も円熟している現代でも
災害を免れることが難しいのは何故だろう。

危険地域と知りながらも、様々な思いや事情で
土地を離れることが出来ないから・・・かな。

日本は地震も多く、絶対に安全と言える場所は少ない。

自然の驚異の下で人間は無力だ。

だからこそ防災意識を持って事前に予測し
命を守る行動が大切なんだよね。

今も熱海は土砂災害の危険性が非常に高い状態が続いている。

熱海だけではない。

長野県は土砂災害が最も多い県の一つ。

今夜は、雷雨や一時的な大雨が降る予報が出ており
警戒する必要がある。

今、雨が少なくなっていても地盤が緩んでいて
ホッとした瞬間、災害に見舞われる・・・ということも。

ハザードマップで自宅周辺の危険度は確認済み。

我が家は犀川が決壊したら一巻の終わり💦

犀川(千曲川も)は昭和20年10月に大洪水が発生。

終戦直後だね・・・

4年後の8/31-9/1、キティ台風により再び大洪水

その後、改修工事を行うが
昭和34年、台風7号による大洪水で
県下の死者は71人、重軽傷382人という
戦後最大の被災となった。

昭和40年 信濃川が一級河川に指定され
信濃川水系の犀川、千曲川も一級河川に。

一級河川は国土の保全または国民経済上、特に重要な水系
河川法によって指定された河川
国土交通大臣が管理に当たり、一部区間は都道府県知事に委任するの管理。

一級河川は国の管理
二級河川は都道府県の管理

一級河川の数は14,000!

これを国が管理しているわけで
この予算が削られれば大変なことになる・・・

洪水防止の役割を担っているのはダムや堤防

ダムの問題は貯水容量、この容量を超える雨量になると
放水することになり、下流域は被害を受けることになる・・・

このダムや堤防の高さは過去の降水量を基に算出しているが
近年、降水量が増加傾向にある。

14000もの河川を見直し改修する必要がある・・・

自宅近くの犀川の土手は、非常に厚くて高さもあり
恐らく滅多なことで決壊することはなさそうだが
川沿いに住んでいることの危険性を忘れてはならないよね。

日常生活に追われると防災意識が薄れる時もある。

 

私は歴史を掘り返して作品を創作しているが
どの時代も水害で苦しむ民がいて
日照りによる水不足で作物が採れず
飢えに苦しみ餓死する民もいて・・・

人間の歴史はまさに水との戦い。

下記は昨年の北斎ホールシアターで上演した
「水の甍」という作品内で
福島正則公が指針にしたセリフー

「水を制する者が国を制する」

 

見出し画像は上記作品中、城の石垣が何度も崩落し
人柱を立てて神に願いをかけるシーン💦

日本は昔、堤防や建築物を建てる時
災害や敵襲で破壊されないよう神に祈る目的で
生きた人間を生き埋めにする風習があったのです・・・



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