蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

上田公演を終えて♪

2019年03月02日 21時11分19秒 | 日記

上田公演会場の犀の角劇場は
キャパ最大80名程度の小劇場。

舞台転換の都合上、客席を潰して
ステージを広げたため客席は最大60名になった。

そうそう!

犀の角の支配人・荒井さんが
張り出し舞台用の平台を黒く塗ってくださったの。

そのおかげでパンチカーペットを敷かずに済みました。

荒井さん、ありがとうございます!

照明オペは、劇団モカイコZの伊藤茶色さん。

夢幻の舞台のオペは初めて。

こんなQ数が多いステージも初めて。

が、初めてづくしとは思えない仕込みと操作で
マジ驚いた!

そもそも私がイメージする照明プランは
犀の角にある灯体だけでは対応しきれず
悩んだあげく、人脈を頼って
灯体を貸りてきてくれたようで。

ありがとう!!!

そのフットワークの軽さとバイタリティは
夢幻の劇団員に負けないかも♪

出来上がったステージは、とても見易くて素敵な空間。

ただ・・・
仕込み~バラシまで、想像以上に体力のいる現場だった。

犀の角劇場は通常カフェを営業しているため
テーブルやソファ、本棚などを撤去するところから
仕込みが始まる。

仕込み日は初日前日の木曜日。
平日のため、お手伝いも頼めず
あわや劇団員だけ?と思ったけど
ことたま座さんが来てくれたのと
午後から映像担当のマモル君が
手伝いに来てくれて、本当に助かった。

それでも、仕込みは想定の倍ぐらい時間がかかり
見込みの甘さを猛省。。。

仕込み日の照明合わせは想像通り時間がかかり
終了予定時刻の22:00になっても
まだ半分も終わっていなかった。

荒井さんに頼み込んで、深夜0:00まで延長。

それでも終わらなくて、次の日も朝8:00開始。
午後は何としてもゲネプロを行い
夜の本番に備えねばならない。

まあね・・・
Q数が150超(^-^;

シーン数が多く、人間ならざるモノたちが登場するし
お客様が変化に気づく前に変わっている・・・というような
明かりもあるため、きっかけが多くなる。

私は長時間の照明合わせに慣れているが
初めて担当する茶色ちゃんは
相当きつかったんじゃないかなー

けど、泣き言を言わず最後まで付き合ってくれて感謝!

本番も大きなミスなく終えた。

上田公演2日目の動画を長野三光のH氏にお見せしたところ

 照明オペの子、すごいねー
 これだけの灯数で・・・

と、驚嘆の声をあげていた。

プロのオペレータに絶賛された茶色ちゃん♪

これからが楽しみな人材だ♡

 

音響は松本公演に続いて研修生のアンちゃんが担当。
随分慣れて来た感じで、危なげなかったね。
まだ若干音量が遠慮がちだけど
大きなミスはなく、しっかりと仕事を果たしてくれた。

映像担当のマモル君、オペレーターは初めての経験。
シャッターの上げ下ろしに若干苦労したようだけど
初めてにしては上出来の操作♪

アンちゃん、マモル君、本当にお疲れ様でした。

当日の受付は、平日は幸子さんとミユナちゃん。
土曜日はリカちゃんとスノも参加してくれて助かったー

研修生のシンヤは、松本公演に続き
ナント!
バラシのお手伝いのためだけに
長野市から駆け付けてくれて・・・

本当にありがとー(*^^*)

周知が行きわたらず動員を心配していたけど
初日の金曜夜は、少なめではあったけど
ほぼ座席は埋まってる感じで、ホッ。
2日目で千秋楽の土曜日の午後は
有難いことに満席!

ご来場を賜りました皆様、誠にありがとうございました!

そして・・・

周知にご協力いただきました皆さまに
心より御礼を申し上げますm(__)m

実は・・・夢幻の外部理事T氏に某会社の会長M氏をご紹介いただき
周知へのご協力をお願いしたところ、二桁のチケットをご購入くださり
それをご友人、知人の方に差し上げて下さったようで・・・

M氏は予定がずらせずお越しいただけなくて残念だったが・・・
次の機会にはぜひご覧いただけるよう
早めにご案内をお届けしよう。

M氏をご紹介いただいたT氏にも心から感謝です。

上田公演のゲストはくぼっちさん♪

大勢のお客様にお声がけいただき
ありがとうございましたm(__)m

松本公演のゲスト、ずーさんもそうだったけど
遠方から長野市まで、稽古に参加してくれて
ただただ感謝です。
そして、支えて下さったご家族の皆様
本当にありがとうございましたm(__)m

ずーさんがお世話になっている演劇グループの
M先生ご夫妻もご来場くださって嬉しかった~
有難いご感想もいただき、胸が熱くなって・・・

一昨年、賢治が佐久市コスモホールの主催事業
「こころのミュージカル」で主演を演じさせていただいて以来
コスモホールの館長O先生、声楽家のY先生
Hさんご夫妻、ここみゅの皆さんと交流が始まり
上田公演にはたくさんのここみゅメンバーが来てくれた。

O先生からは温かいご感想と共に
次の公演への目標になるアドバイスをいただいた。

またY先生はご主人様とご来場くださったのだけど
ご主人さまは作家・中島敦氏と遠戚関係があるそうで
舞台を観てとても感動してくださったご様子だった。

中島敦氏と縁のある方に喜んでいただけたのが
何よりも嬉しかった。

その後、Y先生から、中島氏のご家族の集合写真や
当時の記録を綴った文書を送っていただき
中島氏が生きた時代の輪郭がより一層明確になった。

まだまだ調査が甘かったか・・・と反省しつつも
私の想像とかけ離れてはいなかったので
そういう意味でホッと胸を撫でおろした。

Hさんご夫妻始め、ここみゅの皆さんからも
温かいご感想をいただいて・・・

ここみゅにケンジを誘ってくれたのは
元劇団員のWさん♪

ご縁を紡いでくれてありがとうm(__)m

また、2018信州総文祭でお世話になった先生方が
4人もご来場くださって本当に嬉しかった。

あ、松本公演にもお一人来てくださいました~

皆さま、本当にありがとうございます!

長野からも辛口の感想をきちんと伝えてくれるTさんに
お越しいただき、四翌日、ご感想を伺った。

だってまだ公演は続くんだもの。

上田公演は松本公演以上に感動してくださったお客様が多くて
帰り際、目を赤くしながらお帰りになる方も多かった。

アンケート回収率も高く、全体的にお客様の満足度は
高かったことが皮膚感覚でわかる。

けどこの舞台、まだまだ伸びしろはある!

残すは、飯山と長野の2公演!

お客様のご感想を精査して
的確なご意見を真摯に受け止め
次回公演に生かしていこう!!

こんな風に作品を進化&深化させながら
上演することができるこの巡回公演企画
会場ごとに演出を変えなければならないのは大変だけど
私自身の学びになっているし、今後の糧になることは間違いない。
役者にとっても負担は大きいと思うが
自分を振り返りながら、役を深めていけるという点で
他に類のない特化した企画だよね。

これも芸術文化振興基金様のご助成のおかげ。
企画に賛同し、ご協力くださっている方々のおかげ。

そのお一人が荒井支配人♡

終演後、犀の角で打ち上げを行った時

 いい舞台だった。
 そして、良いチームだったよ、本当に。

と言っていただけて、嬉しかった(*^^*)

 あとは・・・舞台監督がいると良いなぁ
 演出と舞台監督は別の人がいい

というご意見もいただいて・・・

団内に舞台監督がいてくれたら、こんな心強いことはない。

だけどねーみんな役者志望だし
まだまだスタッフを食べさせていくほどの収入はないし。。

けど、密かにスタッフ志願者の入団を待つことにしよう。

心で祈っていると、いつか実現する日が来る・・・

想念って、凄い力を持ってるんだよねー

私の場合、かかる年数や時間は様々だけど
明らかに様々なことが実現している。

思い込みの強さは、時として悪い方にも作用するけど
思い込みが強いからこそ、想念が実現するんじゃないかと(^-^;

役者も思い込みが強い人のほうが嘘のない演技を出来るんだよねー

自己批判の強い人は、常に自分を批評し続けているので
信じる、とか、思い込む、ことが難しいのかもしれない。

 「馬鹿と天才は紙一重」

という言葉があるけど

周囲から「あの人、馬鹿?」と疑われるくら
目標に向かって夢中になって思い込んで集中して取り組める状態は
何かを獲得するために必要だと私は思う。

実はこれが一番難しいことかもしれない。

最近稽古しながら、いつもこのことを考えている。

自分の目標や夢のために使った時間の分だけ
人は成長する。

思いがいくらあっても、時間を作ることができなければ
ずっと同じところを行ったり来たりするだけ。

この場合の時間とは、学ぶ、研究する、稽古する、時間のこと。

ただただ時間を費やしただけだと
その先に待っているのは・・・

 慣れと惰性

これ、自分への戒め(^-^;

あーおそろしかーっ!

今の自分の一生は、一度だけ。

30代で胃癌を患った時に決意したことを忘れずに
日々感謝をしながら、次の目標に向かっていこう!

 

打ち上げは大いに盛り上がり、楽しいひと時でした~♪

終演直後に打ち上げが出来るというのは
犀の角劇場ならではのこと!

またいつの日か、上田公演を行えるように精進します!

上田公演にご尽力をいただきました皆さま
本当にありがとうございました!

 

さあ、次は飯山公演!

ガンバロウ!(^^)!

キャスト・スタッフのみなさん、よろしくお願いします!!