蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

2017年を振り返って―④

2017年12月29日 23時47分00秒 | 日記

さて、昨日の続き(汗)

オープンエアの継続に関して
終演後からずっと悩んでいた。

 この企画は絶対に継続すべき!

と思う気持ちは変わらない。

が、問題は予算(^-^;

今年は、助成金が下りず夢幻単独で製作。

動員が1000人超えても赤字―――

何もないところにステージを組み
機材をセッティングするというのは
ホールをお借りする以上に予算がかかるのだ。

助成金が下りなかった理由は明確。

昨年、芸術文化振興基金プログラムオフィサーSさんが
「真田十勇士」を視察にいらしてくださり

 ぜひ話したいことがある。

と仰られ、秋に劇団員4人で
東京の基金事務局へ相談に伺った。

その折に、Sさんから

 オープンエアはぜひとも継続してもらいたい活動
 全国的に見てもハイレベルなステージ
 しかし、本来市民劇は、自治体や県がサポートすべきもの
 長野県や市、町に助成してもらえるように
 働きかけをしなさい。

と。

で、今年の春、長野県にご相談に伺ったけれど
例えご助成をしていただいたとしても
今の在り方では、団員への負担が重い状況は
変わらないということが判明。

自治体主催か実行員会主催公演として
この野外劇を上演出来れば道は開ける・・・

という結論に至る。

が、夏が終わった時点では、その声が上がらず

 このままでは継続不可能・・・

悩んだ末、支援者の方々にご相談。

 オープンエアを断念するしかなさそうです…

と伝えると

 オープンエアは絶対に継続すべきだよ。
 何か方法はないのか・・・

と聞かれたので

 実行委員会が発足というような状況になれば・・・  

と伝えたところ

 ならば、実行員会を立ち上げましょう。

と仰ってくださった。

涙が出るほど嬉しかった…

中心で動いてくださっているK・N氏とF・Sさんに
心から感謝いたします。

現在、小布施オープンエアシアター実行委員会が発足し
地元の有力者の方々にお力添えをいただける方向で進行中。

これで来年もオープンエアを継続できる!(^^)!

形が変わっても、大切なのは
舞台芸術の波を広げていくこと。
そのための企画が市民参加型の野外劇♪

ご助言をくださった基金のSさん
誠にありがとうございましたm(__)m

 

因みに、オープンエアの助成金はダメだったけど
劇団本公演はご助成をいただけることになりました。
ご助成をいただけたお蔭で
夢幻初の東京公演が実現することに―

来年は、体制が大きく変わっていく一年になりそう。

ようやく心が定まった年末です。

さて―
10月末には、2018信州総文祭プレ大会総合開会式がありました。

総合プロデューサーという大任を拝し
どこまで何が出来るか模索の日々だったけど
推進室、先生方、業者の皆様のお力添えと
高校生の皆さんの頑張りで
無事好評のうちに幕を閉じることが出来た。

大任を終えて、肩の荷が下りた・・・と思ったのも束の間
来年の本大会に向けて、シナリオ委員会が始動。

プレ大会は時間がなかったこともあり
私が台本執筆をしたけれど
本大会は、生徒自ら台本を執筆し
先生方のお知恵をお借りしながら
高校生が作る本大会を目指します。

どんな台本に仕上がるか楽しみ~♪

高校生よ、情熱を抱いてガンバレーっ!

私も精一杯サポートしていきます。

オープンエア後の夢幻の活動は・・・

11月に予定している毎年恒例の夢幻感謝祭
「サンクス・ギビング・デー」に向けて
劇団員が中心となって企画。

今回の短編劇は、ケンジが演出を担当。

作品は崖っぷちシリーズより「崖っぷちの殺意」

出演は、真也&まゆりん&さりあ

演出のケンジは、演出方法に悩みつつも
自分が大切にしたいことを中心に置き
毎回の稽古に臨んだ。

その成果が真也君に現れ始めた!

じっくり、ゆっくりって大事だよね。

ただ・・・

そのためには稽古期間を長くする必要がある。

結果として、稽古時間が足りず
サンクスでの発表は完成形には到達しなかった。
けど、お客様が暖かったこともあり
あちこちで笑いが起きて楽しんでいただけた様子。

キッズ狂言「蝸牛」は今年も好評でした!

夢幻のキッズも、今年は本当によく頑張った♪
大きく成長もした!

キッズも芝居付けの一年だったものね。

直虎→オープンエア→サンクス

年間3本は多すぎたかな(^-^;

大変だったのは保護者の皆さん
年間通しての稽古日数は、例年の倍以上
その送迎とスケジュール調整など
さぞ大変だったことでしょう。

皆様のご協力に心から感謝いたしますm(__)m

今年のサンクスは、ご支援者の方が大勢参加してくださり
皆さんとお話できたことが大変嬉しかった。

直虎公演やオープンエア関係者の皆さん
総文祭推進室の方も参加してくださり
楽しくて幸せなひと時を過ごせました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

そして12月には夢幻大忘年会を開催。

これも劇団員と研修生が中心に企画を立て
進行も全て団員たちに任せた。

自分たちの責任で企画を実行するという意味を
学んだ忘年会だったのではないかな?

色々な意味で団員たちが大きく成長した一年でした。

頼もしくなったよ~ほんとに(^^♪

 

頼もしくなった劇団員の一人・ケンジ君が
来年2月、吉祥寺シアターのステージに立ちます。

演出家・小池博史さん演出の舞台

世界漂流2030』に

キャストの一人として
出演させていただくことになりました!

今年の4月にオーディションを受けて合格。

地方からのキャストはケンジ唯一人。。

サンクスの翌日、この公演の稽古のために上京し
今は、長野と東京を行ったり来たりの生活。
東京では兄夫婦のアパートに宿泊させてもらっている。

こちらは、3月劇団本公演に向けてスタート。

ケンジ不在で稽古を進めるのは
色々と困ることもあるけれど
彼の成長のためには貴重な機会。

実際、小池さんのところで様々なことを学び
様々なことを思考し、想像し始めている。

「世界漂流20130」の本番は
2月3日~2月12日 吉祥寺シアター

ご予定がつきそうな方は是非ご観覧くださいm(__)m

ケンジの挑戦を見て、劇団員も触発を受けている様子。

いいんじゃない?この空気♪(笑)

 

年末年始はお休み返上で
本公演の稽古をすることに決定!

ケンジがまとまって帰省できるのが
ここしかない!のですわ。

劇団員、研修生の協力に感謝m(__)m

というところまでは良かったんだけどね。

稽古場が見つからないんだよね。

年末年始は公民館がお休み。
他の貸スペースも探したけど、すべてNG・・・

困りきって、T理事に相談したところ
ご友人の店舗の倉庫を借りてくださり
本当に助かりました~

本公演の稽古をするにはちょうど良い広さ。

倉庫の二階で、暖房がないけれど
店舗の社長様がストーブを貸してくださった。

誠にありがとうございます!

ということで、昨日から年末稽古に突入。

ゆっくりじっくり岸田作品を解体していきます。

年末年始の集中稽古は全7日間。

どこまで深めることが出来るかが勝負です!