アンティークのある暮らし  DORIS

ハウステンボス在住のネットショップ「DORIS」店長のブログです。http://mttaki.shop-pro.jp/

門司港グランマーケットの感想~その3

2014年05月15日 | 門司港グランマーケット
本当のことを言いますと、アンティークマーケットへの出店は、出店料や宿泊費、それと
遠い場合はかなりの交通費がかかるので、かなりの売り上げがないと採算は取れません。


今回も商品の数はたくさん売れたのですが、500円や1000円といった品が多かった
ので、利益は「???」です。


「じゃあ、しんどい思いをしてまでやらなきゃいいのに・・・」というお声が聞こえて
きそうですが、それは違うのです。


「アンティークが好き!」という人は同じ感性を持った人との出会いが嬉しいのです。


今回もそういう方と何人か出会いがあり、2日続けてお越し下さった方もいらっしゃい
ました。

初日にこちらの(写真の右端に写っている)ピーターラビットの焼き物たちを手に取られた
方がいらしたので、「3つセットで3800円ですよ」と言いましたら「2つだといくら
ですか?」とのこと。




「それでは2000円で」ということで、お買い上げいただきました。


そして、「かわいそうに、一人ボッチになってしまったね」と残った方のラビットちゃんを
手に取り良く見たら、足の付け根のあたりに修正した箇所を発見したのです。


「こんな状態だったらおまけで差し上げれば良かった・・・」と後悔しました。


「まっ、いいか・・・この子は我が家に飾っておこう・・」と思っていたら、なんと翌日
そのお客様が「どうしてもこの子のことが忘れられなくて・・・」と、またいらしたのです。


私も、「良かった!実は、この子を良く見てみたら修正した箇所があるので、売り物には
ならないので、昨日一緒にお持ち帰っていただけばよかったとおもっていたんですよ」と言い
プレゼントしました。


その方はとても喜んでくださり、クロムスを一枚買ってくださいました。


良く見るとお腹が大きくて「夏には産まれるので、そしたらまた11月に一緒に来ますね」
とおっしゃってくださいました。


ピーターラビットのセットは仕入れが10ポンド(約2千円)だったので、2千円で売ったら
利益は出ません。


でも、本当に好きな方に引き取られて喜んでいただけたら「買い付けてきた」私としては
嬉しいのです。


儲からないけれど、これが「アンティーク屋さんの喜び」なのです。


さあ、次は新宿アンティークフェアです。


今度はどんなすてきな出会いが待っているでしょうか・・・・
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