教えて!貿易アドバイザー

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貿易アドバイザー in September

2008年09月28日 | 貿易取引
まだ終わっていませんが、忙しい9月でした。そして、世界金融界や食品についてもいろいろな出来事が起きた9月でした。思えば忙しい月でしたが、大変な月でもありました。

初っ端の1日から8時間の貿易講座がありました。2日から5日まで東京国際ギフトショーでの外国ブースの相談。一日おいて、日曜日に貿易アドバイザー協会によるアドバイザー試験対策ゼミの講師。明けて月曜日は福島県商工会議所での輸入セミナー。その週の土曜日には貿易アドバイザー協会の2回目のセミナー。そして、迷走台風が近づく中での大分でのセミナー、25日の宮崎でのセミナー。そう言えば、貿易顧問先への海外からの仕入先の訪問も何回かありましたね。新しい仕事の話も多く、面談やらプロフィールつくりや来月からのセミナーのレジュメ作りなどにも追われました。なんとも忙しい9月でした。

そんな忙しい9月でしたが、世の中では大変な出来事が続いた9月でもありましたね。

まず、米国住宅金融大手のフレディマックとファニーメイの経営危機でアメリカ政府管理下となりました。そんなニュースが乾かない間に証券大手のリーマンブラザーズの経営危機そして15日には破綻。同じ時期にはバンカメが矢張り証券大手のメリルリンチ買収。翌日には保険世界最大手のAIG救済のためにFRBが緊急融資を行いAIGは政府管理下となりました。こんなことってあるのでしょうか?怖いですね。かって日本でもありましたが、現在のアメリカとは規模も違うし、世界に与えるインパクトも俄然大きいです。私は、今あの9.11のアメリカでの同時多発テロと同じような気持ちで、アメリカの金融業界経済を固唾を呑んで眺めています。

そのような中で、三菱UFJフィナンシャルグループが経営危機が押し寄せる、証券会社のモルガン・スタンレーに最大20%の出資を発表したり、野村ホールディングスが破綻したリーマン・ブラザーズのアジア、ヨーロッパ中東部門を買収することが決まりました。大丈夫なのかなという心配もあるのですが、遅まきながら、日本の金融業界の巻き返しが始まったのかもしれません。今年に入ってからの農産物の価格高騰気を留めていましたが、日本の大手総合商社がここへ来て、海外での大活躍ぶりが報道されています。利益も大幅に回復しているようです。もちろん、私のような中小貿易企業とは出来ることが違いますが、同業としてうれしい限りです。こんな厳しい世界情勢の中でこそ、頑張れニッポンです!日本の力の見せ所ではないでしょうか。中小企業も負けずに頑張りましょう!

そして、中国製ミルクのメラミン混入渦。アジア諸国やそして日本の丸大食品までにも災いが広がりました。日本でも三笠フーズによる信じられないような事故米の流通事件がありました。

なんとも大変なSeptember, 2008でしたね。そんな中で誕生した麻生内閣。日本の舵取りしっかり頼みますぞ!アメリカでは、金融安定化法案の調整がブッシュさんの思うように進まない中、オバマ・マケイン両大統領候補のテレビ討論会が行われました。両候補とも素晴らしい政治家ですが、どちらが大統領に選ばれても、超大変な重職を追うことになりますね。勇気ある政治家といえますね。

これから輸出入ビジネスを始められようとお考えの企業の方あるいは既に貿易取引を始めているけれど、より高度な貿易知識や交渉力が必要であるとお考えの企業の方は、シバタ・インターナショナルまでぜひまでご連絡下さい。経験豊富な貿易コンサルタントが熱意を持ってお応えいたします。

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