ガスライターを廃棄しようとする際に、内部にガスが残っていることもあると思います。ガスは可燃性のため、ガスが残ったまま廃棄すると、収集車や処理場で火災が発生する危険性があります。事故防止のために、ガスを全て抜いてから廃棄しなければなりません。
一般社団法人日本喫煙具協会のホームページにて、ガスライターのガスを抜く方法が紹介されています。以下に、その作業手順を紹介いたします。
1.はじめに、周囲に火の気のないことを確認します。
2.ガスライターの操作レバーを押し下げます。着火した場合はすぐに吹き消してください。
3.輪ゴムや粘着力の強いテープで、押し下げたままのレバーを固定します。
4.日本喫煙具協会のホームページには、「『シュー』という音が聞こえれば、ガスが噴出している。」と記載されていますが、こちらで試したところ、このような音を聞き取ることができませんでした。ガスライターに炎調整レバーがある場合は、プラス方向に動かすと、ガスがより早く抜けます。
5.この状態のまま、風通しがよく付近に火の気がない屋外に半日から1日放置します。
6.確認のために着火操作をして、火が着かなければ、ガス抜きは完了です。
作業手順は以上です。
ガスの残量が見える100円ライターで試したところ、残量が3分の1程度のものでは、約10分で全てのガスが抜けました。(気温などの条件により、所要時間が変動すると思われます。)単純な構造のガスライターならば、容易に作業を行うことができました。
秋田市では、ガスライターは「家庭ごみ」に分類されますが、お住まいの自治体が定めた方法で廃棄してください。
出典
一般社団法人日本喫煙具協会 喫煙具の知識 正しい捨て方