９月１６日（金）より、秋田の新しいクラウドファンディングサービス「SCOP」（読み方：スコップ）が開設されました。地域課題の解決および活性化を目指す秋田県内の事業者などが、企画した事業に挑戦できるように、本サービスが資金調達をサポートします。SCOPについて紹介いたします。
１．これまでの経緯
２０１５年８月に、秋田のクラウドファンディングサービス「FAN AKITA」が開設されました。こちらは、株式会社秋田魁新報社（以下、「秋田魁新報社」と表記）と株式会社秋田銀行（以下、「秋田銀行」と表記）が、ミュージックセキュリティーズ株式会社（以下、「ミュージックセキュリティーズ」と表記）の協力を得て共同で運営されていました。ミュージックセキュリティーズとの契約満了に伴い、今年の８月３１日にFAN AKITAの運営が終了し、現在は当サイトは閉鎖されています。
秋田魁新報社と秋田銀行は、クラウドファンディングサービスの国内最大手である株式会社CAMPFIRE（同社が運営するクラウドファンディングサービス名称も「CAMPFIRE」）と連携し、９月１６日（金）に新たなクラウドファンディングサービス「SCOP」を開設しました。CAMPFIREのサイト内にSCOPのページが新設され、このページに秋田のプロジェクト一覧が掲載されます。
２．SCOPの名前の由来
「SCOP」とは「Social Crowdfunding Open Platform」の頭文字をつなげた造語です。地域課題を解決する開かれたプラットフォームとの意味を込めて名付けられました。また、“スコップ”を使って地域の魅力や新たな支援者を掘り起こすことで、新しい秋田、元気な秋田をつくるプロジェクトを全国へ発信し、県内外から「新たな共感や資金の流れ」を創出するという意味も込められています。
３．SCOPの仕組み
クラウドファンディングとは、群衆（Crowd）と 資金調達（Funding）を組み合わせた造語です。実現したい企画がある事業者がプロジェクトオーナーとなり、サイトにプロジェクトを掲載して、このプロジェクトに共感した不特定多数の支援者から小口資金を募る仕組みのことをいいます。
このシステムは、事業者と支援者の両者にメリットをもたらします。事業者のメリットとしては、事業に必要な資金（元手）を集められるほか、事業内容をPRすることもできます。支援者のメリットとしては、少額からの出資ができ、購入型クラウドファンディングの場合はリターン（物品やサービス）を受け取ることができます。
しかしながら、プロジェクトがクラウドファンディングのサイトに掲載されても、多くの皆様から共感をいただいて資金を集めることは容易ではありません。そこで、秋田魁新報社と秋田銀行は、事業者に寄り添って様々な形でサポートします。秋田魁新報社は、新聞の紙面や電子版に広告を掲載してプロジェクトをPRします。秋田銀行は、公式SNSやアプリなどを通してプロジェクトをPRします。両社が連携して、プロジェクトの成立に向けてサポートします。
SCOPでは、県内の事業者、NPO法人、ボランティア団体、個人などがプロジェクトオーナーになることができます。また、プロジェクトオーナーは次の方法で資金調達することができます。
● 類型
（１）購入型
支援者がプロジェクトに対して資金を支援して、支援した金額に応じてリターンを受け取る方式です。
（２）寄付型
支援者がプロジェクトに対して寄付金として資金を支援する方式です。リターンは原則ありません。
● 募集方式
（１）All or Nothing方式
あらかじめ設定した期間内に、資金が目標金額に達した場合のみプロジェクトが成立する方式です。目標金額に達した場合（プロジェクト成立）は、プロジェクトオーナーは資金を獲得でき、支援者はリターンを受け取ることができます。目標金額に達しなかった場合（プロジェクト不成立）は、プロジェクトオーナーは資金を獲得できず、支援者へのリターンも発生しません。
（２）All in方式
あらかじめ設定した期間内に、資金が目標金額に達しなくてもプロジェクトが成立する方式です。目標金額の達成・未達成に関わらず、プロジェクトオーナーは資金を獲得でき、支援者はリターンを受け取ることができます。
SCOPの仕組み
・All or Nothing方式のプロジェクトが不成立となった場合は、☆の流れは発生しません。
・寄付型のプロジェクトは、★の流れは発生しません。
SCOPのトップページおよびプロジェクトの一覧は、下記ページをご覧ください。
https://camp-fire.jp/curations/scop-akita
４．あとがき
SCOPが開始されてから１ヵ月が経過しました。既に名前が知られている全国版のクラウドファンディングサービスと連携しているため、プロジェクトが全国の皆様から注目されやすく、資金を集めやすい面もあると思います。FAN AKITAの頃と同様に、秋田魁新報社と秋田銀行は、プロジェクトの成立に向けて事業者をサポートします。現時点では、SCOPには３プロジェクトが掲載されていますが、今後の新しいプロジェクトにも注目していきたいです。
出典
秋田魁新報 クラウドファンディング「ファンあきた」終了、新サイト開設へ
秋田魁新報 新クラウドファンディング「SCOP（スコップ）」16日スタート
秋田銀行 クラウドファンディングサービス「SCOP（スコップ）」開設のお知らせ
１．これまでの経緯
２０１５年８月に、秋田のクラウドファンディングサービス「FAN AKITA」が開設されました。こちらは、株式会社秋田魁新報社（以下、「秋田魁新報社」と表記）と株式会社秋田銀行（以下、「秋田銀行」と表記）が、ミュージックセキュリティーズ株式会社（以下、「ミュージックセキュリティーズ」と表記）の協力を得て共同で運営されていました。ミュージックセキュリティーズとの契約満了に伴い、今年の８月３１日にFAN AKITAの運営が終了し、現在は当サイトは閉鎖されています。
秋田魁新報社と秋田銀行は、クラウドファンディングサービスの国内最大手である株式会社CAMPFIRE（同社が運営するクラウドファンディングサービス名称も「CAMPFIRE」）と連携し、９月１６日（金）に新たなクラウドファンディングサービス「SCOP」を開設しました。CAMPFIREのサイト内にSCOPのページが新設され、このページに秋田のプロジェクト一覧が掲載されます。
２．SCOPの名前の由来
「SCOP」とは「Social Crowdfunding Open Platform」の頭文字をつなげた造語です。地域課題を解決する開かれたプラットフォームとの意味を込めて名付けられました。また、“スコップ”を使って地域の魅力や新たな支援者を掘り起こすことで、新しい秋田、元気な秋田をつくるプロジェクトを全国へ発信し、県内外から「新たな共感や資金の流れ」を創出するという意味も込められています。
３．SCOPの仕組み
クラウドファンディングとは、群衆（Crowd）と 資金調達（Funding）を組み合わせた造語です。実現したい企画がある事業者がプロジェクトオーナーとなり、サイトにプロジェクトを掲載して、このプロジェクトに共感した不特定多数の支援者から小口資金を募る仕組みのことをいいます。
このシステムは、事業者と支援者の両者にメリットをもたらします。事業者のメリットとしては、事業に必要な資金（元手）を集められるほか、事業内容をPRすることもできます。支援者のメリットとしては、少額からの出資ができ、購入型クラウドファンディングの場合はリターン（物品やサービス）を受け取ることができます。
しかしながら、プロジェクトがクラウドファンディングのサイトに掲載されても、多くの皆様から共感をいただいて資金を集めることは容易ではありません。そこで、秋田魁新報社と秋田銀行は、事業者に寄り添って様々な形でサポートします。秋田魁新報社は、新聞の紙面や電子版に広告を掲載してプロジェクトをPRします。秋田銀行は、公式SNSやアプリなどを通してプロジェクトをPRします。両社が連携して、プロジェクトの成立に向けてサポートします。
SCOPでは、県内の事業者、NPO法人、ボランティア団体、個人などがプロジェクトオーナーになることができます。また、プロジェクトオーナーは次の方法で資金調達することができます。
● 類型
（１）購入型
支援者がプロジェクトに対して資金を支援して、支援した金額に応じてリターンを受け取る方式です。
（２）寄付型
支援者がプロジェクトに対して寄付金として資金を支援する方式です。リターンは原則ありません。
● 募集方式
（１）All or Nothing方式
あらかじめ設定した期間内に、資金が目標金額に達した場合のみプロジェクトが成立する方式です。目標金額に達した場合（プロジェクト成立）は、プロジェクトオーナーは資金を獲得でき、支援者はリターンを受け取ることができます。目標金額に達しなかった場合（プロジェクト不成立）は、プロジェクトオーナーは資金を獲得できず、支援者へのリターンも発生しません。
（２）All in方式
あらかじめ設定した期間内に、資金が目標金額に達しなくてもプロジェクトが成立する方式です。目標金額の達成・未達成に関わらず、プロジェクトオーナーは資金を獲得でき、支援者はリターンを受け取ることができます。
SCOPの仕組み
・All or Nothing方式のプロジェクトが不成立となった場合は、☆の流れは発生しません。
・寄付型のプロジェクトは、★の流れは発生しません。
SCOPのトップページおよびプロジェクトの一覧は、下記ページをご覧ください。
https://camp-fire.jp/curations/scop-akita
４．あとがき
SCOPが開始されてから１ヵ月が経過しました。既に名前が知られている全国版のクラウドファンディングサービスと連携しているため、プロジェクトが全国の皆様から注目されやすく、資金を集めやすい面もあると思います。FAN AKITAの頃と同様に、秋田魁新報社と秋田銀行は、プロジェクトの成立に向けて事業者をサポートします。現時点では、SCOPには３プロジェクトが掲載されていますが、今後の新しいプロジェクトにも注目していきたいです。
出典
秋田魁新報 クラウドファンディング「ファンあきた」終了、新サイト開設へ
秋田魁新報 新クラウドファンディング「SCOP（スコップ）」16日スタート
秋田銀行 クラウドファンディングサービス「SCOP（スコップ）」開設のお知らせ