けしゴム

なんなんだ　このあつさは
つちのなかは　すずしかったのに

ほんとうは　もっとたかい木によじのぼって
せみデビューを　はたしたかったけど
まあいいか　あついから


と言って
地上10センチの地点で、アイビーの葉っぱにつかまって羽化したセミの抜け殻。
















詩人の詩をこういうところに勝手に引用していいものかどうか
わからないので、こういう出だしの詩なんですが、
興味をもたれた方は検索してみてください。
いろんな人のブログに載っています^^;


けしゴム　　　　　　　　　　　　　　　まど・みちお


自分が　書きちがえたのでもないが

いそいそと　けす



自分が書いた　ウソでもないが

いそいそと　けす

・・・・・・



よそいきではなくて、普段着の言葉で
とても深い世界を作り出せる。

まど・みちおさんは
けしゴムを使うたび、てちょうを開くたび、スリッパを履くたびに
こういうふうに、友人に対するように思ってしまうのかなあ。


昨日、僅かな時間そこに停めたために
駐禁の黄色いシールを貼られてしまった。
（罰金1万5千円とききましたが、そうですか？）

このことやら、あのことやら、そのことやら
最近あああああのことばっかりだ。

このことやらあのことやらそのことを全部いそいそと消してしまいたい
が、その分どかんといいことがあるでしょう、きっと。