犬王

時代物ロックミュージカルアニメーション映画という訳のわからんカテゴリーに入れられる(？)「犬王」を観てきました。

室町時代の異形の能楽師、犬王が、ヒップホップ、平均台の器械体操、ベジャールみたいなバレエを舞い、
盲目の琵琶奏者が、ハードロックギター状に琵琶を掻き鳴らすというもう無茶苦茶なもので、
その荒唐無稽の奇想天外の奇妙奇天烈なところがよかったです。

Queenのあれ(We Will Rock You)みたいなドンドンパッとか、
元々行けていないけど、ますます行けていないライブを観た気分になれました。
キャラクターデザインは松本大洋。線がいかにも松本大洋。
日蝕を扇に透かして見る辺り、表現のアイデアに感心。美しい映像でした。
為政者に表現の自由や命を踏みにじられてしまう無念が、今の世に重なる部分も。



アニメーターってすごいなぁ～。
こんなに自在に動きを描けたら楽しいだろうなぁ～と妬みました^^;



なかなか凝ったデザインのパンフレット。1,400円。
買うつもりなかったんですが、チラシがもうなかったので。





「とびだせ！みえの…」展が1か月後に迫り、なんだかよくわからない展示物作りのために、何時間も何日も費やして、
また一人で文化祭の準備をしている気分になっています。
◯◯◯◯◯◯◯◯のMさんの顔がうかび、こんなツライ？思いをさせる催しに私を巻き込みやがって…
と恨む気持ちがむくむくと。

映画で気分転換できました(^^;;