今日ももたもた

絵本描いています。
たまーに更新。主に愚痴。

世間一般との乖離(^^;

2021-09-03 10:29:00 | ノンジャンル
10月末刊行予定の第5弾。
お盆明けにやっと本文(絵本の中のページ)の絵を送り、
続けて表紙を描いて送り、
裏表紙や描き文字を送り、
昨日やっと、4か月近く!ぶりに散髪に行きました。

またいろいろ心残りもありますが・・・

元々の技量やセンスが圧倒的に足りないことを思い知らされるが、それは今さらどうこうできない。
どうこうできるように頑張るにしても、締め切りが迫る中で慌ててじたばたしても仕方ない・・・
のが情けなくてうううっとなります。






ハッピーセットのオマケの絵本『どっきリサイクルショップ』の見本が届きました。
心配していた色校正もがんばってもらえたし、デザイナーさんがPOPな感じにしてくれた表紙もかわいい!と喜んでいたんですが・・・

9月3日からのキャンペーンで、おもちゃか図鑑か絵本か選べるところ、今回のおもちゃ?は、鬼滅の刃シール。

3月のときもそうだったらしいですが、5種類ある鬼滅シールをコンプリートするために初日から5個も6個もハッピーセットを買う人々がマクドナルドに押し寄せるとか。
早々にシールは品切れになったから、鬼滅の刃に興味ないから、という理由で絵本をもらっていくケースも多いみたいです。

いろいろ気になってツイッター検索などしてしまったところ、
「鬼滅興味ないし、今回は絵本も図鑑もそそられない・・・」とか
「かわいくない動物の表紙の絵本や恐竜の図鑑はノーサンキュー・・・」
などというつぶやきが目に入り、やっとはっと気づきました。

そうか!
これ、世間的にはかわいくないのか・・・

鬼滅も恐竜も怖いと思うちっちゃい子とか女の子には、今回の絵本も怖い部類に入るんだねえ。
ごめんね~。もらうものがないね~。

表紙の画像見てシャットアウトなんて。
表紙だけでもかわいくしておけばよかったのかと反省。

今までのハッピーセットでいかにもメルヘンチックにかわいいのは、「けっ」と思ったり
(というか自分には描けないので)していましたが、ちゃんとニーズを考えないといけませんね。
お話も、ハートウォーミングにとか教訓的にまとめるのは「けっ」とか思ってしまうひねくれ者なので、小さい子向けではないかもしれません。

普段図書館にも書店にもあまり足を運ぶことのない層にも、絵本作品を知ってもらえるチャンスに繋がると聞き、それを期待していましたが・・・
もちろん実際そういうこともあるみたいだけれど、なかには、絵本はハッピーセット絵本だけで満足、
読書感想文(低学年の場合でしょうが)にもこの絵本を選ぶ
インスタでおすすめの絵本を挙げるのに、これとか別のもらえるペーパーバック絵本しか選択肢がない。
そういう貧弱な読書環境を当たり前のこととして子育てしている家庭も多いのかなあと知り、もやもやしたり、がっかりしたりしています。
もちろん全部の人が全部ではないですが。


ということで、またもやあまり一般受けするものになりませんでしたが、よろしければハッピーセットは『どっきリサイクルショップ』をもらってやってくださいm(__)m



図書館でリクエストしていた本が回ってきてしまったので、締め切り間近だったけど読みました。
『スモールワールズ』の中の
受刑者と被害者遺族との往復書簡の形をとった話(他者との関わりによって人間らしい人間に変容していくという設定に、涙腺が弱いんです。)と、
LGBTの娘と父親の話がとてもよかったです。