538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

十三人の刺客

2011-05-26 23:06:30 | 邦画
予約したのがBR環境にしようとする以前でしたので
DVDのデラックス版
オリジナルはもう何十回となく見てきてる

ということで、ようやっと発売されました
三池版「十三人の刺客」
脚本の天願さんは池上金男さんの名台詞を
ほとんど残してくれてました
そしてラストの死闘をオリジナル53名から
200名とスケールアップ

ま、ラストの死闘とかは、いまどきの映画ですから
若手役者さんの殺陣が・・・
そうなんですよねぇ松方さんだけが上手すぎ、
すごすぎで逆に浮いてるような感じでしたけど(汗
このギャップを埋めるには時代劇をたくさん作るしかないけどね

山の民(山窩)役の伊勢谷友介さんと
宿場庄屋の岸部一徳さんとの名実共のカラミは
お年より観客へのトイレタイム的なコメディリリーフ
としては必要だったのかしら
そしてラストの伊勢谷クン
こちらは海外向けのアポーンなシーンなのかしらねぇ

海外向けといったら
「早ければひと月、おそければ盆には帰る」
って台詞はどう翻訳されてるんでしょうか
池上さん渾身の名台詞だと思うのですが
オリジナルには「迎え火たいて、待っててくれ」と続くのですけど
リメイクの方が簡潔なだけインパクトがありましたねぇ

そして稲垣吾郎
冷酷非情な殿さまだけど・・・ラストの死闘を見てて
死闘から生まれるエネルギーに感動してるとこなど
ある意味武士として、かつ上に立つ者としての素地をそなえてるかのような
天願大介さん、こまかい描写にもこだわっていましたねぇ

内野聖陽を台詞なしで切腹するだけで使うという
贅沢ですよねぇ
ヅラで六角さん最初だれだかわかんなかった

こまかいことを言うと
上松陣屋で奥方の一人がお歯黒だったのにはちょっとカンドー

こちらのリメイクもまた何回か見直していくんだろうな