二日続けて飛びまくった黄砂がやっと落ち着いたので久しぶりに貝母の群生地がある妻女山陣場平へ登りました。貝母はつぼみになっていました。例年より五日ぐらい遅いでしょうか。山のあちこちでダンコウバイが満開。堂平大塚古墳の紅梅は三分咲きです。鞍骨山への途中に寄る方も増えてきます。当地は午後2時ごろから強風が吹き荒れることが多いので、それまでに下山することをおすすめします。危険な倒木や落枝が起きます。 3月に寒の戻りがあったので貝母の開花は少し遅れそうです。10日過ぎになるでしょう。

貝母(ばいも)のつぼみ。奈良時代に入ったといわれる薬草(毒草)です。万葉集にも一首詠まれています。4月の茶花です。江戸時代は薬草として今よりも一般的で知られていたのでしょう。

昨年より一週間ほど遅れているでしょうか。それでもこの暑さ(麓は28.2度)。貝母は暑さに弱いので心配ですが、週末から平年並みに戻るので大丈夫でしょう。山上は20度でした。

一番成長が早い場所は40センチぐらいになっています。あと10日ぐらいで咲き始めるでしょう。貝母は下から上へ咲いていきます。つぼみが下を向き始めたら咲く合図です。

上の入り口のベンチから。貝母は最終的には、70〜80センチになります。それは壮観です。山上の群生地は日本でここだけです。この陣場平は第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣とした場所です。我が家の祖先は武田と真田の家臣でしたが。林源次郎寛高は真田幸村の影武者のひとりでした。
■偽造の感状書。真田幸村の影武者として討ち死にした先祖。保科正之に仕えた先祖。林采女(妻女山里山通信)

山蕗も出始めました。これは雌花。右下は雄花。ビタミン竹輪とかき揚げにします。

一角にあるセリバオウレン。もう残花に近く結実しているものもありました。

山のあちこちでダンコウバイが満開です。妻女山山系で最も早く咲く樹木の花です。

花柄(かへい)が無いのがダンコウバイ。あるのがアブラチャンです。アブラチャンは鞍骨山まで登ると見られます。

堂平大塚古墳の紅梅が咲き始めました。

三分咲きです。例年より一週間ほど遅れています。

陣場平入り口の貝母。ニホンカモシカによって食べられています。ここは彼らの通り道(獣道)なのです。ほかの草が芽吹き始めると食べなくなります。毒草ですが、少しならデトックスになるのでしょうか。筋肉弛緩剤と同じ成分なので食べてみようとか思わないでください。

カワラタケ。右上は以前採ったコフキサルノコシカケとマンネンタケ。三つとも制癌作用があるといわれています。煮出して飲用します。

妻女山展望台から善光寺平。飯縄山と戸隠連峰は前日は黄砂で見えませんでした。麓の畑では長芋の収穫が終わろうとしています。春掘りの長芋は水分が抜けて濃厚で美味です。とろろはもちろん、海老真薯とかお好み焼きにすると美味です。
千曲市森のあんずの里で「あんず祭り」が始まりました。咲き始めた様です。来週中頃から週末にかけて満開になるでしょう。信州の春は駆け足で通り過ぎていくので花時のチェックを。

昨年4月19日の満開の貝母。昨年の見頃は4月10日から23日でした。開花状況は当ブログで掲載して行きます。
●モリモリキッズ・スペシャルのブログで、最近大流行りの南米文学(ラテンアメリカ文学)の紹介を始めました。『百年の孤独』『族長の秋』『蜘蛛女のキス』など。注目作品ばかり。
■「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)
引き続き『アマゾンひとり旅』を順次掲載中。■ブラジル料理を2回に渡って掲載。ブラジル音楽も。南米関係の書籍を紹介中。■モリモリキッズ・スペシャル をクリック!!!
■ 「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な日々が見られます。
●インスタグラムはこちらをクリック。ツイッターはこちらをクリック。YouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。。
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

貝母(ばいも)のつぼみ。奈良時代に入ったといわれる薬草(毒草)です。万葉集にも一首詠まれています。4月の茶花です。江戸時代は薬草として今よりも一般的で知られていたのでしょう。

昨年より一週間ほど遅れているでしょうか。それでもこの暑さ(麓は28.2度)。貝母は暑さに弱いので心配ですが、週末から平年並みに戻るので大丈夫でしょう。山上は20度でした。

一番成長が早い場所は40センチぐらいになっています。あと10日ぐらいで咲き始めるでしょう。貝母は下から上へ咲いていきます。つぼみが下を向き始めたら咲く合図です。

上の入り口のベンチから。貝母は最終的には、70〜80センチになります。それは壮観です。山上の群生地は日本でここだけです。この陣場平は第四次川中島の戦いで上杉謙信が本陣とした場所です。我が家の祖先は武田と真田の家臣でしたが。林源次郎寛高は真田幸村の影武者のひとりでした。
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山蕗も出始めました。これは雌花。右下は雄花。ビタミン竹輪とかき揚げにします。

一角にあるセリバオウレン。もう残花に近く結実しているものもありました。

山のあちこちでダンコウバイが満開です。妻女山山系で最も早く咲く樹木の花です。

花柄(かへい)が無いのがダンコウバイ。あるのがアブラチャンです。アブラチャンは鞍骨山まで登ると見られます。

堂平大塚古墳の紅梅が咲き始めました。

三分咲きです。例年より一週間ほど遅れています。

陣場平入り口の貝母。ニホンカモシカによって食べられています。ここは彼らの通り道(獣道)なのです。ほかの草が芽吹き始めると食べなくなります。毒草ですが、少しならデトックスになるのでしょうか。筋肉弛緩剤と同じ成分なので食べてみようとか思わないでください。

カワラタケ。右上は以前採ったコフキサルノコシカケとマンネンタケ。三つとも制癌作用があるといわれています。煮出して飲用します。

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千曲市森のあんずの里で「あんず祭り」が始まりました。咲き始めた様です。来週中頃から週末にかけて満開になるでしょう。信州の春は駆け足で通り過ぎていくので花時のチェックを。

昨年4月19日の満開の貝母。昨年の見頃は4月10日から23日でした。開花状況は当ブログで掲載して行きます。
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