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建築を旅する

中目黒雑記

2005-04-08 11:08:41 | Weblog
先日、4月6日が誕生日だったこともあり、平日ではあったけれど、リサーチの名の下ぶらぶらと散策。
天気もいいので、代官山のボエムのテラス席でランチ。
いつも一緒なんだけど、落ち着いてていいっす。
因に鶏肉とネギのパスタが旨し。

中目黒のサクラを見るのが主の目的だったんで、中目黒へ移動。
「若武者」って茶を相方が飲みたいと言って、買っていた。
どうやら、「若武者」も4月6日が誕生日(発売日)だったらしい。
飲んだけど、薄い! 限りなく水に近づけたお茶。
お茶フレイバーの水であった。

結構、6日は小学校なんかも入学式が多かったりして、全国的に心機一転、新たな気分になる日だったりする。
こんな日に誕生日なのは、もしかしたら最高なのかも知れない。イチゴケーキも旨いし。

最近は、温暖化でサクラが早いけれど、今年はちょうど爛漫のサクラの元、ご入学で良かった。
中目黒、大体、6分~7分咲きか。とっても奇麗。圧倒的で無条件な自然の美しさ。デザインもカクアリタしと思念。

『chano-ma』で上空(5階くらい)よりサクラを愛でつつビールで乾杯。

どっかで休憩って時に、相方から、『chano-ma』って行った事ある?って話になった。

二人とも場所が分からなかったけれど、ふと見たビルがなんとなくアヤシい形で、これかなと思ったら、一発で当たり。
我ながらすごいなあ。ちょうど、目黒川を見下ろした位置に建っていて、サクラも奇麗に見えました。

『chano-ma』は、辻村久信氏がデザインした空間で、よく雑誌に載っておったので、空間の作りとか、景色なんかは実は良く知ってた。ただ、行きたいかと言うと、別にって感じではあった。

ベットみたいな席(日本的空間の逆輸入みたいな)ってのは知ってて、辻村さんもヤバいなあと思っていた。
一時期結構流行ってたもんなあ。流行りに乗り過ぎだなあって引いてた。
けれど実際は、らくちんはらくちんだし、結構花見には穴場というか、靴脱いでベットの上で酒飲みつつは、正直楽しかったです。
ただ、辻村さんは、あまりラフなカフェとかデザインするの、向いていないと思う。
やはり、料亭とか、奇麗なフィニッシュが素晴らしい。

特に、辻村さんの仕事で関心するのは、納め方の巧さ。こだわってる。
空調などは当然として、照明器具とか、ダクトとか、空間から消している。注意して見ていると、本当なーんも無い。

同業者しかわからない様な、見えないところに、とんでもなく労力と金をつぎ込んでいると思われる。
だからこそ、シンプルで、素材が生きた空間が出来るのでしょう。
以前、初期の作品である、京都の雪月花というバーを見たときも、すごくそう実感した。
心意気に感動する。プロだなあ。

裏地に凝るような、京都の若旦那的な洒落感である。

こういうのやると、うまいなあ。「てしま旅館」
http://www.teshimaryokan.com/index.html?_startPage=7

http://www.tsujimura-hisanobu.com/jp/index.html




写真は辻村ワールド全開の出世作(だと思う) Bar「RICOLDI」

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