火の用心ネコ用心。

2006-12-23 01:52:02 | 日記・エッセイ・コラム

どみっさんの耳がピン、と反応。

「火のぉ~用心っ!」
カン、カンっ。

お?!なんだ?

「火のォ~よーじんっ!」
カンっ、カンっ!

む!やるなぁ!
おっさんぽい声だ。ちゃんと拍子木を打ってる。
今年は比較的寒さが厳しくはないけど、時間にしてもう20時か。
自治会?消防団?とにかくご苦労様です。
いまどき「夜回り」ってやってるんですねぇ。
「火の用心、マッチ一本火事の元」とか言いながら防火をよびかけ、拍子木をちゃんちゃん、と鳴らすアレですよ。
牛でさえ、リアルで日常的に見聞きしたことはほとんどなく、小さい頃にサザエさんを見て、そういうことをするのだという「知識」でしかなかったのだから、牛より若いヒト達の中には何の事やらわからないヒトもいるのではなかろうか。
昔から住んでいる人に聞いたところ、このあたりは「準防火地域」だそうで、つまるところ住宅密集地域のため新築する建築物は一定の防火基準を満たす必要があり、そうすることで火災時の延焼を防ごうという事らしいです。
ええと、それだけ家が密集してるから火事には気をつけなきゃいけないって事です。
そんでもって、昔からこの季節の夜回りは普通にやってるそうで。へぇぇ。

牛が住んでいるあたりは、仙台の駅前から歩いて来れる程度に程よく離れた、古くからある町です。
牛自身は、もともと宮城県南部の岩沼市は竹駒神社のそばで幼少期を過ごし、その後は仙台市北部の団地で育ちました。
それが今では、お寺がやたらたくさんあったり、伊達政宗の時代に足軽や商人がいたらしき下町に暮らしています。
ご近所のおじさんの話によれば、すぐ前の道は東街道と呼ばれ、ここは宿場だったそうな。(こういう話聞くのが大好きだ♪)
確かに土地の利用形態は、通りの両脇に細い私道がたくさん延びていて、いわゆる「長屋」状の建物があった様子が伺えます。

整備された団地の町並みで育ったからこそ下町風情に惹かれるのか、とも思ってみたけど、よくよく考えれば、生まれは「ササニシキ」のふるさと古川で、育ちが門前町の岩沼。
…団地暮らしのほうが長いと言えばその通りだし、団地暮らしも嫌いではないが、とにかく魂がチョイスするものだから仕方ない。
(牛はこんなだが、父方の祖父は竹駒神社の宮司を勤めていたそうな。もし親父が後を継いでいたら、牛はきっと巫女だぜ巫女♪くーっ、やりたかった!)

ま、その土地柄にかかわらず、自治会の類がそういった夜回りをやっているのはそれほど珍しくはなさそうですが、とにかく、年の瀬の夜に響く拍子木の音になんともいえない情緒を感じたのでした。

ご近所の防火防犯といえば。

牛は、宮城県警の「犯罪発生マップ」をよくチェックします。
昨年の年末に、某エリアで女性を狙った路上強盗が頻発した事があり、その頃に見つけました。
路上強盗・ひったくりの類が発生した場所をマッピングしてあるんですが、さすがに仙台駅周辺は、今年1年分のマークがぎっしりです。
普段大きなニュースにはなかなかなりませんが、着実に発生してるんですねぇ。

幸い牛の近所では発生している様子はありませんが、中には警察に届けないケースもあるでしょう。
街灯はあるものの、夜になると人通りはほとんど無いし、決して手放しで安心できるわけではありません。
帰宅が深夜になるときはタクシーを使うし、普段から、方向が同じヒトと一緒に帰ったり、バイクで通勤するのも対策のひとつではあります。
そうそう巻き込まれることなんて少ない、とは思いますが、きっと襲われたヒトだってそう思って歩いてたに違いありません。

牛、携帯で話しながら歩いてたら大丈夫かも、と思ってたんですが、実はこれも危険なんだそうです。
周囲への注意力が無くなる分、後をつけられても気づきにくく狙われやすいらしいんですよ。
確かに話してる相手だって、すぐその場にかけつけられるわけじゃないですしね。
忘年会などで、帰りが遅くなる女性も多いことでしょうし、年末年始は特に注意したほうが良いのかもしれません。
皆様もどうぞご注意を。

あ、火の元にも気をつけましょうね。
牛んとこでは、気づかぬうちにどみっさんがファンヒーターのスイッチを入れたりするようですよ。
…いやホントに。「ぴっ。」と音がして、気づいたら温風に目を細めるどみっさんがいたのにはびっくるしますた。
出かけるときはネコロックならぬチャイルドロックが欠かせません。
(ネコロックってなんか筋肉少女帯っぽいなぁw)
そりゃ寒いのは分かるけどさぁ。。。

…どみっさんにも、拍子木持って夜回りしてもらいましょうか。
「火の用心 ネコ一匹火事の元」 にゃーにゃー。


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