シクラメンのかおり

四季の花や風景に興味を持って写真を撮っていきたいと思っています。

京の冬の旅 上賀茂神社 4 

2007-01-23 14:04:39 | 風景
境内を流れる「ならの小川」
境内北東を流れる御物忌川(おものいがわ)と御手洗川(みたらしかわ)
が合流した川。その名の由来は、川辺に奈良神社があるからとも、楢の
大樹があったからともいわれます。画像にマウスを近づけてください。
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       風そよぐならの小川の夕暮れは

           みそぎぞ夏のしるしなりけり

百人一首に詠まれているこのうたは、
楢の葉に風がそよげば このならの小川のあたり
夕暮れはもう秋を思わす 涼しさ けれどあそこでみそぎする姿を見れば
夏なのだ 六月(みなづき)なのだ 今はまだ

「風そよぐ」、風がそよそよ音をさせて吹く。下の「ならの小川」に
かかる。「ならの小川」、上賀茂神社の近くを流れる御手洗川。上賀茂本殿の
東に奈良社という社があって、その前を流れるのでこの名がある。「なら」に
楢をかけている。「みそぎぞ」は禊。身のけがれを浄めるために水をかぶること。
このうたは百人一首の第九十八番 従二位家隆の作とのこと。
忘れかけていた百人一首を又思い出させてくれました。





京の冬の旅 上賀茂神社 3

2007-01-23 12:12:15 | 風景

玉橋  重要文化財



1628年造替の木造の反り橋で、御物忌川に架かる。
神事の際に神職が渡る橋で、一般人は渡れません。



片岡橋  重要文化財

玉橋と同じ時期に造替の、唐破風屋根を持つ木橋。
南東側に、玉依比売命を祀る第一摂社、
片山御子神社が(片岡社)がある。



本殿 権殿  ともに国宝



本殿は右奥、左の権殿は、(本殿造替の時に御神体を
安置する場)は、檜皮葺の屋根を前面に長く葺いた三間社流造り



渉渓園



ならの小川(明日投稿)の東岸にある杉、楠、椎などの
古木が繁る庭。何か暗い森の中のよう。