お気に入り度:銀 今井正監督 1964年
こんなに優れた作品があることを今まで全く知りませんでした。
始まりから惹き込まれて、 、 、 ラストに涙。
事の始まりは、まことに些細なことでした。
判ったような顔をして威張りたい人はどこにでもいると
割り切って、気に留めなければ済んだことでした。
それがサラッと受け流せず、自分は正しいの一点張りの男。
周りが穏便に収めようとするも、返ってアダとなり事態は大事に。
小さなツマラナイ正論に拘っていた男ですが兄の説得を受け入れます。
兄の説得の言葉を、家名を守るための方便かと見ていたら
ラストで、 、 、
最後の果たし合いの萬屋錦之助の演技、凄かったです。
「助太刀無用、助太刀無用~!」 悲痛な叫びが怖いです。
こんな不条理の事態に陥らないために
些細なことはサラリと流そう! 小さなことは笑い飛ばそう!
と、つくづく思いましたヮ。