今日も半日コースで、旧市街地の観光に出かけました。
目的地は「青島山砲台跡公園」&「小魚山公園」です。
青大前からは直通のバスがないので、中山公園まで行って、219路に乗り換えます。
中国のバスには全てではありませんが、写真右のようなステッカーが貼ってあります。
黄色は、「危険物の持ち込みは禁止」ですが、青の「この車は消毒済み」に、夫はいつも疑問を抱きます。
「何時消毒したのだろうか!?」 「昨日?」「1週間前?」「1か月前かなぁ?」
私は、「良いじゃない、何時だって! 消毒してあるって言うんだから・・・。」
「動物園前」のバス停で降りて歩きます。
バス停のすぐ横に「中国国際葡萄酒街」と言うゲートがありました。
青島はビールでは有名ですが葡萄酒も美味しいのがあるのかなぁ?
残念ながら、私たちが向かうのは反対方向だったので、行けませんでしたが興味のある方はどうぞ行かれてみて下さい。
動物園には“パンダ”居る?そうなので、春、暖かくなってから訪ねてみようと思います。
【青島山砲台遺跡展示館】
登山口に「青島山砲台遺跡展示館」がありました。
入ってみると、青島の歴史が写真で説明してあり、ドイツ租借時代や日本占領時代の資料がたくさん展示してありました。
案内図を見ると、かなりの距離歩かなくてはならないようです。
先ず、無事に歩き通せることを神に祈ります!
頂上まではずっとこのような階段です。
ずっと雨が降っていないので、ご覧のように周りは枯葉の山です。
【山頂】
夫の腕を頼りにやっと頂上に辿り着きました。
左;青島テレビ塔 右;台東方面
山頂からの風景は今日もかなり霞んでいます。
【青島山砲台遺跡】
山頂を下って行くと、「青島山砲台遺跡」があります。
先ずは砲台跡を見学。 ここから360°、敵を見張っていたようです。
「これは、地下に何かあるわね!」 何て、無知なことを言う私です。
青島山砲台遺址の砲台は、青島に侵攻したドイツ軍が1899年に建設したもので、現在、ドイツ統治時代に造られた巨大な地下司令室跡も公開されています。
ドイツ軍の地下司令室入り口。
総面積2,000平方メートル、3階(一部5階)構造で、50もの部屋とそれらを結ぶ地下通路が迷路のように張り巡らされています。
執務室
娯楽室&工作室
医務室&浴場
通路はやっと人が一人通れるくらい狭く、階段は急です。
今でも右のような鉄の扉が残っていて、「今、これを閉められたらどうしよう!」と、不安になりました。
夫と一緒でしたので、全てまわって見ることが出来ましたが、一人では怖くて到底無理だったと思います。
我が夫はなぜか、逆から見て回るのが好きなようで、今回も・・・、ここが正門のようです。
門には、「勿忘国恥」 国の恥を忘れること勿れ と書かれてあります。
門前の立て看板には、中国語、日本語、韓国語で、「ようこそ、砲台遺跡へ」と、書かれてあります。
何だか変な気がしてきました。
観光名所としての公園に、堂々と、「国の恥を忘れる事勿れ」と刻み、どうして心から喜んで客を受け入れることが出来るのか・・・。
気持ちは理解できても、「これが中国なんだ!」と、少々さびしい気がします。