Bar FU-TEN

もじっとの瘋癲的なブログ
メニューなんぞ、ございません
記事もお酒も、その日の気分次第でございます

実に面白い

2010年04月26日 | 
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ(タンブラーを用意します)

最近、ミステリーにハマってます

★クルクル ザクッ ピン(タンブラーのふちにグレープフルーツ果汁をつけ、ふちを塩に沈め、余分な塩は弾きます)



今回は東野圭吾著、放課後です

★カランカラン(グラスに氷を入れます)

東野圭吾氏といえば、探偵ガリレオシリーズ名探偵の掟(天下一大五郎シリーズ)などが有名ですが、「放課後」は東野圭吾氏の初期の作品です。

★トクトク(ウォッカを45ml入れます)

舞台は男の夢である女子高、主人公は男の羨望の的である女子高の教師

女子高の数学教師をしている前島は、ある日校内を歩いていると上から植木鉢が落ちてきた
実は最近、自分が狙われていると思うハプニングがいくつも起こっている。

その中、生活指導の教師が青酸カリによって殺された…

捜査が迷走する中、さらに仮装行列で第二の殺人が

★トクトク(グレープフルーツジュースを60ml入れます)

犯人は誰か、動機は、殺害方法は…

★シュポントクトクシュワー(トニックウォーターを60ml入れます)

読み終わった後、他の読者のレビューをあれこれ読んでみましたが、話題になっているのは、主に2点でした。

まずは犯人の動機
やはり“そんな理由で殺人までやるか?”という感想が多かったように思えます。
ただ、作者も“こんな理由で…”と思ったのか、その人にとっては“殺人に値する”ということだったので、まぁ割り切らねばいかんのかな…
もし犯人が○○なら、動機として納得しやすかったのかもしれなかったけど。

そしてラスト
僕はこのラストは好きでした。
どう見ても伏線だと思われていたものが、適当に回収されようとして不満だったのですが、最後の最後で衝撃の結末!
ただすげぇこえーよ

★カラン(軽く混ぜます)

ストーリーは読みやすく、伏線も忘れないようにたまに顔を出すので(伏線であることがバレバレですが)コアな推理マニアでない限り、ありがたい書き方になっています。
それに密室のトリックもよかったなぁ~

オススメです

★お待たせしました、ソルトリックです。
トニックウォーター入りソルティドッグですね。
レシピではグレープフルーツジュースとトニックウォーターは各60mlずつでしたが、グラスの空き容量に応じて半々で加えればOKです!
グレープフルーツとトニックウォーターの組み合わせは、“スプモーニ”や“チャイナブルー”(チャイナブルーはトニックを入れないレシピもあり)などでも使われ、苦味の相乗効果がクセになります。
スノースタイルが少し面倒で普段は作らないのですが、ウォッカベースのカクテルで一番の気に入りです