Bar FU-TEN

もじっとの瘋癲的なブログ
メニューなんぞ、ございません
記事もお酒も、その日の気分次第でございます

レッドクリフ

2009年05月25日 | 雑記
おかえりなさい
こちらのお席にどうぞ

★コトッ(カクテルグラスを用意します)

地上波でPart1を見たことだし、もうすぐ公開終了とのことでレッドクリフ Part2を見に行きました

★コト コト コトッ(シェイカーを用意します)

Part1では赤壁の戦いの前までのあらすじがメイン。
やはり一番の見せ所は諸葛亮が披露した八卦の陣
Part2での戦争シーンに大いに期待を持たせるものでした

★トクトク(ウォッカを40ml入れます)

まぁツッコミ所はかなりありましたが、そこまで野暮な「もじっと」ではありません。

そしてついにPart2

★トクトク(カカオリキュールを15ml入れます)

戦闘シーンの壮大さは文句なし!
さすが中国映画と言うべきです
(ちょっと地上戦が激しすぎ?)

★ツー(レモンジュースを5ml入れます)

いくつか気になったのが…
諸葛亮と周瑜、仲いいなぁ

お互いの命を懸けた諸葛亮と周瑜の「10万本の矢」と「蔡瑁の謀殺」の智略対決はお見事!
でもそれ以外がぬるすぎる!

やはり、諸葛亮が祭壇を作り赤壁の戦いで最も重要な勝因である『東南の風』を吹かせる儀式、そして天変地異まで操る諸葛亮(もちろん諸葛亮はこの時期にたまに東南の風を吹くのは知っていた)を恐れ、周瑜が諸葛亮殺害のために祭壇に兵を派遣するも、諸葛亮が見事に逃げおおせるシーンがぜひほしかった!

一時期とはいえ、同盟を組んだ友好国の参謀を殺そうとする周瑜と、それを巧みにかわし、呉を利用する諸葛亮。
この殺伐感がいいんじゃないか

★カランカラン カポ カポッ(氷を入れ、ストレーナとトップをかぶせます)

加えて言うと…
曹操が悪役すぎる
遠征の目的が“小喬目当て”というのが色濃く出すぎている気がする。
そんな小者じゃ、魏の猛将・智将を従えることなどできないのに…

赤壁の戦いでは諸葛亮がクローズアップされがちですが、三国志では影の薄い呉に視点を置いたことは大いに評価!
蜀の劉備は、とにかく美化されてしまうのですが…ちょっと美化されすぎ。
魏の曹操はその反対にもっと美化されるべき!

★シャカシャカ(シェイクします)

できることなら(三国志演義の逸話ですが)関羽が命からがら逃亡する曹操を追い詰めるものの、関羽は曹操に借りがあり、見逃してしまうシーンがほしかった。
そうしたら、曹操の人間性もグッと上がったのだろうけど…

★カパッ トクトク(カクテルグラスに注ぎます)

ちなみに周瑜は三国志演義では諸葛亮の度重なる挑発により、怒り狂って死にます
(レッドクリフの作中では金城武演じる諸葛亮がいい人過ぎたので、落としておきます

★お待たせしました、カウントストロガノフです。
意味はストロガノフ伯爵と言う意味です。
ストロガノフはロシアの名家です。
さてさて、このカクテルはウォッカが多めに入っていますから、ガツンと強めの味わい。
でもカカオリキュールが甘い香りを、そしてレモンジュースが全体の味を引き締めています
チョコのように甘いだけでは物足りない、オトナの女性に向いていますよ