テレビがやらないニュース(旧エコドライブ日記)

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【燃費・新シリーズ】最近の車は燃費が良い?どこが?

2016-03-03 14:14:30 | エコドライブ日記
【続編アップしました】

【燃費・新シリーズ2】JC08モードは実燃費に近い?全部ウソだろ?
2016-03-06 08:19:14
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/9e3da075c74adee6473a48c153e59697

国会での民主党の質問を記事にすることに疲れを感じていた時にこんな↓記事を見つけたので、久しぶりに燃費の記事を書いてみようと思います。

【e燃費アワード2015-2016】実燃費日本一はスズキ アルト…24.3km/リットルで総合3連覇

イードが運営する燃費管理サービス「e燃費」は3月2日、1年間に集計した実用燃費データを集計し、ランキング形式にまとめた「e燃費アワード2015-2016」を発表。総合部門でスズキ『アルト』が24.3km/リットルで3連覇を達成した。

(略)

ガソリン車部門では、「デュアルジェットエンジン(DJE)」を搭載するスズキ『スイフト』が17.6km/リットルで1位を獲得。2位は三菱『ミラージュ』で17.4km/リットル、3位は16.8km/リットルのVW『up!』だった。

ハイブリッド車部門は、新型車部門で1位となったホンダの『グレイス』がトップ。ハイブリッド車部門で3年連続の1位だったトヨタ『アクア』は22.2km/リットルで2位転落。3位は21.8km/リットルを達成したホンダ『フィット』がランクインした。

軽自動車部門では、総合トップのスズキ『アルト』が1位。2位・3位はダイハツ『ミラ イース』、スズキ『ワゴンR』がランクインした。

(略)

JC08モード燃費に対する実用燃費の達成率を表彰する燃費達成率部門では、106.2%(12.0km/リットル)を記録したシトロエン『DS4』が2年連続トップ。2位には日産『ジューク』(94.6%・12.3km/リットル)、3位にはトヨタ『ランドクルーザープラド(ディーゼル)』(93.2%・11.0km/リットル)がランクインした。

http://carview.yahoo.co.jp/news/market/20160302-10240319-carview/

e燃費アワードのページ
http://e-nenpi.com/award/award20152016

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なんだかシレっと書いてあるんですが、ガソリン車部門の1位がスズキ『スイフト』の17.6km/リットル?

随分低レベルだな。

私は2010年に購入したFITで



2011年にこんな成績を残しています。



この年、15,246kmを走行して実燃費は17.37km/L
今回発表されたガソリン車部門のベスト10がこれ↓だから、



私がこの中に入っていたら3位ってことになりますね。
結構良い線行っているじゃないか。

しかし、この記事はそんなおめでたいものではありません。

現代の日本の自動車メーカーがいかにユーザーをごまかしているのかについて、私なりに問題を提起しようと思います。

まず、私は今、自分が乗っているFITの燃費に納得していません。

私のFITは二代目ですが、初代FITはもっと燃費が良かったし、
今回、1位に輝いたスイフトと比べても圧勝していたでしょう。

そのあたりのことはこちら↓の記事に書いてありますので、読んでください。

武田邦彦さんの解説を追加【VW問題2】排ガス性能をごまかすと、燃費はどうなるか
2015-09-30 08:43:21
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/2937b22ae5aac1543292ec1ecbe04e45

このブログで私は「昔の車の方が燃費は良かった」ということを主張し続けています。

いろいろ反論をいただくことも多かったのですが、昨年のVWによる排ガス規制逃れ事件は、
私の主張の一つの裏付けとなっていると考えています。

メーカーがどれだけ燃費は向上しているとアピールしようが、排ガス規制後の車の燃費は、排ガス規制前の車の燃費にかないっこないのが現実なのです。

しかし、それをメーカーがごまかした結果、カタログ燃費の達成率はこんな具合になってしまったようです。

 燃費達成率63%~75%

最も成績が良い人でもこの程度です。

カタログの燃費が実現できないのは昔からじゃないかと思う人もいるんでしょうが、
2009年、私はカタログ値が18.4km/Lの平成12年式アルトで18.9km/Lの実燃費を記録していますので、それは見当違いな思い込みでしかありません

今回発表された結果は、日本の自動車メーカーがユーザーを欺く程度は前にも増してひどいことになっていると言わざるを得ません。

日本のユーザーが「カタログ値は出せないもの」と思い込んでいることを良いことに、排ガス規制後の燃費性能をごまかし、燃費性能は年々向上していると大ウソの宣伝をしているのが今の日本メーカーの姿なのです。

これを知ってしまうと、排ガス規制に適合させると、燃費も走りも悪くなってしまい、ユーザーからクレームを受けたり、新車が売れなくなってしまうから、排ガス規制を逃れようとしたVWの方がユーザー思いの会社なのではないかと思えてきてしまいます。

私は、最近の車のカタログ燃費が良いのは、駆動系の改良により、車が惰性で走行する距離を伸ばし、燃費性能に含めるようにしているからだと考えているのですが、今回これに関連する面白い集計結果も発表されていたので、こちらも紹介しておきますね。

現在日本で使われているJC08モードでの燃費達成率ランキングがこれです。





見事に外車と四駆ばっかりですね。
要するに外車と四駆は惰性で走る性能が弱く、JC08モードでカタログ値が伸びないってことなんでしょうね。

まぁ、日本のメーカーはJC08モードで成績を伸ばそうとしているわけですから、当然と言えば当然ですが、JC08モードは惰性走行の距離をぶっこみ易い、日本メーカーに都合の良い基準なのではないか?という仮説も浮かんできます。

だとすると、排ガス規制への適合により、燃費性能が低下してしまうことへの対策として燃費基準が10・15モードからJC08モードへ変更されたのかもしれない

という考えも浮かんできてしまいますね。

だとすると、燃費基準には国交省が絡んでいますから、自動車メーカーだけではなく、国ぐるみでユーザーをごまかしていたってことになりませんか?

最近、このような↓報道があり、「ドイツは国ぐるみで不正をやっていた」という非難の声が上がりましたが、日本の燃費性能のごまかしも、国ぐるみってことなんじゃないの?

〔メルセデス・ベンツにも排ガス不正疑惑、米国で集団訴訟〕
2016年02月19日 12:35

ドイツ自動車大手ダイムラー(Daimler)傘下のメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)が米国内で販売していたディーゼル車に、基準値を超える窒素酸化物(NOx)を排出しても隠蔽できる装置を搭載して規制当局を欺いていたとして、米国内のユーザーらが18日、同社を相手取った集団訴訟をニュージャージー(New Jersey)州の連邦裁判所に起こした。

http://www.afpbb.com/articles/-/3077544

燃費に関する疑問を追い続けているうちに残念な結果にたどり着いてしまったって感じがしますねぇ。

ちょっと長くなってしまいましたので、この記事はこの辺で止めておきます。
次は、10・15モードからJC08モードへの変更はどのように行われたのかについて調べて書いてみることにしますね。お楽しみに。

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〔シリーズVW問題〕

【VW問題1】VWの不正はガソリン車にも及ぶかも 2015-09-27 18:39:54
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/e2727583dc4d5b652bc2f2b2707e077a

【VW問題2】排ガス性能をごまかすと、燃費はどうなるか 2015-09-29 22:31:04
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/2937b22ae5aac1543292ec1ecbe04e45

【VW問題3】日本のメーカーは素晴らしい?2015-10-01 22:46:49
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/c0673ad322c7dbec8cfd6303a99b9efc

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