昨年末、シャープが主催した太陽光発電設備の説明会に行ってきました。
買い取り価格が、予想通り(40円かな?)になったら儲かるらしいですよ。
いざ、制度が本決まりになったら順番待ちになるから早くした方が良いって言ってました。
説明では「我が社は発電事業に乗り出している」なんて言っていましたが、結局買い取り
制度がなければ発電事業には踏み込まないわけで、太陽光発電がエコだなんてウソもいいとこ
でしょう。
「石油を使わずに発電できるんだからいいだろう」と言う人もいるのでしょうが、
値段が高くて買い取り価格を高く設定しないと元が取れないんですから、製造時にはそれなりの
CO2を出しているでしょう。
また、欧州のどこだかでは(多分英国)、製品毎にCO2排出量が表示されているらしいですが、
おかしな話です。
まるで自分が金を払った時点でCO2の排出が終わるかのようですが、金が消えてなくなる
ことはなく、受け取る人がいて、その人はそのお金を使ってこれからCO2を出すことに
なるのです。
穏やかな水面に波を起こすようなもので、CO2排出量を抑えることなんて出来るはずが
ありません。結局、CO2を出したくなければお金を使わないようにするしかないでしょう。
それでもやりたい人には「どうぞご自由に」と言うしかないですが、太陽光で発電した
電気の買い取り費用は電気代に上乗せされるんですから迷惑な話でしかありません。
さて、今日はペットボトルの話を書きます。
もう、1ヶ月も前のニュースですが、「回収ペットボトルの海外売却」という話題が
報道されていました。
環境問題で武田邦彦さんが注目されたころに話題になった問題です。
下の動画でも既に問題として取り上げられています。
「環境問題のウソ」vs「環境問題のウソのウソ」
上の動画が出たころ、テレビでは、中国に行ったペットボトルは繊維になり、ぬいぐるみの
中身や衣料品にリサイクルされているなんて説明していましたが、とても信じられるような
話ではありません。中国がそんな面倒なことをすると思いますか?
「ごみ」として輸出するとバーゼル条約違反になってしまいますから、当然「資源」として
輸出しているのでしょうが、「資源」=「原材料」ではありません。
「資源」ですから「燃料」として使うことも出来るわけで、当然「固形燃料」として使って
いると考えるのが妥当でしょうねぇ。
「環境を守りたい」という日本人の良心はしばしば裏切られているようです。
武田邦彦さんといえば 2011-04-07 07:36:12
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/3cb3cf8ea6c7ab53eeb9e44dfd344719
〔「回収ペットボトル」 海外売却の自治体名を公表へ 環境省〕 2011.12.4 01:00
国内でリサイクルすべき使用済みペットボトルが、回収先の自治体から海外へと売却されるケースが後を絶たないため、環境省が、来年度から海外売却をしている自治体名を公表する方針を固めたことが3日、分かった。貴重な再生資源の消失となるほか、国内のリサイクル業者の経営悪化を防ぐためだ。ただ、海外の方が高値で購入してくれるなど、自治体にとっては国の方針に素直に応じにくい事情もあるようだ。
容器包装リサイクル法によると、家庭から出たペットボトルは市町村が回収し、飲料・食品メーカーなどで構成する国の指定法人「日本容器包装リサイクル協会」に引き渡すことになっている。同法は企業に廃棄物の削減義務を課し、再資源化を促す目的で制定された。協会が市町村と業者の仲立ちをし、業者に入札を通じてペットボトルを売却、業者が再商品化する仕組みだ。
ところが近年、原油高を背景に再生資源としてのペットボトルの価値が上昇すると、回収品を海外に売却する自治体が増加。環境省によると、指定法人に引き渡さない「独自ルート」を利用する自治体は平成22年度で約670にもなる。
PETボトルリサイクル推進協議会によると、独自ルートに流れる量は14年度は3万トンだったものが22年度は9・2万トンへと3倍に増加。20年以降は減少傾向にあったが、23年度は再び増加に転じる見通しだ。協議会では、そのうち約4割が海外に流れているとみている。
関係者によると、海外に向けた使用済みペットボトルの9割以上が中国へ流出。中国は日本の取引価格の約3倍で購入するため、中国向けの輸出は5年前の4倍になったという。
日本製は品質が良いため、高値で購入しても、リサイクルした商品を売れば元が取れるようだ。
海外に売却している、ある自治体の担当者は「指定法人ルートよりも高く販売できるから」と返答。また別の自治体では「量が多いときに迅速に引き取ってもらえるなど柔軟に対応してもらえる」と、独自ルートに流す理由を話す。
環境省は20年度から毎年、「(ペットボトルの独自処理は)基本方針に違反しており、リサイクル法の趣旨にも反している」という趣旨の通知を自治体に出している。だが通知には強制力はなく、この4年間で独自ルートに流す自治体の数は変わっていない。
危機感を強める環境省では「国内のリサイクル制度を堅持し、業者を保護するためには、方針を守らない自治体名の公表も辞さない」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111204/trd11120401000001-n1.htm
当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ(リンク集)
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db
買い取り価格が、予想通り(40円かな?)になったら儲かるらしいですよ。
いざ、制度が本決まりになったら順番待ちになるから早くした方が良いって言ってました。
説明では「我が社は発電事業に乗り出している」なんて言っていましたが、結局買い取り
制度がなければ発電事業には踏み込まないわけで、太陽光発電がエコだなんてウソもいいとこ
でしょう。
「石油を使わずに発電できるんだからいいだろう」と言う人もいるのでしょうが、
値段が高くて買い取り価格を高く設定しないと元が取れないんですから、製造時にはそれなりの
CO2を出しているでしょう。
また、欧州のどこだかでは(多分英国)、製品毎にCO2排出量が表示されているらしいですが、
おかしな話です。
まるで自分が金を払った時点でCO2の排出が終わるかのようですが、金が消えてなくなる
ことはなく、受け取る人がいて、その人はそのお金を使ってこれからCO2を出すことに
なるのです。
穏やかな水面に波を起こすようなもので、CO2排出量を抑えることなんて出来るはずが
ありません。結局、CO2を出したくなければお金を使わないようにするしかないでしょう。
それでもやりたい人には「どうぞご自由に」と言うしかないですが、太陽光で発電した
電気の買い取り費用は電気代に上乗せされるんですから迷惑な話でしかありません。
さて、今日はペットボトルの話を書きます。
もう、1ヶ月も前のニュースですが、「回収ペットボトルの海外売却」という話題が
報道されていました。
環境問題で武田邦彦さんが注目されたころに話題になった問題です。
下の動画でも既に問題として取り上げられています。
「環境問題のウソ」vs「環境問題のウソのウソ」
上の動画が出たころ、テレビでは、中国に行ったペットボトルは繊維になり、ぬいぐるみの
中身や衣料品にリサイクルされているなんて説明していましたが、とても信じられるような
話ではありません。中国がそんな面倒なことをすると思いますか?
「ごみ」として輸出するとバーゼル条約違反になってしまいますから、当然「資源」として
輸出しているのでしょうが、「資源」=「原材料」ではありません。
「資源」ですから「燃料」として使うことも出来るわけで、当然「固形燃料」として使って
いると考えるのが妥当でしょうねぇ。
「環境を守りたい」という日本人の良心はしばしば裏切られているようです。
武田邦彦さんといえば 2011-04-07 07:36:12
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/3cb3cf8ea6c7ab53eeb9e44dfd344719
〔「回収ペットボトル」 海外売却の自治体名を公表へ 環境省〕 2011.12.4 01:00
国内でリサイクルすべき使用済みペットボトルが、回収先の自治体から海外へと売却されるケースが後を絶たないため、環境省が、来年度から海外売却をしている自治体名を公表する方針を固めたことが3日、分かった。貴重な再生資源の消失となるほか、国内のリサイクル業者の経営悪化を防ぐためだ。ただ、海外の方が高値で購入してくれるなど、自治体にとっては国の方針に素直に応じにくい事情もあるようだ。
容器包装リサイクル法によると、家庭から出たペットボトルは市町村が回収し、飲料・食品メーカーなどで構成する国の指定法人「日本容器包装リサイクル協会」に引き渡すことになっている。同法は企業に廃棄物の削減義務を課し、再資源化を促す目的で制定された。協会が市町村と業者の仲立ちをし、業者に入札を通じてペットボトルを売却、業者が再商品化する仕組みだ。
ところが近年、原油高を背景に再生資源としてのペットボトルの価値が上昇すると、回収品を海外に売却する自治体が増加。環境省によると、指定法人に引き渡さない「独自ルート」を利用する自治体は平成22年度で約670にもなる。
PETボトルリサイクル推進協議会によると、独自ルートに流れる量は14年度は3万トンだったものが22年度は9・2万トンへと3倍に増加。20年以降は減少傾向にあったが、23年度は再び増加に転じる見通しだ。協議会では、そのうち約4割が海外に流れているとみている。
関係者によると、海外に向けた使用済みペットボトルの9割以上が中国へ流出。中国は日本の取引価格の約3倍で購入するため、中国向けの輸出は5年前の4倍になったという。
日本製は品質が良いため、高値で購入しても、リサイクルした商品を売れば元が取れるようだ。
海外に売却している、ある自治体の担当者は「指定法人ルートよりも高く販売できるから」と返答。また別の自治体では「量が多いときに迅速に引き取ってもらえるなど柔軟に対応してもらえる」と、独自ルートに流す理由を話す。
環境省は20年度から毎年、「(ペットボトルの独自処理は)基本方針に違反しており、リサイクル法の趣旨にも反している」という趣旨の通知を自治体に出している。だが通知には強制力はなく、この4年間で独自ルートに流す自治体の数は変わっていない。
危機感を強める環境省では「国内のリサイクル制度を堅持し、業者を保護するためには、方針を守らない自治体名の公表も辞さない」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111204/trd11120401000001-n1.htm
当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ(リンク集)
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db