3つ前の記事で「テレビが『暫定』基準値という言葉を使わなくなった」と書きました。
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/57aa2340d41f785e6060e64daa445b50
23日の報道ステーションの中では、次のようなことを伝えていました。
食物への放射性物質の影響について。
東京大学 諸葛宗男 特任教授
国際機関で定められた一般の人の被曝限度量は1ミリシーベルト(年間)
しかし100ミリシーベルト未満では健康被害は確認されていない。
「諸葛教授がほうれん草について解説」
『100ミリシーベルトをベクレルに換算すると約450万ベクレルになる。
ほうれん草1キロあたり5万4000ベクレルだからこのほうれん草を食べて
規制値に達するには約90キロ食べなくてはならない。』
内閣府の食品安全委員会は暫定基準値について検討し、1週間後をめどに
新たに基準を取りまとめるとしている。
ということは、暫定が正式になったという可能性もあるのかなと思っていたら、
こんなニュースを目にしました。
【“暫定基準 説明が不十分”】3月28日 18時25分
福島県産などの一部の野菜から国の暫定基準を超える放射性物質が検出された問題で、政府は、これまでこの暫定基準は一生食べ続けた場合の数値と説明してきましたが、実際には放射性物質が次第に減少することを前提とした一時的なものであることが分かりました。
暫定基準の基になる指標を作った原子力安全委員会事務局は、「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。
福島第一原子力発電所の事故で、厚生労働省は、今月17日、原子力安全委員会の指標に基づいて食品に含まれる放射性物質の暫定基準を設定し、基準を超える食品については食用にしないよう求めています。これを受けて、政府は「一生食べ続けるのでなければ健康に影響が生じない低い値」と説明し、この基準が一生食べ続けた場合の数値を示しているとしてきました。しかし、この暫定基準の基となった指標を作成した原子力安全委員会ワーキンググループの元委員、須賀新一さんは、あくまで放射性物質が一度だけ放出されて、次第に減少していくことを前提とした一時的な指標であることを明らかにしました。
特に人体への影響が大きいとされる放射性ヨウ素については、基準の上限の値で長期間取り続けると想定している被ばく量を超えるおそれがあると指摘しています。
今回、検出された放射性物質の値では、食品などを通じて健康に影響が生じるおそれはほとんどないということですが、政府は正確な情報を改めて説明することが求められます。原子力安全委員会事務局の都筑秀明課長は「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110328/k10014951701000.html
どうも暫定基準値の前提が間違っていたみたいですね。
こんな適当な基準を基に、ほうれん草を食べ続けても大丈夫だとか、
水道水を飲んでも大丈夫だとか言っていた専門家、テレビ局はちゃんと報道するのでしょうか。
そもそも、テレビに登場する専門家は自分で検証ぐらいできるから「専門家」を
名乗っているんじゃないですか?
今さら安全委員会が間違っていたから自分も間違えたって言うのは通用しませんよ。
100ミリシーベルトまで大丈夫と言っていた専門家はどう言い逃れするでしょうか。
まさか100ミリまでは大丈夫といい続けるんじゃないだろうな。
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/57aa2340d41f785e6060e64daa445b50
23日の報道ステーションの中では、次のようなことを伝えていました。
食物への放射性物質の影響について。
東京大学 諸葛宗男 特任教授
国際機関で定められた一般の人の被曝限度量は1ミリシーベルト(年間)
しかし100ミリシーベルト未満では健康被害は確認されていない。
「諸葛教授がほうれん草について解説」
『100ミリシーベルトをベクレルに換算すると約450万ベクレルになる。
ほうれん草1キロあたり5万4000ベクレルだからこのほうれん草を食べて
規制値に達するには約90キロ食べなくてはならない。』
内閣府の食品安全委員会は暫定基準値について検討し、1週間後をめどに
新たに基準を取りまとめるとしている。
ということは、暫定が正式になったという可能性もあるのかなと思っていたら、
こんなニュースを目にしました。
【“暫定基準 説明が不十分”】3月28日 18時25分
福島県産などの一部の野菜から国の暫定基準を超える放射性物質が検出された問題で、政府は、これまでこの暫定基準は一生食べ続けた場合の数値と説明してきましたが、実際には放射性物質が次第に減少することを前提とした一時的なものであることが分かりました。
暫定基準の基になる指標を作った原子力安全委員会事務局は、「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。
福島第一原子力発電所の事故で、厚生労働省は、今月17日、原子力安全委員会の指標に基づいて食品に含まれる放射性物質の暫定基準を設定し、基準を超える食品については食用にしないよう求めています。これを受けて、政府は「一生食べ続けるのでなければ健康に影響が生じない低い値」と説明し、この基準が一生食べ続けた場合の数値を示しているとしてきました。しかし、この暫定基準の基となった指標を作成した原子力安全委員会ワーキンググループの元委員、須賀新一さんは、あくまで放射性物質が一度だけ放出されて、次第に減少していくことを前提とした一時的な指標であることを明らかにしました。
特に人体への影響が大きいとされる放射性ヨウ素については、基準の上限の値で長期間取り続けると想定している被ばく量を超えるおそれがあると指摘しています。
今回、検出された放射性物質の値では、食品などを通じて健康に影響が生じるおそれはほとんどないということですが、政府は正確な情報を改めて説明することが求められます。原子力安全委員会事務局の都筑秀明課長は「健康への問題はないと考えているが、前提条件についての説明が不十分だった」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110328/k10014951701000.html
どうも暫定基準値の前提が間違っていたみたいですね。
こんな適当な基準を基に、ほうれん草を食べ続けても大丈夫だとか、
水道水を飲んでも大丈夫だとか言っていた専門家、テレビ局はちゃんと報道するのでしょうか。
そもそも、テレビに登場する専門家は自分で検証ぐらいできるから「専門家」を
名乗っているんじゃないですか?
今さら安全委員会が間違っていたから自分も間違えたって言うのは通用しませんよ。
100ミリシーベルトまで大丈夫と言っていた専門家はどう言い逃れするでしょうか。
まさか100ミリまでは大丈夫といい続けるんじゃないだろうな。