MoiMoi。のココデハナイ ドコカ。               

「この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています」by ダイアン・アーバス。   

ウツクチイ日本は何処へ行く。

2007-04-19 | MUSIC・MOVIE・BOOK・ART
『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか 』 北尾 トロ著(文芸春秋)が出たと思ったら、今度は 『裁判官の爆笑お言葉集 』長嶺超輝(幻冬舎)って本が、渋谷と八重洲口の本屋で今週のトップ賞。
どっちもまだ読んで無いけど、周防さんの映画の影響でしょーか。

と言っても北尾トロさんは、以前に『気分はもう裁判長』(理論社)って本 出しているけどね。それに家にも来てくれた事だしって御贔屓にしております、勝手に。
もーひとりの長嶺って人は、全然知らない人。この本が初めてなのかな?。(間違っていたらゴメンナサイ)
沢木耕太郎さんも2册出したみたいだし、気になる本がたくさんあるざんす。

そんでもって最近読んだ中で一番なのは北野武さんの「全思考北野武」(幻冬舎)。
むかしむかし、お笑いブームでツービートやシンスケさんが出て来た時代。
ビートタケシとシンスケが世の中悪くするってバカな事言ってた、知りあいの編集者がいたなー。

武さんって理工系なのね。(明大理工学部中退)
この本では、五つの問題を、ひとつずつバッサリ切っては頭かきながら「まいったな」って去って行く。
ハードな話で始まり、少しずつソフトな話題に移行する。

バイク事故の話は、ホント怖い。
インターネットの自分のファンサイトに北野武とわざわざ署名して書き込みした話や
ヨーロッパ人はタケシさんの事を、どーゆー風に勘違いしているかって話。
映画で使ってる拳銃の発車音はすべて本物で、ころがる薬莢(やっきょう)の音も本物なんだそうで、世界中にある、ほとんどの銃やマシンガンの発射音をコレクションしてあるそうです。

作法なんて言葉も、そのうちなくなってしまうと北野武さんは嘆いてる。
ホントどーなるんでしょーか、このウツクチイ日本。(永六輔さんが、何時もラジオで、安倍さんは美しいではなくウツクチイって発音しているとバカにしております)

とにかくこの本、今年一番面白かった(怖かった)[まだ4月だけどね。これじゃ、まるで映画の宣伝だーな]




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