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隣は何を聴く人ぞ・・・。ベートーヴェンの7番。

2019-06-24 08:09:52 | 音楽夜話(クラシック)
隣は何を聴く人ぞ・・・。ベートーヴェンの7番。

ベートーヴェンの交響曲のなかで、右肩上がりに
曲調が上がっていくのも珍しい曲。
2楽章の短調の旋律を引き立たせるように
他の楽章は疾走する。

春風亭小朝師匠がお気に入りの1枚として挙げていたのが、
クライバー/ウィーン・フィルの5番7番のカップリングでの
アルバム。
クライバー自体がレパートリーを限定しており、
公演やレコーディングが少ない指揮者だっただけに、貴重な
記録になっている。リハーサルを入念に行い、妥協をしない
事でも有名だったとか。

そのような中から生まれたものは、ある意味個性的で
ひとを魅了するものだったりする。確かに作品の出来からすれば
名曲だしそれに息吹を吹き込む演奏家の妥当性が問われるけれど、
クライバーはそれに向かってなおかつあまりあるものがあり、
伝わる演奏をしている。

この様な演奏はある意味中毒性があり繰り返す。
そのような演奏家がお気に入りになることも多いの
ではないか。個人的な趣味だから、どのように聴かれても
いいのだし、好みは千差万別。

この1枚を持ってたし、幾度となく聴いた。熱のある7番は
何かと「それでいいんだ」というようなことを、静かに教えて
くれたような、個人的名盤だった。

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92 / カルロス・クライバー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
https://www.youtube.com/watch?v=oOTovvnP8ig


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