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ヴェロニーク・ジャンス(ソプラノ)ダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管弦楽団ベートーヴェン・ベルリオーズ・プロ

2025-03-26 06:35:52 | 音楽夜話(クラシック)
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03:30-06:03 19.30-22.03 Espace2




ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番 ハ長調 op.72b
ベートーヴェン:シェーナとアリア「ああ!不実な人」 op.65
ベルリオーズ:叙情的情景「クレオパトラの死」 H.36「これまでだわ」
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67


ヴェロニーク・ジャンス(ソプラノ)ダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管弦楽団
2000年8月18日 モントルー、ストラヴィンスキー音楽堂


中に声楽の入ったプログラムを選択するのはめずらしいか。
ベートーヴェンと、ベルリオーズの声楽曲を合わせたのは、
何らかの意図があると思われる。ベルリオーズの曲は、
クレオパトラの死は、アクティウムの海戦での敗戦をうけて、
毒ヘビに身体を嚙(か)ませて自殺するエピソードを描いている。
死の直前の場面は、もしかしたら、5番の2楽章の緩徐楽章を
イメージさせるかもしれない。そんないきさつから曲の選択をしている
かもしれない。ベルリオーズは普段聴かない作曲家の一人ではあるけれど、
ガンバって聴いた甲斐はあった。


後半の5番は、ハーディングが、マーラー室内管を存分にドライブして
演奏している。こんなカロリーの高い演奏も久々、若い団体だから、
指揮者の無茶振り?にも平気でついていくようなところはあるものの、
まとまって塊のようなアレグロ・コンブリオは最近聴く古楽風に
パワーを入れ込んだような演奏で覇気がありすぎてかえってよかった。


ヴェロニーク・ジャンス(ソプラノ)ダニエル・ハーディング指揮マーラー室内管弦楽団
2000年8月18日 モントルー、ストラヴィンスキー音楽堂




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